2025-06-03 コメント投稿する ▼
プロレスラーから参院選挑戦へ 広田紗久良氏が愛知選挙区で維新から出馬表明
プロレスから政界へ 異色候補・広田紗久良氏が出馬表明
日本維新の会は、今夏の参議院選挙・愛知選挙区(改選数4)に現役女子プロレスラー・広田紗久良氏(47)を擁立する方針を発表した。広田氏は愛知県尾張旭市に暮らし、8歳の双子を育てるシングルマザーでもある。リングネーム「広田さくら」として知られ、30年にわたりプロレスの世界で活躍してきた人物だ。本人は会見で「これまでに培った我慢強さや立ち向かう力を、今度は政治に役立てたい」と語った。
異色の経歴、政策は生活に密着
広田氏はプロレスデビューから約30年、ユーモアや個性を前面に出したスタイルで人気を集めてきた。演劇活動や紙芝居の口演など、多方面で表現力を培ってきたことも、彼女の魅力のひとつとされる。
今回の立候補に際して掲げる政策は、社会保障費の軽減や、生活必需品の税負担軽減といった、日々の暮らしに直結するテーマが中心だ。中でも「食品への消費税は無くすべき」という主張は、物価高が続く中で生活者の支持を集める可能性がある。
支持と戸惑いが交錯するSNSの声
異例とも言える「プロレスラー候補」の登場に、SNS上では驚きと期待が入り混じった反応が見られる。
「広田さくらが国政に?でも、この人、本当に真面目に生きてるから応援したい」
「リングではふざけてるけど、実は社会問題に敏感だったんだね」
「双子の子育てしてて、リングにも上がって、今度は政治?体力おばけだ…」
「社会保険料の引き下げ、庶民の声を代弁してくれるのはありがたい」
「こういう異色の人がいないと、政治の世界も変わらないでしょ」
一方で「政界はそんなに甘くない」「政策論争できるのか?」という懐疑的な声も少なくない。だが、それもまた新しいタイプの候補者に注がれる関心の裏返しとも言えるだろう。
愛知選挙区は激戦必至 維新の戦略は?
現在、愛知選挙区では10人程度が立候補を予定しており、有力政党による競り合いが見込まれている。都市部の有権者の間では、「しがらみのない候補」や「生活者目線の政策」を重視する傾向が強まっており、広田氏のような非典型な候補に対しても一定の期待が集まっている。
維新側は、既存の政党候補者との差別化を図る上で、広田氏のキャリアや発信力を最大限に生かす構えだ。実績や知名度だけでなく、等身大の生活者としての視点が票を動かす鍵となるかもしれない。