下地ミキオ(下地幹郎)の活動・発言など
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活動報告・発言
公約がついているタイトルは公約に関連する活動です。
下地幹郎氏、沖縄県知事選で新政策提案 - 辺野古「民軍共用化」と那覇軍港移設反対
沖縄県知事選挙への出馬を表明している下地幹郎氏が、このほど自身の主要政策を発表しました。その内容は、長年沖縄の政治を左右してきた米軍基地問題に対し、従来とは異なる独自の視点を打ち出すものです。特に、名護市辺野古への米軍基地建設問題については「民軍共用化」を提案し、那覇軍港の浦添市への移設には反対を表明するなど、県民の関心が高い課題について具体的な方針を示しました。 背景:基地問題と沖縄県知事選 沖縄県では、米軍基地の存在が経済、環境、そして県民生活に大きな影響を与え続けています。特に、名護市辺野古への普天間飛行場の移設問題は、沖縄の基地負担軽減策の象徴であると同時に、県民の意思と政府方針の対立軸として、歴代の知事選挙で常に主要な争点となってきました。 また、那覇港にある那覇軍港についても、老朽化や市街地への影響から、浦添市の西海岸への移設が計画されています。この移設計画に対しても、地元自治体や住民の間で賛否両論があり、地域社会に波紋を広げています。これらの基地関連問題は、沖縄の将来像を左右する重要なテーマであり、県知事選における各候補者の政策が注目される所以です。 辺野古基地建設「民軍共用化」の提案 下地幹郎氏が打ち出した政策のなかで、最も注目を集めているのが辺野古新基地建設に関する「民軍共用化」の提案です。これは、従来の「建設反対」や「容認」といった二者択一の議論とは一線を画すものです。 「民軍共用化」とは、軍事目的だけでなく、民間航空機なども利用できる空港や港湾施設を想定していると考えられます。下地氏はこの提案を通じて、基地機能の一部を維持しつつも、地域経済の活性化や新たな利活用につなげる道を探る意図があるのかもしれません。 しかし、この「民軍共用化」が具体的にどのような施設や運用を指すのか、また、政府やアメリカ軍との調整がどのように進むのかなど、実現に向けた具体的な道筋や課題はまだ多く残されています。この斬新な提案が、県民にどのように受け止められ、選挙戦でどのような影響を与えるかが焦点となります。 那覇軍港移設への反対表明 一方、下地氏は那覇軍港の浦添市への移設計画についても、明確に反対の立場を表明しました。この方針は、移設先の候補地となっている浦添市の地元住民や、地域経済への影響を懸念する声に配慮したものとみられます。 那覇軍港の移設は、浦添市の港川地区周辺の再開発や、新たな物流拠点としての期待がある一方で、騒音や環境問題、さらには既存の漁業への影響などを懸念する意見も根強く存在します。下地氏の反対表明は、こうした地域住民の懸念に寄り添う姿勢を示すものとして、一定の支持を集める可能性があります。 選挙戦への影響と今後の展望 下地幹郎氏の政策発表は、沖縄県知事選の構図に新たな動きをもたらす可能性があります。辺野古問題に対する「民軍共用化」という提案は、既存の対立軸に疑問を投げかけるものであり、基地問題について多様な意見を持つ県民層からの支持を広げるかもしれません。 また、那覇軍港移設への反対は、基地問題の全体像の中で、地域ごとの課題や住民の意向を重視する姿勢をアピールする狙いもあるでしょう。これらの政策が、他の候補者との差別化を図り、選挙戦をどのように展開していくのか、注目が集まります。 沖縄県知事選は、基地問題だけでなく、経済振興、子育て支援、観光政策など、多岐にわたる課題について、県民が将来のリーダーを選ぶ重要な機会です。下地氏の政策が、これらの課題全体の中でどのように位置づけられ、県民の選択にどう影響していくのか、今後の動向が注目されます。 まとめ 下地幹郎氏は沖縄県知事選に向け、辺野古基地建設問題について「民軍共用化」を提案。 那覇軍港の浦添市への移設には反対を表明。
就航2カ月半でエンジン不具合・欠航 久米島オーシャンジェット「つむぎ」の安全性に疑問
就航翌日から続くトラブルの連鎖 「つむぎ」のトラブルは、就航式の翌日から始まりました。2026年5月2日午前11時3分ごろ、兼城港を出発したわずか3分後、港内の浅瀬に流されて船底が海底に接触する事故が発生しました。乗客27人と乗組員5人にけがはありませんでしたが、前方水中翼の衝撃吸収装置が作動して高速航行が不能となり、全便の運休が決まりました。 この事故を重く見た沖縄総合事務局は、安全管理や運航判断の体制に不十分な点があったとして、2026年6月12日付で同社に「安全確保を徹底するよう求める警告(行政処分)」を行いました。 その後、2026年5月9日に運航を再開したものの、同月12日には水中翼の支柱を固定するボルトに新たな不具合が見つかり、翌13日から全航路で再び運休に入りました。この2度目の運休は約1カ月半に及び、2026年7月1日にようやく再開。しかしその再開からわずか2週間余りで、今度はエンジンの制御システムに不具合が発生し、7月15日の欠航につながりました。 >「就航して翌日に事故って、その後もずっとトラブル続き。これで本当に島の足として信頼できるの?」 >「7月から再開したと聞いて楽しみにしていたのに、またトラブル。予定が立てられない」 行政処分を受けてもなお止まらない不具合 「つむぎ」は、JR九州高速船が運航していた旧「ビートル」を購入・改修した船舶です。今回のエンジン制御システムの不具合は、就航以来4度目のトラブルとなります。5月の浅瀬接触事故、ボルトの不具合、そして今回のエンジン系の異常と、問題が繰り返されています。不具合が発生した原因はいずれも調査中か、説明が不十分なままです。 改修船であることがトラブルの一因となっている可能性について、専門的な観点からの検証が求められます。 那覇―久米島の空路については、高速船の就航を受けて国の補助金の打ち切りが行われた経緯もあります。高速船が安定して運航できなければ、久米島の住民の交通手段全体に影響が及びかねない深刻な問題です。 >「飛行機の補助も減らされて、高速船もこれじゃ困る。