枝野幸男氏が初落選後初インタビュー 高市人気を弱いけど大きい支持と分析 天命を待つ

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枝野幸男氏が初落選後初インタビュー 高市人気を弱いけど大きい支持と分析 天命を待つ

その気持ち悪さについて、ネットやSNSの影響力によるものかと問われると、枝野氏は否定しています。 郵政選挙での小泉純一郎首相のような勢いかと問われると、枝野氏は違いを指摘しています。 結果として自由民主党の議席は大きなものになりましたが、枝野氏は冷静に分析しています。

立憲民主党を立ち上げた枝野幸男氏が2026年2月8日投開票の第51回衆議院議員選挙で初の落選を経験しました。1993年の初当選以来33年間、連続11回の当選を重ねてきた非自民の大看板が埼玉5区で自由民主党新人の井原隆氏に敗れ、比例北関東ブロックでも復活できませんでした。インタビューでは選挙期間中に感じた気持ち悪さや高市早苗首相の人気の分析、そして自身の今後について語っています。

枝野氏は議員会館を出る際、「そろそろこういう時に備えて荷物を減らしてかなきゃいけないなと思い始めていたところでした」と語りました。1、2年前から断捨離を考えていたものの、計画的でない引っ越しは大変だったと述懐しています。

選挙期間中から感じていた違和感


11回連続当選してきた枝野氏にとって、12回目の選挙は何が違ったのでしょうか。枝野氏は「選挙期間中の厳しさということでは2014年や郵政選挙のほうが街頭では感じました」と振り返ります。今回、街の反応は決して悪くなかったといいます。ただなかなか言葉で表現できないが、最初から気持ち悪さは感じていたと明かしました。

その気持ち悪さについて、ネットやSNSの影響力によるものかと問われると、枝野氏は否定しています。ネットが玄人の見立てを覆して想定外の結果をもたらした最初の選挙は2017年だったと指摘し、あの時はネットの追い風で助けてもらった経験があるため影響力はわかっているといいます。今回の気持ち悪さはそれとは違うものだったようです。ただし、その正体については「私が政治家を辞めて評論家になるんだったらしゃべりますけど、まだ政治家ですから自分の頭の中にあればいいんです」と語るにとどめました。

「枝野さんまで落選とは、中道の敗北は想像以上だった」
「立憲を作った人が落選するなんて皮肉だな」
「高市旋風は本当にすごかったんだな」
「33年の議員生活が終わるって、どんな気持ちなんだろう」
「でも枝野さん、また挑戦するのかな」

高市人気を弱いけど大きい支持と分析


高市早苗首相の人気の高さについて、枝野氏は独自の分析を示しました。ネット社会であるがゆえに、ブームが長続きしない傾向は強くなっていると指摘し、逆に言えば選挙では瞬間風速が問われることは自分なりにわかっていたといいます。高市人気は瞬間風速を生みかねないと感じていたそうです。

ただし、高市氏への支持は政策へのものではないと分析しています。「だから高市さんがこれから推し進めるものを、おー、そんなつもりじゃなかったっていう人がたくさん出てくる可能性はあります」と指摘しました。

郵政選挙での小泉純一郎首相のような勢いかと問われると、枝野氏は違いを指摘しています。小泉氏は郵政民営化で真っ二つに世の中を割って敵も作ったが、高市氏は実はそんなに世論を二分する話で支持を受けたんじゃなくて、ふわっと、みんながとりあえずやらせてみたらと思う感じをうまく作ったと評価しました。「弱いけど大きい支持」というか、大したもんだと思うと述べ、だからこちらに対する反発はなかったと分析しています。

野党側が下手くそだったと認める


結果として自由民主党の議席は大きなものになりましたが、枝野氏は冷静に分析しています。自由民主党だって岸田文雄政権の時の選挙と大して変わらない票しか取っていなくて、いろんなものが重なった結果だと指摘しました。

みんなが閉塞状況の中でイラ立っている社会状況があり、ネットによってそれが増幅されたこと、それから高市氏の持つ弱点でもあるけど長所であるキャラクターがうまくハマったこと、そこに小選挙区制度の機能で野党側が下手くそだったこともあって自由民主党がたくさんの議席を得たので、今回爆発的なブームだったとは思っていないと述べています。

野党のミスは何かと問われると、枝野氏は「それは言いません。執行部に聞いてくださいとしか言いません」と口を閉ざしました。ただし、立憲民主党の結党精神が中道改革連合に引き継がれたかについては、自身が両院総会で中道への合流の一任に賛成しているのでそれを評論する、できる立場じゃないと述べた上で、地方議員や党員にお詫びをするだけの立場ですと謝罪しました。

草の根の民主主義と言ってきたので、あそこで党大会を開け、各地方組織から全部意見聞いてから決めろ、選挙間に合わなくても仕方がないと言うべきだったと反省を示しています。

天命を待つ姿勢で政治活動を継続


政治を続ける意志はあるのかと問われ、枝野氏は「続けますとカッコよく言うのが1番いいのかもしれないけど」と前置きした上で、現実的なことを考えると語りました。来年の統一地方選と2年後の参議院選挙で、政治家という立場でしっかりと仲間をサポートしなきゃいけないと述べ、自分の今後はそういった活動を続けていく中で最終的に判断しようと思っているといいます。

中央の政局にコミットするのはやりがいのある立場ではあるけれども、それだけが政治じゃない、むしろ草の根からやらなきゃいけないタイミングなのかもしれないと思っていると述べました。自分の作りたい社会をどう作っていけるのか、むしろ地域から、草の根から考えていきたいという気分ですと語り、国会を舞台に仲間や後輩には頑張ってほしいけど、口を出したいとかコミットしたいとか、そんな感じはないと明言しています。

2年後の参議院選挙後のことについては、先行きの見えない政治ですからねと前置きした上で、無責任なことは言わないようにはしてますけど、人事を尽くして天命を待つ、ですかねと語りました。天命がなさそうならそれは受け止めなきゃって感じですと述べています。

今回は野党側の焼け野原具合が従来とは違うが、昭和20年の日本も焼け野原から立ち上がったので、それと比べれば大したことはないと前向きに語りました。鈴木貫太郎が大好きで、二・二六事件で命まで失いかけたが生還し、アジア太平洋戦争末期に首相としてポツダム宣言の受け入れ調整に奔走したことに触れ、鈴木貫太郎はあの時68歳、私はまだ61歳、前向きに考えてますと語っています。

落選直後にはAKB48のチャンスの順番に例えていた枝野氏ですが、今の気持ちは乃木坂46の夜明けまで強がらなくていいだといいます。この歌のサビでは「明日はどこにある? ヨロヨロと立ち上がれ」と歌われています。移動が減ってしまったため、講演依頼があると嬉しいと語り、オファーが来ると地方行けるからと笑顔を見せました。

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2026-03-04 09:19:54(植村)

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