古謝景春・南城市前市長を再び不起訴、那覇地検「嫌疑不十分」で刑事手続き終結

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古謝景春・南城市前市長を再び不起訴、那覇地検「嫌疑不十分」で刑事手続き終結

那覇地検は2026年4月23日、古謝景春・南城市前市長に対する強制わいせつ容疑について、再び嫌疑不十分で不起訴処分にしたと発表しました。 沖縄県警は2024年11月5日、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けて古謝氏を強制わいせつ容疑で書類送検しましたが、那覇地検は2025年2月19日に嫌疑不十分で不起訴としました。

那覇地検は2026年4月23日、古謝景春・南城市前市長に対する強制わいせつ容疑について、再び嫌疑不十分で不起訴処分にしたと発表しました。これによって刑事手続きは終結します。

那覇地検は「検察審査会の指摘を踏まえ、再捜査を尽くし刑事裁判において適正な判決が得られるかという観点から改めて慎重に検討したが、被疑者の犯罪の成立を認めるのに十分な証拠まではないと判断し、嫌疑不十分により不起訴処分とした」とのコメントを発表しました。

今回の再捜査は、那覇検察審査会が2025年10月24日に「不起訴不当」と議決したことを受けたものです。検察審査会は「不起訴は一般市民の感覚からすると到底納得のいくものではない」と指摘し、元運転手の供述は具体的で一貫性があり「信用性が高い」と認めていました。また、古謝氏が「裁判するなら昔の事実も全部公表します」と元運転手にメッセージを送信したことを「強制わいせつ行為の口止めと評価できる」とも指摘していました。

事件の経緯―2022年の忘年会帰りに発生した疑惑


この問題の発端は2022年12月9日夜のことです。市内を走行中の公用車の車内で、後部座席にいた古謝氏が運転席の女性の左わきから手を入れて胸をつかんだとして、女性が被害を訴えたものです。女性によれば、業務開始当初から車中での言葉によるセクハラも繰り返されていたといいます。

女性が市に被害を申告しても市は適切な対応を取らず、2022年12月に契約期間の途中で業務委託を解除しました。2024年2月、女性は古謝氏と市を相手取り、慰謝料など計約404万5000円の損害賠償を求める民事訴訟を那覇地裁に起こしています。その後、古謝氏がSNSや市議会で女性をおとしめる発言を繰り返したとして追加請求440万円を加え、総額は約844万5000円となりました。民事訴訟は2026年4月現在も継続中です。

沖縄県警は2024年11月5日、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けて古謝氏を強制わいせつ容疑で書類送検しましたが、那覇地検は2025年2月19日に嫌疑不十分で不起訴としました。

市議会による二度の不信任、失職に至るまで


古謝氏をめぐっては、刑事手続きと並行して市政でも大きな動きがありました。南城市が設置した第三者委員会は2025年5月に古謝氏のセクハラ行為を9件認定しています。市職員向けアンケートでも具体的な被害申告が9件に及びました。

これを受けて市議会は第1回目の不信任決議を可決しましたが、古謝氏は議会解散を選択しました。2025年11月9日の市議選では不信任賛成派の議員が20人中18人当選。2025年11月17日の臨時議会で二度目の不信任決議が賛成多数で可決され、古謝氏はその日のうちに失職しました。古謝氏は辞職届を前日に提出していましたが、議会はこれを承認せず不信任決議に踏み切りました。

刑事手続きが終結したとはいえ、民事訴訟は継続中であり、古謝氏が被害女性への謝罪を果たしていない事実は変わりません。第三者委員会が9件のセクハラを認定し、市議会が二度の不信任決議を行い、失職という結末に至ったことは、刑事手続きとは切り離して考えるべき重大な社会的事実です。

国民の間にも強い疑問の声が上がっています。

「証拠が乏しいから不起訴というが、被害者の詳細な証言の信用性は高いと審査会も認めたのに」
「刑事手続きは終わっても民事で責任を取らせるしかない。被害者を応援している」
「第三者委員会がセクハラを9件も認定し市議会も二度不信任した。その事実は揺るがない」
「こういう結果が、被害を訴える勇気を持った女性たちを傷つけることになる」
「不起訴で終わるのはおかしい。検察は証拠を集める努力を本当に尽くしたのか」

女性への謝罪なく、民事訴訟は継続中


那覇地検は今回の発表にあたり「検察審査会の指摘を踏まえ、再捜査を尽くした」と説明しています。刑事事件としては終結を迎えましたが、被害女性が求めてきた謝罪と賠償の問題は依然として解決していません。

公権力の地位を悪用したセクハラは、被害者に深刻かつ長期にわたる精神的苦痛を与えます。刑事手続きの終結は、その行為の道義的・社会的責任が消えることを意味しません。古謝氏が第三者委員会の認定を受けてもなお謝罪を拒み続けてきた経緯は、多くの市民が強く批判してきた通りです。民事裁判での審理を通じて、真相と責任の所在がさらに明らかにされることが求められます。

まとめ
  • 那覇地検が2026年4月23日、古謝景春・南城市前市長への強制わいせつ容疑について再び嫌疑不十分で不起訴、刑事手続き終結
  • 2022年12月の公用車内でのわいせつ行為を元運転手が訴えていた
  • 2025年2月の第1次不起訴を受け、那覇検察審査会が「不起訴不当」と議決したため再捜査が行われていた
  • 第三者委員会は9件のセクハラを認定、市議会は二度の不信任決議を可決、古謝氏は2025年11月17日に失職
  • 民事訴訟(損害賠償請求約844万5000円)は2026年4月現在も継続中
  • 被害女性への謝罪は実現していない

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2026-04-23 17:23:06(内間)

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