島民はどうすればいいの」 >「乗客の安全が第一なのに、何度も問題が出るようでは困る。しっかり原因を突き止めてほしい」 信頼回復へ問われる運航体制の抜本見直し 会社側は2026年7月15日のエンジン不具合について、同日中に修理が終わったとしており、2026年7月16日午後1時10分の那覇発久米島行きから運航を再開する方針を示しています。 しかし問題は、不具合が発生するたびに「修理して再開」を繰り返すだけでは根本的な解決にはならないという点です。就航からわずか2カ月半で海底接触事故、ボルトの不具合、そしてエンジン制御システムの異常と、深刻なトラブルが次々と表面化しています。 高速船は定員230名の旅客船です。海の上でエンジン制御に問題が生じた場合、乗客の安全に直結する可能性があります。沖縄総合事務局の行政処分を受けているにもかかわらずトラブルが止まらない現状は、抜本的な安全管理の見直しと徹底した原因究明が急務であることを示しています。 下地幹郎会長兼社長氏は就航時に「久米島の人口減少を止める、本部の渋滞を解消する」と力強く語っていました。その理想を実現するためにも、小手先の修理ではなく、整備体制・乗務員の訓練・安全確認プロセス全体の再点検が不可欠です。久米島の住民と観光客が安心して乗れる「島の足」として本当に機能するかどうかが、今まさに問われています。 >「行政処分まで受けてこの状態なら、国がもっと踏み込んで指導すべきじゃないか」 まとめ - 久米島オーシャンジェット「つむぎ」は2026年7月15日、エンジン制御システムの不具合により久米島発那覇行きを欠航。乗客約60人は航空機へ振り替えとなった。 - 2026年5月2日(浅瀬接触事故)、同月12日(ボルト不具合による運休)、そして今回のエンジン不具合と、就航からわずか2カ月半で4度目のトラブル発生。 - 2026年6月12日付で沖縄総合事務局が行政処分(安全確保の警告)を実施していたにもかかわらず、トラブルが続いている。 - 「つむぎ」はJR九州高速船から購入・改修した旧「ビートル」で、改修船としての整備状況についての説明も求められる。 - 那覇―久米島の空路は高速船就航を受けて国の補助が打ち切られており、高速船の不安定な運航は島民の交通インフラ全体に影響を与えるリスクがある。 - 2026年7月16日午後1時10分の那覇発から運航再開予定だが、原因は依然として調査中。抜本的な安全管理体制の見直しが急務。
沖縄県知事選、下地氏が出馬表明 「鉄軌道10年完成」公約
沖縄県知事選(2026年8月27日告示、9月13日投開票)の構図が、元衆院議員の下地幹郎氏(60)の立候補表明により、一気に三つどもえの様相を呈してきました。前回衆院選で落選し、政界引退を表明していた下地氏ですが、「私が出なければいけないような沖縄になってきた」との強い危機感から、無所属での出馬を決断しました。これにより、3選を目指す現職の玉城デニー氏(59)や保守系新人の古謝玄太氏(41)との激しい選挙戦が予想されます。下地氏は「右も左も時代は終わった」と訴え、辺野古移設問題への軍民共用化提案や、沖縄本島縦断鉄軌道の10年以内完成といった大胆な公約を掲げています。 下地氏、引退撤回し出馬へ 下地幹郎氏(60)は、沖縄県選出の衆院議員を4期務めたベテラン政治家です。民主党政権時代には郵政民営化担当大臣として辣腕を振るい、その手腕は高く評価されました。しかし、2024年10月の衆院選で沖縄1区から立候補したものの、惜しくも落選。その後、政界引退を示唆する声も聞かれました。 しかし、その決断は覆されました。7月13日の記者会見で、下地氏は「私が出なければいけないような沖縄になってきたという危機感」を口にし、知事選への無所属での立候補を表明したのです。この「危機感」とは、具体的にどのような状況を指すのか。県内の経済停滞、人口減少、そして政治的な閉塞感など、複合的な要因が背景にあると推測されます。 一度は引退を決意した有力政治家の電撃的な復帰は、保守層の支持を巡る思惑にも影響を与えそうです。下地氏の参戦は、保守層の票を巡る争いを激化させ、選挙戦の行方を大きく左右する可能性をはらんでいます。 三つどもえ、玉城県政への審判 3選を目指す現職の玉城デニー知事(59)は、翁長雄志前知事の後継者として2018年に初当選して以来、国との対立姿勢を鮮明にし、県内での支持基盤を固めてきました。基地問題への対応を中心に、県政運営を進めてきた玉城知事にとって、今回の選挙は自身の路線への信任を問う重要な戦いとなるでしょう。 一方、保守系からは元那覇市副市長の古謝玄太氏(41)が名乗りを上げ、自民党県連などが支援に動いています。古謝氏は、現職県政の刷新と経済振興を公約に掲げ、玉城県政との違いを打ち出そうとしています。 ここに、元大臣経験者である下地氏が加わったことで、保守層の票が玉城氏、古謝氏、下地氏の三者に分散する可能性が浮上しました。特に、下地氏と古謝氏の間で保守層の奪い合いが激化することは避けられないでしょう。 当初、保守系は古謝氏への一本化を目指していましたが、下地氏という強力な対抗馬の出現は、その戦略にも修正を迫る可能性があります。かつて立候補の意向を示していた農業関連会社代表の木下隆政氏が出馬を取りやめたことは、水面下での選挙協力や保守分裂回避に向けた調整が進んでいることを示唆しています。 「鉄軌道」と「軍民共用化」という公約 下地氏が最も大胆な公約として掲げるのが、沖縄本島南部(糸満市)から北部(本部町)までの鉄軌道(鉄道またはLRTのようなものと推測される)の整備計画です。「4年以内に着工し、10年以内に完成させる」という具体的なロードマップを示しており、実現すれば、本島内の移動時間の大幅な短縮や、観光・物流インフラの抜本的な改善につながると期待されます。 しかし、その巨額な建設費用の捻出方法や、都市部での用地確保、既存の公共交通網との連携など、クリアすべき課題は山積しています。実現には、国や関係自治体との連携、そして県民の理解が不可欠となるでしょう。 また、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題に対しては、「米軍三沢基地(青森県)や岩国基地(山口県)のような軍民共用化」という、従来にない切り口での解決策を提案しました。