滋賀県知事選告示:現県政問う、新人3氏が「交通税」反対で対立

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滋賀県知事選告示:現県政問う、新人3氏が「交通税」反対で対立

滋賀県知事選では、現職の三日月大造氏が4期目を目指し、安定した県政運営をアピールしています。 対する新人候補たちは、現県政への異議を唱え、それぞれ独自の政策を掲げて三日月県政との違いを鮮明に打ち出しています。 なにより暮らし最優先」をスローガンに掲げ、県立高校体育館へのエアコン設置や特別支援学校の新設など、住民生活に直結する福祉・教育分野での充実を訴えています。

任期満了に伴い、滋賀県知事選が2026年7月5日に投開票されます。立候補したのは、現職で4選を目指す三日月大造氏(55)と、新人の会社役員、大隅元侍氏(42)、共産党県委員会副委員長の坪田五久男氏(67)、会社員の坂本正明氏(57)の計4名です。告示された選挙戦では、三日月県政への評価を問うとともに、三日月氏が導入を検討している「交通税」の是非が最大の争点となる見通しです。現職と新人3氏の激しい論戦が繰り広げられています。

滋賀県知事選、告示。現職vs新人4氏の構図


滋賀県知事選では、現職の三日月大造氏が4期目を目指し、安定した県政運営をアピールしています。対する新人候補たちは、現県政への異議を唱え、それぞれ独自の政策を掲げて三日月県政との違いを鮮明に打ち出しています。

大隅元侍氏は、国際交流の見直しやCO2削減推進課の廃止といった大胆な行政改革を主張し、琵琶湖一周サイクリングロードへの投資など、観光振興に重点を置く姿勢を示しました。

一方、共産党推薦の坪田五久男氏は、「交通税STOP!なにより暮らし最優先」をスローガンに掲げ、県立高校体育館へのエアコン設置や特別支援学校の新設など、住民生活に直結する福祉・教育分野での充実を訴えています。

会社員の坂本正明氏は、安土城の再建やJR大津駅前エリアの再構築による観光力強化、さらには教育のアウトソーシング活用による学校教育の抜本改革といった、やや踏み込んだ提案を行っています。4人の候補者は、それぞれの政策ビジョンを訴え、有権者の支持獲得を目指します。

「交通税」導入の是非、最大の争点に


今回の知事選で最も注目されるのが、地域交通の維持を目的とした「交通税」の導入を巡る議論です。現職の三日月氏は、かねてより持論である「交通まちづくり推進」の一環として、この新たな税源の検討を進めてきました。県民の生活や経済活動を支える地域公共交通網の持続可能性を高めるための財源確保が狙いですが、その具体的な負担や使途については、有権者からの関心も高いものがあります。

これに対し、立候補した新人3氏は、揃って「交通税」導入に反対の姿勢を表明しています。大隅氏は、税導入よりも行政改革による財源捻出を主張し、坪田氏は暮らしを最優先する立場から、新たな負担増につながる税導入には断固反対の姿勢を取ります。坂本氏も、税導入には慎重な姿勢を示しており、現状では新人候補者側が「県民負担増」という分かりやすい対立軸で三日月県政に迫る構図となっています。

地方自治体にとって、公共交通網の維持は喫緊の課題です。特に過疎地域や中山間地域を抱える滋賀県においては、その重要性は増しています。しかし、新たな税の導入は、県民生活や地域経済に直接的な影響を与える可能性があり、慎重な議論が不可欠です。

三日月氏が交通税導入を訴える背景には、高齢化や人口減少に伴う公共交通利用者の減少、そして維持コストの上昇といった構造的な問題があると考えられます。一方で、新人候補者たちが反対の声を上げるのは、県民の負担増加への懸念や、現政権の財政運営に対する疑問、あるいは税以外の財源確保策を求める声の表れとも言えるでしょう。この「交通税」を巡る賛否は、有権者が現県政の政策運営をどう評価するか、そして将来の滋賀県に必要な財源確保のあり方をどう考えるか、という重要な選択を迫るものとなりそうです。

各候補者が描く「滋賀の未来」


三日月氏は、交通税の検討に加え、「ともにいきる健康しが」をスローガンに、地域医療や介護体制の充実、健康寿命の延伸といった、県民の健康と福祉の向上に力を入れる考えを示しています。現県政の継続を基盤に、さらなる発展を目指す姿勢を強調するでしょう。

大隅氏は、行政改革と観光振興を両輪として掲げます。特に琵琶湖周辺の観光資源を活用した地域活性化に注力する考えです。国際交流の見直しやCO2ネットゼロ推進課の廃止といった主張は、既存の行政組織や政策に対する疑問を投げかけるものであり、県政運営の効率化を求める層からの支持を集める可能性があります。

坪田氏は、生活密着型の政策を前面に押し出しています。県立高校へのエアコン設置や特別支援学校の新設など、教育環境の整備は、子育て世代や保護者からの共感を得やすいでしょう。共産党の推薦を得ていることもあり、福祉・教育分野での公的サービス拡充を求める声に応える政策と言えます。

坂本氏は、歴史資産の活用と教育改革という、やや大胆な提案を打ち出しています。安土城の再建やJR大津駅前の再開発は、滋賀県の観光イメージを刷新し、新たな魅力を創出する可能性を秘めています。また、教育のアウトソーシングは、既存の教育システムに一石を投じるもので、その是非が問われることになりそうです。

有権者の選択が問われる


今回の滋賀県知事選は、現職への信任投票となるのか、それとも新たなリーダーシップを求めるのか、有権者の判断が大きく注目されます。特に、県民生活に直結する「交通税」の是非については、各候補者の主張を冷静に比較検討し、将来の滋賀県のあるべき姿をどう描くのか、真剣な議論が求められるところです。投票は一部地域を除き、午前7時から午後8時まで行われ、即日開票される予定です。

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2026-07-04 13:02:30(櫻井将和)

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