2026-09-17 コメント投稿する ▼
第2次高市改造内閣が発足 維新から初閣僚 裏金不記載議員入閣に批判も
高市早苗首相(自由民主党総裁)は2026年9月17日、内閣改造を行い、第2次高市改造内閣を発足させました。18閣僚のうち初入閣7人・再入閣3人で、日本維新の会から史上初の閣僚となった中司宏氏(70)が規制改革相に就きました。一方、裏金事件で不記載があった関芳弘文科相(61)と簗和生農水相(47)の初入閣には賛否の声があります。また、藤井比早之総務相(55)が「副首都整備等推進担当」を兼務する新ポストが設置され、大阪ありきへの懸念を指摘する声も上がっています。
骨格を維持しながら刷新 18閣僚の顔ぶれ
高市早苗首相(自由民主党総裁)は2026年9月17日、内閣改造を行い、第2次高市改造内閣を発足させました。18閣僚のうち初入閣7人・再入閣3人で、女性閣僚は片山さつき財務相(67)と小野田紀美経済安全保障担当相(43)の2人です。
留任したのは木原稔官房長官(57)、茂木敏充外相(70)、片山さつき財務相、上野賢一郎厚生労働相(61)、小泉進次郎防衛相(45)、赤澤亮正経済産業相(65)、城内実経済財政担当相(61)、小野田紀美氏の8閣僚で、外交・防衛・財政・経済の要を据え置いて政権の骨格を維持しました。
新たに起用された閣僚では、総務相に藤井比早之元外務副大臣(55)、法務相に山下貴司元法相(61)、文部科学相に関芳弘氏(61)、環境相に笹川博義氏、国土交通相に井林辰憲氏、農林水産相に簗和生氏(47)、復興相に細野豪志氏(55)が就任します。デジタル相には古川俊治氏、国家公安委員長には葉梨康弘氏が起用されました。
外交・防衛・財政の軸はそのままに、初入閣7人で一定の刷新感を演出した印象。ただ本当に変わったかどうかはこれから実績を見ないとわからない
維新から史上初の閣僚誕生 中司宏氏が規制改革相に
今回の改造で最大の注目点の一つは、日本維新の会(維新)から初めて閣僚が誕生したことです。中司宏元幹事長(70)が規制改革・行政改革・こども政策担当相として入閣しました。これは維新が「閣外協力」から「閣内協力」に踏み込んだことを意味し、政権運営において歴史的な転換点となります。
高市首相と維新の藤田文武共同代表は2026年9月17日に与党党首会談を行い、閣内協力の枠組みを正式に確認しました。中司氏は首相官邸で「維新の政策実現のために入閣することを肝に銘じ、改革の旗を掲げて高市首相を支える思いだ」と述べました。
維新が閣内に入ることで規制改革が本当に加速するなら大歓迎だけど、看板倒れにならないように維新側にも責任がある
規制改革は高市政権が掲げる重要政策の一つであり、維新の改革路線との相乗効果が期待されます。一方で、改革の実質的な成果が問われることになります。
裏金不記載の2議員が初入閣 関氏「深く反省」、簗氏の起用にも賛否
今回の改造では、2023年末に発覚した自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で政治資金収支報告書に不記載があった議員が初めて閣僚に登用されました。関芳弘文科相(不記載額836万円・戒告処分)と簗和生農水相がその対象です。
関氏は記者団に「深く反省し、二度と起きない仕組み作りをしたい」と述べ、簗氏も農業政策に意欲を示しました。しかし国民の間では「まだ説明責任が十分に果たされていない」という声も根強く、政治資金の透明性という点での国民の信頼回復には、閣僚としての行動で示していく姿勢が不可欠です。
『深く反省』という言葉は入閣前にも後にも言えてしまう。どう仕組みを変えたかを実績で見せてほしい
木原官房長官はあらかじめ「衆院議員は2回の選挙で国民の信任を得た」と説明していましたが、選挙の審判を受けたことが政治資金問題の説明責任を自動的に解消するわけではありません。臨時国会や委員会審議を通じて、丁寧な説明が引き続き求められます。
細野豪志氏の復興相起用と「副首都整備推進担当」の新設に疑問の声
復興相として再入閣した細野豪志氏(55)は、旧民主党政権時代に原発相や環境相を歴任した経歴を持ちます。東京電力福島第一原発事故への対応で陣頭指揮をとった人物であり、2011年以来の知見が買われたとみられます。細野氏は2026年11月にも設置される防災庁の準備担当としても力を発揮することが期待されており、「早期に福島県を訪問し、除染土の県外活用を進める」と意欲を示しました。