これは、移設の是非そのものに踏み込むのではなく、基地機能と民間航空の共用化によって、地域経済への貢献と基地負担の軽減を図ろうという狙いがあるとみられます。この提案が、政府や県、そして地元住民の間にどのような議論を巻き起こすのか、注目されるところです。 「新しい政治」への期待と課題 下地氏は記者会見で、「右も左も関係ない。これからは新しい、前に進む政治をやっていかなければならない」と力強く訴えました。この言葉は、長年、国政や県政において繰り返されてきた「基地か経済か」といった二項対立的な構図や、保守・革新といったイデオロギー的な対立からの脱却を求める、県民の潜在的な思いを代弁しているのかもしれません。 県民は今回、3人の候補者に対し、それぞれの政策やビジョンを冷静に見極め、沖縄の未来にとって最善の選択を迫られることになります。玉城知事の継続路線、古謝氏の保守・新陳代謝路線、そして下地氏の掲げる「変革」路線。これらの選択肢の中から、沖縄がどのような方向へ進むべきか、有権者の判断が問われます。 保守分裂の懸念を乗り越え、下地氏がどこまで支持を広げられるのか。また、その大胆な公約は、県民の現実的な課題解決にどう結びつくのか。沖縄県知事選は、単なる首長選挙にとどまらず、基地問題、経済振興、そして琉球という地域のアイデンティティを巡る、様々な論点が交錯する重要な舞台となるでしょう。 まとめ - 下地幹郎氏が沖縄県知事選に無所属で出馬を表明。 - 3選を目指す玉城デニー知事と保守系の古謝玄太氏との三つどもえの戦い。 - 下地氏の公約には鉄軌道の10年完成や辺野古移設の軍民共用化が含まれる。 - 有権者はそれぞれの政策を見極め、沖縄の未来にとって最善の選択を迫られる。
公約「出ない」から一転——下地幹郎元衆院議員が沖縄県知事選への出馬を表明、三つどもえの構図に急変【2026年9月13日投開票】
「出ない」から「出る」へ——繰り返された否定と一転表明の経緯 下地幹郎氏をめぐる情報戦は数カ月にわたって続いてきました。2026年6月17日、地元紙が「下地氏が立候補する意向を周辺に説明している」と報じると、下地氏本人は取材のたびに「もう出ない」「政治を引退した」と繰り返し否定していました。 2026年7月9日夜には那覇市内で開かれた政治団体「県民かふーの会」(代表・山川仁前衆院議員)の発足式に参加し、「あれは誤報。政治を引退した。まともに考えないでほしい」と改めて出馬を明確に否定。「出ない。変わらない」と繰り返しながら足早に会場を去っていました。 ところが、その4日後の2026年7月13日、下地氏は一転して出馬を正式に表明しました。後に報じられたところによれば、下地氏は2026年7月7日に後援会幹部と面談し、立候補への意向を既に伝えていたとのことです。報道陣に「出ない」と言いながら後援会には出馬の意向を伝えていたという行動は、有権者の不信感を招きかねないものです。 >「出る出ないで何カ月も情報戦をやって、直前まで出ないと言っておいて表明とは。選挙民をなめているのではないかと感じる」 >「ミキオさんは昔から発言が読めない政治家。それが沖縄政界らしさでもあるけど、知事を目指す人間としてどうか」 >「第三極が出てくれたことで選択肢は増えた。玉城でも古謝でも決めかねていた人には朗報かもしれない」 >「また出るの?という感じ。2022年も出て供託金没収されてたよね。今度は変わるのか見極めたい」 >「下地さんが出ることで古謝さんに入るはずの保守票が割れる。玉城知事には有利かもしれない」 下地幹郎氏の経歴と沖縄政界での立ち位置——3度目の知事選挑戦 下地幹郎氏は沖縄県宮古島市出身の64歳です。1996年に自民党公認で衆院選に初当選し、6期にわたって衆院議員を務めました。野田佳彦内閣では内閣府特命担当大臣(防災・郵政民営化担当)に就任し、初入閣の経験を持ちます。2019年にはIR事業をめぐる現金受領問題で日本維新の会から除名処分を受け、2024年に政界引退を表明していました。 知事選への出馬は今回が3回目です。2022年には無所属で出馬したものの3位で落選し、得票率8.03%で供託金が没収された経緯を持ちます。しかし、2022年に獲得した約5万3,000票という数字は、三つどもえとなった場合に選挙の行方を左右しうる規模として各陣営が注目してきました。 なお、実兄の下地米蔵氏が代表を務める大米グループは、2026年7月12日に古謝氏への支援を表明したばかりです。米蔵会長が「(幹郎を)説得している」と述べた直後の出馬表明であり、兄弟間での方向性の違いという沖縄政界ならではの複雑な状況が改めて浮き彫りになっています。 三つどもえ選挙の行方——誰の票を奪うかが最大の焦点 下地氏が参戦したことで知事選の構図は大きく変わりました。下地氏自身は以前の取材で「私が出ると玉城知事に入るはずの無党派票が私に移る。古謝氏が保守票を食って玉城氏が強くなるという方程式は成り立たない」と語っていました。 実際に下地氏が吸収するのが玉城氏の票なのか、古謝氏の票なのかは判断が難しいところですが、2022年の実績からみて無視できない票数を持つ候補であることは確かです。知事選が接戦となる中で第三極候補の存在が当落を左右する展開になりそうです。 沖縄県知事選は2026年8月27日告示・9月13日投開票です。現職・玉城氏、保守系・古謝氏、そして下地氏という三つどもえの構図となった今、争点の整理と各候補の政策が改めて問われることになります。 まとめ - 2026年7月13日、下地幹郎元衆院議員(64)が沖縄県知事選への出馬を正式表明 - 直前の7月9日まで「出ない」「政治を引退した」と繰り返し否定していた一転表明 - 7月7日には後援会幹部に立候補の意向を既に伝えていたと後に報道され、発言と行動の矛盾が問題視される - 実兄・下地米蔵氏(大米グループ会長)は前日の7月12日に古謝氏支援を表明しており、兄弟で方向性が分かれた - 2022年知事選では約5万3,000票を獲得(得票率8.03%)。供託金没収となっているが、今回の三つどもえでは票の行方が焦点に - 知事選は玉城デニー知事・古謝玄太氏・下地幹郎氏の三つどもえとなり、情勢は一層流動的になった
