2025-06-06 コメント投稿する ▼
参院選千葉選挙区に新人・小林修平氏が出馬表明 チームみらいから立候補
「誰もが取り残されない社会を」Webエンジニアの新人が決意表明
6月6日、今夏に行われる参議院議員選挙の千葉選挙区(改選数3)において、政治団体「チームみらい」公認の新人候補として、小林修平氏(34)が立候補する意向を正式に表明した。小林氏はこの日、千葉県庁で記者会見を開き、「誰もが取り残されない社会を実現したい」と語り、特に子育て支援や教育政策の充実に力を入れていく考えを強調した。
「多様なライフスタイルがある中で、制度がそれについていけていない現状がある。子どもや若者、高齢者も含め、社会の誰もが尊重されるような仕組みに変えていく必要がある」と小林氏は語り、草の根からの政策づくりを訴えた。
Webエンジニアから政治の世界へ 異色の経歴
小林氏は東京都出身で、中学・高校時代は千葉県内で過ごした。大学卒業後はWebエンジニアとしてキャリアを積み、現在は投資会社に勤務しながら、スタートアップ企業の成長支援などにも携わっている。民間出身でありながら政治の世界に足を踏み入れた背景には、「テクノロジーと政策の間にもっと橋をかけたい」という思いがあるという。
「現場の実感やスピード感が、いまの政治には足りない。テクノロジーと人間の共生を前提に、新しい時代に即した政策を届けたい」と意気込む小林氏。その柔らかい語り口とIT技術者としての視点は、既存政党の候補者とは一線を画す。
チームみらいとは?都知事選出馬の安野氏が代表
小林氏を擁立した政治団体「チームみらい」は、2023年の東京都知事選に出馬し話題となった人工知能(AI)エンジニアの安野貴博氏が代表を務める団体。政治の刷新と市民参加をキーワードに掲げ、各地で無所属系候補の支援などを行ってきた。
安野氏は記者発表に寄せたコメントで、「小林氏はテクノロジーと人間の両方に深く関わってきた人材。千葉から新しい政治文化を創っていけると信じている」と述べ、全面的なバックアップを約束している。
変化の兆し漂う千葉選挙区 無所属系候補の風は吹くか
千葉選挙区は3議席を争う大規模選挙区で、これまで自民、立憲民主、公明など既成政党が強い地盤を築いてきたが、近年は無党派層の動向が結果を大きく左右している。そうした中で、小林氏のような民間出身の若手候補がどこまで浸透力を見せられるか、注目が集まっている。
小林氏は今後、SNSやオンラインイベントを通じた発信にも力を入れていく構えだ。「ポスターやビラだけでなく、もっとフラットな形で政治を語れる場を増やしたい」と述べ、現場主義と市民参加型の選挙戦を展開する意欲を見せている。
ネットの反応
小林氏の出馬表明を受けて、SNSでは様々な意見が寄せられている。
「チームみらい、ついに千葉でも候補立てたか。期待したい」
「Webエンジニア出身って新しい風かも。政策議論に実感がありそう」
「政治って結局は人。小林さんの誠実さが伝わってきた」
「投資会社でスタートアップ支援?経済政策にも強そう」
「無党派には刺さる候補だと思う。変化を起こしてほしい」
今後の選挙戦でどれだけ支持を広げられるか、小林氏とチームみらいの挑戦は始まったばかりだ。