2025-05-19 コメント投稿する ▼
自民党西田議員「ひめゆりの塔」発言に沖縄県連が抗議、党本部で謝罪も波紋拡大
西田議員の「ひめゆりの塔」発言、沖縄県連が党本部に抗議
自民党の西田昌司参院議員が「ひめゆりの塔」の説明書きに関して「歴史の書き換え」と発言したことを受け、沖縄県連は党本部を訪れ、直接抗議の意を表明した。党本部で面会した森山裕幹事長は「大変ご迷惑をおかけし、申し訳ありません」と謝罪の意を示した。
沖縄県連の島袋大会長は、西田議員の発言に対し「いかがなものか」と疑問を呈し、参院選に向けた意見交換を行う中で、改めて党本部に抗議の意思を伝えたことを明らかにした。
県議会も抗議決議を可決
沖縄県議会も西田議員の発言を問題視し、16日に抗議決議を可決。決議では、西田議員に対し発言の撤回と謝罪を求め、自民党には議員の処分や党としての沖縄戦への認識を明確にするよう要請している。
島袋大会長は、抗議決議が可決された県議会の意思を踏まえ、参院選を前に党本部と直接意見交換を行う場を設けたと説明。「県連を預かる責任者として、状況を正しく伝えるべきだと思った」と述べた。
党本部は慎重な対応を示唆
森山幹事長は、定例会見で西田議員の発言に関する詳細なコメントは避けつつ、「県議会からの要請があれば、沖縄県連と相談し調整したい」と述べ、対応には慎重な姿勢を示した。
自民党内でも、西田議員の発言に対する懸念の声が上がっており、党本部としても今後の対応を模索している状況だ。
SNSで広がる批判の声
西田議員の発言はSNS上でも大きな反響を呼んでいる。多くのユーザーが沖縄の歴史とその記憶を軽んじるような発言に対し強い批判を寄せた。
「ひめゆりの塔は戦争の悲惨さを伝える場所。軽率な発言は許されない。」
「事実確認もせずに発言するのは無責任。」
「沖縄県民の思いを理解してほしい。」
「政治家こそ歴史を学ぶべきだ。」
「西田議員は謝罪して責任を取るべき。」
今後の対応に注目集まる
自民党は、県連や県議会の声を受け、どのように対応するかが問われている。党内からも西田議員の発言に対する批判の声が上がっているだけに、森山幹事長が今後どのような措置を取るのかが注目される。