沖縄の電気代高騰にメス 下地幹郎氏が「沖縄電力改革案」提唱
沖縄県民が長年抱える高い電気料金の負担。この問題に対し、政治家・下地幹郎氏が「沖縄電力改革案」を提唱し、その概要を発表する記者会見を行った。本改革案は、県民の負担軽減を最優先課題とし、沖縄電力の抜本的な構造改革を目指すものとして注目されている。 沖縄の電気料金、なぜ高い?背景を探る 沖縄県は、国内の他地域と比較して電気料金が著しく高い状況が続いています。この背景には、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。まず、沖縄が地理的に本土から離れた離島であるという点が挙げられます。電力供給に必要な燃料の輸送コストは、他の地域よりも高くなる傾向があります。さらに、沖縄電力は現在も、発電の大部分を石油などの化石燃料に依存しています。世界的な燃料価格の変動が直接的に電気料金に影響しやすく、これが高止まりの一因となっています。 県民負担の重さと沖縄電力への課題 こうした状況下で、沖縄電力の経営効率や料金体系についても、県民からは長年、疑問や改善を求める声が上がっていました。特に、燃料費調整額の上限撤廃などが、負担増につながるケースもあり、沖縄電力への抜本的な見直しを求める声は根強く存在しています。 下地幹郎氏が改革案を提唱する理由 こうした沖縄特有の事情と、県民が直面する電気料金負担の重さに対し、下地幹郎氏は強い危機感を示し、今回、「沖縄電力改革案」として具体的な提言を行うに至りました。下地氏が発表した改革案の根幹にあるのは、「沖縄県民の電気代を下げる」という一点であり、県民生活の向上を第一に考えた提案となっています。 改革案の具体的な方向性とは? 詳細な改革案の内容は、今後発表される会見で示されるものとみられますが、その方向性としては、沖縄電力の経営構造の抜本的な見直しや、料金体系の適正化が柱となることが予想されます。離島という特性を踏まえた、より公平で合理的な料金算定方法の検討や、沖縄電力の経営効率化を促す施策などが含まれる可能性があります。 再生可能エネルギー導入の促進 また、化石燃料への依存体質を脱却するため、再生可能エネルギーの導入拡大や、エネルギー供給源の多様化も、改革案の重要な要素となることが期待されます。太陽光発電や風力発電のポテンシャルを最大限に活かすためのインフラ整備や、蓄電池技術の活用といった具体的な施策が示されることで、電気料金の安定化と低廉化に繋がる可能性があります。 今後の議論と県民生活への期待 下地氏の提言は、単なる料金引き下げ要求にとどまらず、沖縄電力が本来果たすべき社会的責任や、地域経済への貢献といった視点からも、経営の透明化や効率化を求めていると考えられます。もしこの改革案が実現すれば、沖縄県民の家計における電気料金の負担が軽減され、生活水準の向上に繋がる可能性があります。また、企業活動におけるコスト削減にも寄与し、地域経済の活性化にも貢献することが期待されます。今後の沖縄電力との協議や、国、県、関係機関との議論の展開が注目されます。 まとめ 下地幹郎氏は、沖縄県民の電気料金負担軽減を目指し、「沖縄電力改革案」を発表した。 改革案の背景には、離島であることによる輸送コストや、化石燃料への依存といった沖縄特有の事情がある。 改革の柱として、経営構造の抜本的な見直し、料金体系の適正化、再生可能エネルギー導入拡大などが推測される。 実現すれば、県民生活や地域経済への好影響が期待され、今後の議論の展開が注目される。
下地幹郎氏、沖縄鉄道実現へシンポ開催「可能性を探る」
沖縄における鉄道網の実現可能性を探るシンポジウムが、2026年6月7日に那覇市で開催されることになりました。下地幹郎氏が関わる沖縄ファースト政策研究所が主催するこの催しは、長年の課題とされる沖縄の交通インフラの未来像を、専門家や市民と共に議論する機会となります。本記事では、シンポジウム開催の背景と、沖縄における鉄道敷設計画の現状について解説します。 沖縄で鉄道は夢物語か、現実的な選択肢か 沖縄本島における公共交通の現状は、那覇市内を中心に運行されているモノレール「ゆいレール」と、市町村を網羅する路線バスが中心となっています。しかし、本島南部の経済発展や観光客の増加に伴い、特に那覇市周辺では慢性的な交通渋滞が深刻化しています。自動車依存度の高さも相まって、移動時間の増加や環境負荷への懸念も指摘されており、抜本的な交通インフラの改善が求められています。 こうした中、「沖縄に鉄道を」という声は、過去から繰り返し聞かれてきました。1980年代には沖縄本島縦断鉄道計画が検討されたほか、近年でもモノレールの延伸や、LRT(次世代型路面電車)の導入、さらには那覇新都心と本島南部を結ぶ新たな交通システムの構想などが議論されてきました。しかし、莫大な建設コスト、地盤や地質の問題、需要予測の難しさ、そして経済的な採算性など、多くのハードルが存在し、具体的な計画として実現するには至っていません。 それでもなお、今、鉄道の話題が再び注目を集める背景には、いくつかの要因が考えられます。一つは、経済効果への期待です。鉄道網が整備されれば、観光客の利便性向上だけでなく、島内の人々の移動手段が多様化し、経済活動の活性化につながるという見方があります。また、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、環境負荷の少ない公共交通機関の導入が、国内外で重視されていることも影響しているでしょう。 下地幹郎氏が主催、実現への期待と課題 今回、シンポジウムを主催する沖縄ファースト政策研究所は、「沖縄の未来を一番に考え、新しい時代をリードする」ことを旗印に掲げ、最新のテクノロジーを活用しながら沖縄の課題解決に取り組む団体です。代表を務める下地幹郎氏は、これまでの国会議員としての経験も活かし、沖縄の振興策や政策提言において、常に地域の実情に即した独自の視点を示してきました。 今回のシンポジウム「沖縄に鉄道は実現できるのか!?」は、まさにその問題意識の表れと言えるでしょう。単に現状の交通課題を嘆くだけでなく、「実現できるのか」という問いかけを通じて、技術的、経済的、社会的な側面から、沖縄における鉄道敷設の可能性を深く掘り下げ、具体的な解決策を探ることを目的としていると考えられます。 