細野氏が復興相になるのは賛否あるだろうが、原発事故をリアルタイムで経験した政治家としての知識は本物。結果で評価したい
一方、藤井比早之総務相が兼務する「副首都整備等推進担当」という新ポストについては、疑問の声が上がっています。藤井氏は「制度設計を緻密に取り組みたい」と述べましたが、副首都構想は首都機能のバックアップという本来の目的よりも「大阪ありき」という印象が先行しているのが実情です。
すでに人口と経済集中が進む大阪より、コストパフォーマンスの面で優れた地域は全国に複数存在します。「どこに・なぜ・いつまでに」という問いに明確な根拠をもって答えられなければ、国民の理解と納得を得ることは難しいでしょう。
副首都整備の担当相を新設するなら、なぜ大阪なのかを含めて全国の視点でゼロベースから説明してほしい
また、「ポスト高市」の一人とも目されていた林芳正前総務相(65)は今回の改造で閣外に出ることとなりました。林氏は記者会見で次期総裁選への対応について「差し控えたい」とし、意欲を明示しませんでしたが、水面下での動きは続くとみられています。
第2次高市改造内閣 閣僚等名簿
(2026年9月17日発足)
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◆ 閣 僚
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内閣総理大臣
高市 早苗(衆)
総務大臣/地方創生担当/地域未来戦略担当/副首都整備等推進担当
藤井 比早之(衆)
法務大臣/男女共同参画担当/女性活躍担当/法制度検証・改革担当
山下 貴司(衆)
外務大臣
茂木 敏充(衆)
財務大臣/金融担当/租税特別措置・補助金見直し担当/消費税・支援金法案担当
片山 さつき(参)
文部科学大臣
関 芳弘(衆)
厚生労働大臣
上野 賢一郎(衆)
農林水産大臣
簗 和生(衆)
経済産業大臣/原子力経済被害担当/GX実行推進担当/産業競争力担当/中東情勢重要物資安定確保担当/AX社会実装担当/廃炉等支援機構担当
赤澤 亮正(衆)
国土交通大臣/水循環政策担当/国際園芸博覧会担当
井林 辰憲(衆)
環境大臣/原子力防災担当/クマ被害対策担当
笹川 博義(衆)
防衛大臣
小泉 進次郎(衆)
内閣官房長官/沖縄基地負担軽減担当/拉致問題担当
木原 稔(衆)
デジタル大臣/AI・デジタル改革推進担当/サイバー安全保障担当/コンテンツ戦略担当/知的財産戦略・科学技術政策・宇宙政策/人工知能戦略・海洋政策担当
古川 俊治(参)
復興大臣/防災担当/福島原発事故再生総括担当/防災庁設置準備担当/国土強靱化担当/国際防災協力担当
細野 豪志(衆)
国家公安委員会委員長/領土問題担当/CBRNEテロ対策担当/沖縄及び北方対策・消費者及び食品安全・アイヌ施策担当
葉梨 康弘(衆)
こども政策・少子化対策・若者活躍・規制改革・共生共助担当/行政改革担当/国家公務員制度担当 ※日本維新の会
中司 宏(衆)
日本成長戦略担当/賃上げ環境整備担当/スタートアップ担当/全世代型社会保障改革担当/経済財政政策担当
城内 実(衆)
経済安全保障担当/感染症危機管理担当/外国人との秩序ある共生社会推進担当
小野田 紀美(参)
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◆ 内閣官房副長官・内閣法制局長官
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内閣官房副長官(政務・衆)
尾﨑 正直
内閣官房副長官(政務・参)
中西 祐介
内閣官房副長官(事務)
露木 康浩
内閣法制局長官
岩尾 信行
まとめ
・2026年9月17日、第2次高市改造内閣が発足。18閣僚のうち初入閣7人・再入閣3人、留任8人で政権骨格を維持。
・日本維新の会の中司宏氏(70)が規制改革相として史上初の維新出身閣僚に。「閣外協力」から「閣内協力」へ移行。
・裏金不記載議員が初入閣:関芳弘文科相(836万円不記載・戒告)と簗和生農水相。事件発覚以降初の事例。
・細野豪志氏(55)が復興相で再入閣。防災庁設置準備と除染土の県外活用に意欲。
・総務相の藤井比早之氏が「副首都整備等推進担当」を新たに兼務。大阪ありきへの懸念あり。
・林芳正前総務相は閣外へ。次期総裁選については「差し控えたい」と言及を避けた。
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