2026-08-20 コメント投稿する ▼
公約竹中工務店元所長・河井辰巳容疑者 万博複数工事で水増しか 下請け選定を悪用
2025年大阪・関西万博の会場工事をめぐる背任事件で、竹中工務店の元大阪本店総括作業所長・河井辰巳容疑者(61)が2026年8月19日に大阪府警に逮捕されました。万博のシンボルとなった「大屋根リング」の関連工事で約1369万円を水増し請求させ、自宅やカフェの改修費に充当したとみられています。さらに20日、捜査関係者への取材で、別の万博関連工事でも同様の水増し請求をしていた疑いが新たに浮上しました。大阪府警は、容疑者が大手ゼネコンの現場責任者として下請け選定に強い影響力を持ち、複数の工事で不正を繰り返していた可能性があるとみています。竹中工務店は「心よりお詫び申し上げます」とコメントし、大阪本店は同日家宅捜索を受けました。
万博「大屋根リング」工事の現場トップが逮捕 本社も家宅捜索
大阪府警捜査2課は2026年8月19日、背任容疑で河井辰巳容疑者(61)を逮捕しました。容疑者は2025年の大阪・関西万博において、竹中工務店を中心とする共同企業体(JV)の現場責任者として、大屋根リング西側700メートルの工事などを担当していました。
府警は同日、竹中工務店の大阪本店が入るビルを家宅捜索し、不透明な資金の流れを調べています。容疑者の認否は明らかにされていません。
万博の開幕前、容疑者は作業員のための福利厚生環境の整備にも熱心に取り組む現場責任者として表に立つこともありました。その姿と今回の容疑の落差は大きく、関係者に衝撃を与えています。
自宅・カフェ改修費を万博工事代金に上乗せか 水増し総額1369万円
捜査関係者によると、容疑者は総括作業所長として在職中、下請けの建築会社(奈良県)代表と共謀しました。万博会場にあった作業員用仮設事務所の内装工事費を、本来約1410万円のところを計約1369万円水増しして請求させ、竹中工務店に損害を与えた疑いが持たれています。
水増しされた代金は、容疑者の自宅リフォームや家族が経営するカフェなどの改修費に充当されたとみられています。建築会社の代表は容疑者と約20年来の付き合いがあり、容疑者宅やカフェの改修業者の手配を担ったといいます。
改修工事は2023年から行われており、改修費の総額は6000万円以上に上るとみられています。府警はこの改修費分を万博工事費に上乗せして水増し請求していたとみて捜査しています。
「万博工事でこんな不正が行われていたとは。作業員のためと言いながら自分の家の改修費に充てていたとすれば許せない」
「大手ゼネコンの現場トップがこれをやっていたなら、下請け業者は断れない。構造的な問題としてもっと深く調べるべきでは」
「万博はもとから費用が膨らんでいると批判されていた。こういう不正が積み重なっていたとすれば悪質だ」
「改修費が6000万円以上というのも驚きです。水増し請求だけでなく、他のルートも疑われるべきでは」
「1件だけでなく複数の工事で同じことをやっていた疑いがあるなら、組織的な調査が絶対に必要だ」
別の万博工事でも水増しの疑い 下請け選定への影響力を利用か
2026年8月20日、捜査関係者への取材で、容疑者が別の万博関連工事でも同様の水増し請求をしていた疑いがあることが新たに判明しました。
大阪府警は、容疑者が大手ゼネコンの現場責任者という立場を利用し、複数の工事で下請け業者の選定に影響力を行使していたとみています。下請けを選定する側の担当者が特定業者に便宜を図り、その見返りとして工事代金を水増し請求させるという構造は、長年にわたる信頼関係を利用したものとみられており、悪質性が高いと判断されています。
現在、府警は事件の全容解明を進めており、資金の流れや他に共謀した人物がいないかについても調べています。
巨大プロジェクトでの内部不正 発注権限のチェック体制が問われる
2025年の大阪・関西万博は、準備段階から総工費の増大や工事の遅れで批判を受け続けてきました。そのシンボルである大屋根リングの工事を担う大手ゼネコンの現場責任者が、公費が投じられた巨大プロジェクトで繰り返し不正を行っていたとすれば、公共事業全般への信頼を大きく損なうものです。
万博という国家的プロジェクトに関連する工事においても、現場責任者が持つ下請け選定への裁量権に対する内部チェック体制が十分に機能していなかった可能性があります。下請け業者の選定や工事代金の決定について、複数の目による確認と事後の監査を徹底する仕組みが不可欠であり、業界全体での透明性強化が改めて求められます。
竹中工務店は今後、事実関係の調査結果をどう社会に説明するかが問われます。万博という国民的イベントの会場工事で起きた不正の全容を、速やかに明らかにする責任があります。
まとめ
・大阪府警は2026年8月19日、竹中工務店の元大阪本店総括作業所長・河井辰巳容疑者(61)を背任容疑で逮捕し、大阪本店を家宅捜索しました。
・容疑者は万博「大屋根リング」関連工事で奈良県の下請け業者と共謀し、約1369万円を水増し請求させ、自宅・カフェ改修費に充当したとみられています。
・改修費の総額は6000万円超と見られ、改修は2023年から実施されていました。
・2026年8月20日、別の万博関連工事でも水増しの疑いが浮上し、大阪府警は複数工事にわたる不正があったとみています。
・容疑者が下請け選定の影響力を利用した可能性があり、大手ゼネコンの内部チェック体制の在り方が問われています。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は17点の得点で、公約偏差値39.7、達成率は10%と評価されています。