主催者側からは、このシンポジウムを通じて、沖縄の特性を踏まえた上で、鉄道という選択肢が現実的なものとなるのか、あるいはどのような形であれば実現可能なのか、専門家の知見や多様な意見を集約し、今後の沖縄の交通政策における重要な論点として整理したいという意向がうかがえます。 過去の構想、そして直面する現実的な壁 沖縄における鉄道構想は、決して新しいものではありません。過去には、県が主導した「沖縄本島地域公共交通網形成計画」などの中でも、鉄道やLRTの可能性が検討されてきました。しかし、いずれの構想も、その実現には巨額の初期投資が必要となることから、財源確保が最大の難題となり、具体化には至らなかった経緯があります。 例えば、モノレール「ゆいレール」の延伸計画についても、那覇空港駅からさらに南へ、あるいは北へ延伸する案が議論されましたが、建設費や用地確保、採算性などの課題が指摘され、計画は停滞しています。また、LRTについても、都市部での道路空間の制約や、バス路線との競合などが課題として挙げられてきました。 琉球新報の報道でも、「シンポで考察」と触れられているように、今回のシンポジウムは、こうした過去の議論を踏まえつつ、最新の技術動向や国内外の事例も参考にしながら、沖縄にとって本当に実現可能な鉄道、あるいはそれに準ずる公共交通システムはどのようなものになりうるのか、専門家や関係者が集まり、真剣な議論を交わす場となることが期待されています。 現在の沖縄の交通インフラ整備においては、BRT(バス高速輸送システム)の導入や、データ活用によるバス運行の効率化、そしてスマートシティ構想の推進なども進められています。鉄道構想も、これらの取り組みとどのように連携し、あるいは差別化を図りながら、将来の沖縄の公共交通体系のあり方を検討していくかが、重要な論点となるでしょう。 シンポジウムが描く沖縄の未来像 今回開催されるシンポジウムは、沖縄が抱える交通課題に対し、鉄道という「夢」とも言える選択肢を、現実的な視点から捉え直す機会となるはずです。単なる理想論に終わらせず、専門家による実現可能性の分析、経済効果の試算、そして地域住民の生活にどう根差していくのかといった具体的な議論が交わされることが期待されます。 下地幹郎氏が関わる沖縄ファースト政策研究所は、このシンポジウムを、将来の沖縄における持続可能で効率的な交通網構築に向けた、第一歩と位置づけているのかもしれません。議論の結果が、今後の沖縄県の交通政策や、地域開発のあり方にどのような影響を与えていくのか、注目が集まります。 沖縄における鉄道実現への道のりは、依然として険しいものがあるでしょう。しかし、このような場を通じて、多様な意見やアイデアが集まり、建設的な議論が深まることで、未来への具体的な一歩が見えてくる可能性もあります。 まとめ 2026年6月7日、那覇市にて「沖縄ファースト政策シンポジウム」が開催されます。 シンポジウムのテーマは「沖縄に鉄道は実現できるのか!?」であり、沖縄本島における鉄道網の実現可能性について議論します。 主催は、下地幹郎氏が関わる沖縄ファースト政策研究所です。 長年の課題である沖縄の交通渋滞や、過去の鉄道構想の経緯、そして実現に向けた技術的・経済的な課題や展望が探られます。
公約「政治家はこれで終わります」と断言した下地幹郎氏が沖縄知事選出馬へ 引退宣言から約1年8か月での翻意に疑問
「自分の決めたことだからもう政治は終わる」と断言していた 下地氏は2024年10月27日の衆院選沖縄1区での落選が確実となった夜、報道陣を前に明確にこう述べました。「政治家はこれで終わります。30年間支えていただき本当にありがとうございました」「今回は政治が変わる分岐点と考えて最後の選挙と決めた。自分の決めたことだからもう政治は終わる」と言い切りました。 これはあいまいな言葉ではありません。衆院選前から「落選した場合は政界を引退する」と明言し、落選後には改めて「最後の選挙」「もう政治は終わる」と繰り返したのです。 >落選したら終わりと言い切ったのに知事選に出るのか。この1年8か月で何が変わったのか説明してほしい その後、下地氏は引退宣言を行動で示しました。2025年1月には那覇市内の後援会事務所に支援者を招いた「感謝の集い」を開き、2025年2月には30年間活動の拠点だった後援会事務所を取り壊しました。後援会も解散する意向を示し、政界復帰を一切想定していない姿勢を明確にしていたはずでした。 「出ない」と否定繰り返しながら4日後に表明へ 異例の経緯 下地氏の姿勢が変わり始めたのは2026年に入ってからです。同年1月には中道改革連合への支援を表明し、2月の衆院選では選挙応援を呼びかける勉強会を開くなど政治的活動を再開しました。 2026年6月には知事選への立候補意向が報じられましたが、この時点でも「出ない」と否定を続けていました。2026年7月9日の取材でも改めて「出ない」と述べていたにもかかわらず、翌13日には会見を開いて正式に立候補を表明するとされており、わずか4日での表明転換という異例の展開となっています。 >出ない出ないと言いながら出馬表明というのは、有権者を試しているとしか思えない 後援会を解散したはずが政策研究所を拠点に活動継続していた 下地氏は政界引退後、「沖縄ファースト政策研究所」の所長として活動を続けていました。久米島オーシャンジェット代表取締役会長兼社長も務めており、「政治家」を離れたものの政策提言活動は継続していました。こうした活動が知事選出馬への足がかりとなった可能性があります。 一度「政治家はこれで終わります」と公言し、後援会事務所まで取り壊して引退の意思を行動で示した人物が、約1年8か月後に知事選に出馬する——この翻意に対して、有権者への誠実な説明が不可欠です。 >後援会事務所まで取り壊したのに。本当に引退する気があったのか疑問に思う 沖縄県知事選は2026年8月27日告示・9月13日投開票の予定です。玉城デニー知事がすでに出馬を表明しており、下地氏が立候補した場合には三つどもえ以上の構図となる可能性があります。政界引退を宣言した人物が「第三極」として再登場することで、選挙戦の構図は一層不透明になっています。 >沖縄の将来のためになるなら出馬を否定しないが、引退を撤回するなら理由をきちんと語ってほしい 下地氏がこれまで語ってきた言葉と行動のギャップは明白です。「政治家はこれで終わります」という断言が軽率だったのか、今回の翻意が軽率なのか、いずれにせよ有権者への丁寧な説明なしに政治家としての信頼は回復できません。13日の会見で下地氏がどのような説明をするかが注目されます。 まとめ - 下地幹郎氏(64)が2026年7月13日に沖縄県知事選への立候補を正式表明する予定 - 2024年10月の衆院選落選時に「政治家はこれで終わります」「自分の決めたことだからもう政治は終わる」と明言して政界引退を宣言していた - 衆院選前から「落選したら引退」と公言。落選後も繰り返し断言した - 2025年2月には後援会事務所を取り壊し、後援会も解散。引退を行動で示していた - 2026年7月9日の取材でも「出ない」と否定。わずか4日後に出馬表明という異例の経緯 - 玉城デニー知事もすでに出馬表明。三つどもえ以上の構図になる可能性 - 沖縄県知事選は2026年8月27日告示・9月13日投開票の予定
下地幹郎氏が沖縄電力株主総会で役員報酬と電気料金高騰を厳しく追及
下地幹郎氏が沖縄電力総会で県民負担を追及 下地幹郎氏は、2026年6月26日に開かれた沖縄電力の第54回定時株主総会に出席し、電気料金の高騰、株価低迷、役員報酬、国の電気料金支援について質問しました。 総会は午前10時に始まり、会社側は剰余金処分、定款変更、取締役選任、報酬額設定、業績連動型株式報酬制度など7議案を提出しました。会社発表では、すべての議案が原案どおり承認可決されています。 下地氏は、株価が2500円台から880円台まで下がっていると指摘しました。直近の株価データでも、沖縄電力の株価は2026年6月26日に886円で取引を終えており、投資家の評価が弱いことは明らかです。 問題は、株主だけの損ではありません。沖縄県民は高い電気料金に苦しみ、国の料金支援にも頼っています。その中で役員報酬の枠を広く残すなら、県民が納得できる説明が必要です。 役員報酬4億6000万円上限に疑問 今回の第5号議案では、取締役の金銭報酬を年額3億1000万円以内とする内容が示されました。第7号議案では、これとは別枠で業績連動型株式報酬について、3事業年度ごとに1億5000万円を上限とする内容が示されています。 単純に見ると、金銭報酬枠と株式報酬枠を合わせた上限は4億6000万円です。会社側は制度の継続や企業価値向上との連動を説明していますが、電気料金の重さに苦しむ県民から見れば、順番が違うと感じるのは当然です。 2023年の料金改定時、沖縄電力は経営効率化の一つとして、常勤取締役と執行役員の報酬を年間最大20%程度削減すると示しました。下地氏は、役員報酬削減が十分に実行されていないとして、総会で厳しく問題提起しました。 > 「電気代が上がる一方で役員報酬の枠が大きいのは納得できません」 > 「県民が節電している時に、会社の上層部だけ守られるのはおかしいです」 > 「下地幹郎氏の追及は当然です。沖縄電力はもっと説明すべきです」 > 「補助金で支えられているなら、まず料金を下げる努力を見せてほしいです」 > 「株価も低い、電気代も高い、それで役員報酬だけ厚いなら通りません」 電力会社は地域独占に近い性格を持つ公共インフラです。普通の民間企業以上に、料金、報酬、配当、投資のバランスを県民目線で説明する責任があります。 電気料金高騰と燃料説明のずれ 沖縄電力は2023年に規制料金の値上げを実施しました。標準的な家庭では値上げ幅が大きく、国や県の支援で実質負担を抑えた経緯があります。 2026年も国による電気料金支援が続き、低圧契約では2026年8月分と10月分が1キロワット時あたり3.5円、2026年9月分が4.5円値引きされます。これは県民にとって助かる支援ですが、本来は補助金でごまかすより、料金構造そのものを見直すべきです。 下地氏は、沖縄電力が石炭火力中心であることを踏まえ、ホルムズ海峡情勢による原油価格高騰を値上げ理由にする説明へ疑問を示しました。公表資料では2024年度の電源構成は石炭火力68%、LNG火力25%で、石油火力は1%です。 ただし、燃料費調整では原油、石炭、LNGの輸入価格が料金に反映される仕組みがあります。だからこそ会社側には、原油高という大きな言葉で済ませず、石炭、LNG、石油が料金にどう効いているのかを分けて説明する義務があります。 沖縄電力改革は県民のために急務です 下地氏は、剰余金処分、定款変更、取締役選任、監査等委員選任、報酬議案、株式報酬議案に反対の考えを示しました。電気料金が高く、株価も低迷し、コスト削減も不十分なら、経営陣の再任や報酬枠をそのまま認めるべきではないという立場です。 この主張はかなり筋が通っています。沖縄電力が利益を出すたびに県民が「料金を取られすぎているのではないか」と感じる状況なら、会社と県民の信頼関係は壊れます。 物価高の中で、電気料金は家計にも中小企業にも重くのしかかります。減税や財政出動と同じく、生活コストを下げる政策は一刻の猶予もありません。 一方で、報道への圧力という話については、事実確認が必要です。確認されていない話を断定する必要はなく、公式資料と総会議案だけを見ても、沖縄電力の説明責任は十分に問えます。 沖縄電力に求められるのは、役員報酬を守る理屈ではなく、県民の電気料金をどう下げるかという具体策です。下地氏の追及は、株主総会の場を使って県民負担を正面から問うものであり、今後の沖縄電力改革の出発点にすべきです。 まとめ ・下地幹郎氏は、2026年6月26日の沖縄電力株主総会で電気料金、株価、役員報酬を追及しました。 ・沖縄電力の第54回定時株主総会では、7議案が原案どおり承認可決されました。 ・取締役の金銭報酬枠3億1000万円と株式報酬枠1億5000万円を合わせると、上限は4億6000万円規模になります。 ・県民が電気料金高騰に苦しむ中で、役員報酬の妥当性には厳しい説明が必要です。 ・沖縄電力は補助金頼みではなく、料金を下げる経営改革を急ぐべきです。
下地幹郎氏が沖縄DFS買収で問う免税店消費税ゼロと観光改革の行方
