2026-09-16 コメント投稿する ▼
「副首都」大阪への道筋? 横山市長、都構想「特別区」が最適と強調
大阪市の横山英幸市長は「将来にわたる安定した制度」として、大阪都構想で目指されてきた特別区設置が最もふさわしいとの見解を示しました。 横山市長は副首都の指定に向けて、大阪都構想で掲げられた「特別区」の設置が「将来にわたる安定した制度である」と強調しました。
大阪市の副首都指定に向けたスタンス
7月に成立した副首都法は、首都機能の分散を目的として、東京圏以外に新たな拠点を指定するものです。その指定要件の一つとして、都道府県と政令市の間の「連携協約」や、政令市を廃止して設置される「特別区」の存在が想定されています。大阪市議会の大都市・税財政制度特別委員会で、横山市長はこの連携協約について「副首都法の政令の内容が明らかになった後、対応を検討していく」と述べました。具体的な方針は今後の国の方針次第であるとの姿勢を示しています。
都構想と特別区設置の重要性
横山市長は副首都の指定に向けて、大阪都構想で掲げられた「特別区」の設置が「将来にわたる安定した制度である」と強調しました。これは、現在の府市一体条例に基づく連携が、あくまで成長戦略や街づくりの一部に限定されるのに対し、特別区設置はより恒久的な制度改革であることを示唆しています。都構想は、大阪市を廃止して5つの特別区に再編する計画であり、市長のこの発言は、副首都という新たな枠組みにおいても、都構想の理念が重要であるとの認識を示していると言えるでしょう。この「特別区設置」が、副首都としての要件を満たす上で最適であるというのが市長の基本的な考え方です。
議会内の温度差と反対意見
一方で、この日の委員会には、大阪都構想の法定協議会に参加していない自民党や公明党の議員も出席しており、都構想に対する異論も改めて表明されました。一部の議員からは、「大阪市を廃止せず、そのまま副首都として検討すべきではないか」といった意見も出され、横山市長の特別区設置にこだわる姿勢とは異なる見解が示されています。副首都指定という国の大きな方針の中で、大阪市がどのように位置づけられるべきか、市議会内でも様々な意見が交錯している状況です。
政令内容が今後の鍵
副首都法の具体的な基準は、10月下旬にも公布される見込みの政令によって示される予定です。この政令の内容次第では、大阪市が副首都として指定されるための要件が大きく変わる可能性も否定できません。特に、連携協約の具体的なあり方や、特別区設置以外の代替案が示されるのかどうかは、横山市長が言う「対応の検討」を進める上で極めて重要な要素となるでしょう。国がどのような基準を設けるのか、そして大阪市がそれにどう応えるのか、今後の動向が注目されます。
まとめ
- 大阪市は、副首都指定の要件となる「連携協約」について、副首都法政令の内容確認後に検討する方針です。
- 横山市長は、副首都指定には都構想で目指す「特別区設置」が最もふさわしいとの見解を改めて示しました。
- 市議会では、都構想に反対する自民、公明などの議員から、市を廃止しない形での副首都検討を求める意見も出ました。
- 副首都法の政令は10月下旬に公布予定で、具体的な基準が示される見通しです。
- 副首都指定に向け、広範な合意形成と議論の深化が今後の課題となります。
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