沖縄DFS買収で免税店制度の弱点が見えました 沖縄の未来をつくる経済人の下地幹郎氏は、沖縄ディーエフエス株式会社がスイス企業アボルタによる買収合意の対象になったことを受け、沖縄型特定免税店の制度を見直すべきだと訴えました。買収は沖縄の観光政策にとって、単なる企業取引ではなく、免税店の競争力を問い直す大きな転機です。 アボルタはDFS沖縄の全株式を取得することで合意し、那覇空港の国内線と国際線、那覇市おもろまちの市中店舗を含む事業を引き継ぐ予定です。取引の完了は2026年第3四半期が予定され、アボルタにとって日本の旅行小売市場への本格参入になります。 下地氏が問題にしたのは、沖縄の免税店が「免税」と呼ばれながら、実際には消費税がかかる仕組みです。沖縄型特定免税店制度の対象税は関税であり、内国消費税は課税されます。 つまり、沖縄の制度は輸入品の関税を免除する制度であり、一般的に外国人旅行者向けに使われる消費税免税とは性格が違います。この分かりにくさが、観光客にもブランド側にも魅力を伝えにくい原因になっています。 下地幹郎氏の消費税ゼロ提言は核心を突いています 下地氏は、間接税ゼロ、消費税ゼロでなければならないと主張しました。これは沖縄観光の集客力を高めるために、免税店を本当の意味で価格競争力のある施設へ変えるべきだという提言です。 現在の沖縄型特定免税店は、購入額20万円までの輸入品について関税が免除されます。購入できる人は、沖縄県から県外へ出る旅客です。 制度自体は沖縄だけの特例として価値があります。しかし、消費税10%が残るなら、旅行者には「どれだけ安いのか」が伝わりにくくなります。 世界の空港型免税店では、税負担の軽さが買い物の分かりやすい魅力になります。沖縄で同じ看板を掲げながら消費税が残るなら、ブランド誘致でも旅行者の購買意欲でも不利になります。 > 「免税店なのに消費税がかかるなら、正直お得感が分かりにくいです」 > 「沖縄観光を本気で伸ばすなら、買い物の魅力も強くしてほしいです」 > 「下地幹郎氏の指摘は分かりやすいです。制度が中途半端に見えます」 > 「海外ブランドを呼びたいなら、税制も本気で変えるべきです」 > 「観光客が財布を開く仕組みを作らないと、沖縄経済は伸びにくいです」 沖縄県は国に制度改正を求めるべきです 消費税ゼロを実現するには、沖縄県だけで決められる話ではありません。消費税は国の税制であり、沖縄県は国に制度改正を求める立場になります。 だからこそ、沖縄県は買収を「外資が来た」で終わらせてはいけません。アボルタの参入によって、沖縄の免税店が国際的な運営力を取り込む可能性がある今こそ、制度の弱さを直す好機です。 取引額は公表されていませんが、DFS沖縄はアボルタの2025年アジア太平洋事業売上の約1割に相当する規模と説明されています。これは、沖縄の免税店事業が国際企業にとって一定の価値を持つことを示しています。 一方で、その価値を沖縄経済全体へ広げるには、買収後の運営任せでは足りません。県、国、事業者が、免税対象、購入限度額、受け取り方法、ブランド誘致、消費税の扱いを一体で見直す必要があります。 沖縄観光の起爆剤にするには税制改革が必要です 沖縄観光は、海や自然だけに頼る時代から、買い物、食、文化、医療、会議、長期滞在を組み合わせる時代に入っています。その中で、免税店は高付加価値観光を伸ばす有力な装置になります。 下地氏の提言は、観光業者だけを利する話ではありません。消費税ゼロによって買い物需要が増えれば、雇用、物流、交通、飲食、ホテルにも波及します。 もちろん、減税には財源論がつきます。しかし、沖縄のように地理的な不利を抱え、観光を主力産業にする地域では、普通の制度を当てはめるだけでは成長に限界があります。 重要なのは、税を取ることを目的にするのではなく、経済を動かして結果的に雇用と所得を増やすことです。物価高の中で負担を減らし、消費を増やす政策は、沖縄にとって急ぐべき課題です。 沖縄ディーエフエスの買収合意は、制度を放置すれば外資の経営判断だけで終わります。しかし、沖縄県が下地氏の提言を受け止め、消費税ゼロを含む本格的な免税店改革を国にぶつければ、観光の起爆剤に変えられます。 沖縄の免税店に必要なのは、名前だけの免税ではありません。観光客が一目で得だと分かり、世界のブランドが出店したいと思える、本物の免税制度です。 まとめ ・沖縄ディーエフエス株式会社は、スイス企業アボルタによる買収合意の対象になりました。 ・下地幹郎氏は、沖縄型特定免税店制度の見直しを訴えています。 ・現行制度は関税免除が中心で、内国消費税は課税される仕組みです。 ・免税店を沖縄観光の起爆剤にするには、消費税ゼロを含む制度改正が必要です。 ・沖縄県は、買収を機に国へ本格的な税制改革を求めるべきです。
下地幹郎氏が沖縄知事選に出馬意向 周辺説明と否定発言の矛盾が焦点に
周辺には出馬意向 しかし取材には「もう出ない」の矛盾 2026年9月13日投開票の沖縄県知事選に向け、元郵政民営化担当相で沖縄ファースト政策研究所の下地幹郎所長(64歳)が、立候補する意向を周辺に説明していることが2026年6月17日までに関係者の話で明らかになりました。 下地氏は同日、自身が代表取締役会長兼社長を務める「久米島オーシャンジェット」の株主総会を那覇市内で開催し、会長兼社長への留任が承認されました。一方、報道各社の取材には「もう出ない」と繰り返し強調しており、周辺への説明との間に大きな食い違いが生じています。 過去にも「知事選に必ず出る」と発言しながら状況によって態度を変えてきた経緯もあり、今後の正式な意向表明が焦点となっています。沖縄政界では「最後は出馬するのでは」との見方も広がっており、下地氏の真意が問われる場面を迫られることになりそうです。 >「下地さん、またいつものパターン?出ないと言いながら最後は出るんでしょ」 >「久米島オーシャンジェットの立て直しが先か知事選が先か。社員が混乱しないか心配」 >「三つどもえになったら面白い。玉城対古謝の二強構図が崩れる可能性もある」 >「周囲には出る気満々なのに取材には否定とは。有権者をバカにするのもほどほどに」 >「沖縄の政治をイデオロギーから解放したいという下地さんの主張、一度ちゃんと聞いてみたい」 久米島オーシャンジェット 会長留任と運航再開の行方 下地氏が会長兼社長を務める「久米島オーシャンジェット」は、那覇から久米島を結ぶ超高速船「つむぎ」を2026年5月1日に就航させましたが、就航翌日の2026年5月2日に兼城港内での海底接触事故が発生し、水中翼の支柱が損傷したとして現在も運休が続いています。 同社は2026年7月1日の運航再開を目指して修理を進めています。今回の株主総会では下地氏が会長兼社長として留任することが承認され、引き続き事業責任者として運航再開に注力するとしています。 知事選への出馬意向が浮上したタイミングが、高速船の運航再開を目前に控えた時期と重なっていることも注目されています。会社経営と政治活動の両立がどのように図られるのかは、今後の動向を読む上で重要な要素となります。 2022年の雪辱を期すか 下地氏の政治歴と知事選経歴 下地氏は沖縄県宮古島市出身で、衆議院議員を6期にわたって務めた実力派の政治家です。野田佳彦内閣では内閣府特命担当大臣(防災・郵政民営化担当)として初入閣した経験を持ちます。 2022年の沖縄県知事選には無所属で立候補しましたが、現職の玉城デニー氏と佐喜真淳氏(前宜野湾市長)に次ぐ3位で落選しました。得票率は8.03%にとどまり、法定得票を下回ったため供託金(選挙に際し法律で定められた保証金)が没収されています。その後は「沖縄ファースト政策研究所」を設立して政策提案を続ける一方、「久米島オーシャンジェット」を立ち上げて実業家としても精力的に活動してきました。 沖縄政界ではいまだ存在感を持つ政治家として評価する声がある一方、過去の選挙での苦境や発言の変遷に対する批判も根強く残っています。今回の出馬意向が本物であれば、後援会や支持者との体制づくりを急ぐ必要があります。 三つどもえ選挙に発展か 2026年知事選の構図と争点 2026年の沖縄県知事選には、すでに2人が立候補を表明しています。現職の玉城デニー氏(66歳)は2026年4月25日に3選を目指して立候補を表明しており、辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力の支援を受けます。保守系からは、前那覇市副市長の古謝玄太氏(42歳)が2026年3月23日に出馬を表明しており、最終的に自由民主党(自民)の支援を受けるとみられます。 現時点では玉城氏対古謝氏の一騎打ちとみられていましたが、下地氏が実際に出馬すれば三つどもえ選挙に発展する可能性があります。沖縄の知事選の主な争点は、辺野古新基地建設の是非、基地問題の解決手法、沖縄振興のあり方などです。「オール沖縄」にも保守にも属さない「中道」路線を唱えてきた下地氏の参入は、選挙の構図を大きく揺るがすことになるかもしれません。 まとめ - 下地幹郎氏(64歳)が2026年9月13日投開票の沖縄県知事選への出馬意向を周辺に説明していることが2026年6月17日までに判明 - 本人は取材に「もう出ない」と強調しており、周辺への説明との矛盾が焦点 - 同日の「久米島オーシャンジェット」株主総会で会長兼社長への留任が承認された - 同社は2026年5月の事故で運休中で、2026年7月1日の運航再開を目指して修理中 - 2022年知事選では3位(得票率8.03%)で落選し、供託金が没収された経歴がある - 現在の知事選は玉城デニー氏(現職)対古謝玄太氏(保守系)の一騎打ちだが、下地氏参入で三つどもえに - 今後の正式な意向表明のタイミングが最大の注目点
就航翌日に接触事故 久米島オーシャンジェット修理完了 9日にも運航再開へ
就航2日目に起きた接触事故の詳細 久米島オーシャンジェットが運航する高速船「つむぎ」は、2026年5月1日に那覇港と久米島の兼城港を結ぶ航路で就航したばかりでした。就航式には多くの関係者や乗客が集まり、久米島の人口減少を止めることや観光の活性化などへの期待を込めた初便の出発が祝われました。 ところがその翌日、2026年5月2日の午前11時3分ごろ、久米島町の兼城港を出港しようとした際に、港内で水中翼を下ろした状態のまま浅瀬へと流れ、船底が海底に接触するという事故を起こしました。 那覇行きとして午前11時に兼城港を出発したこの便には乗客27人と乗組員5人が乗っていましたが、けがをした人はいませんでした。事故の約8分後には海上保安庁へ通報がなされ、船は自力で兼城港に戻ることができました。しかし前方の水中翼の衝撃吸収装置が作動したことで高速航行ができない状態となったため、同社は全便の運航を休止する判断を下しました。 乗客には乗船料が全額払い戻され、航空便や久米商船のフェリーへの振り替え輸送が実施されました。 >「就航したばかりなのにすぐ事故とは残念。久米島に早く行きたかったのに」 >「高速船への期待が大きかっただけに、このニュースはショックだった」 >「安全確認をしっかりしてから再開してほしい。焦らないで」 >「島民にとっては移動手段の選択肢が増えることが大事。早く再開を」 >「修理が終わったなら早期再開を期待。でも安全最優先でお願いします」 沖縄を変える高速船「つむぎ」とはどんな船か 「つむぎ」はジェットフォイルと呼ばれる超高速船の一種で、水中翼という特殊な翼で船体全体を海面から持ち上げ、時速約80キロで航行します。波の影響を受けにくく、従来のフェリーと比べて揺れが半分以下に抑えられることが特徴で、乗り心地のよさが大きな売り物です。 JR九州高速船がかつて「ビートル」として運航していた船を購入・改修したもので、乗客定員は230人です。那覇港から久米島の兼城港まで約82分で結び、従来のフェリーが約3時間30分かかるのに比べて移動時間をおよそ3分の1に短縮します。 運賃は大人片道7,800円で、久米島町民は5,400円です。また那覇と沖縄本島北部の本部を結ぶ航路も約60分で運航しており、沖縄の離島交通を大きく変える手段として注目を集めていました。 修理・検査完了から運航再開へ向けた取り組み 事故発生後、同社は損傷した部品の取り替えを速やかに進め、海難事故が起きた場合に法律で義務付けられている臨時検査を受けました。これらをすべて終えた「つむぎ」は2026年5月7日に那覇港へ戻りました。 久米島オーシャンジェットの下地幹郎代表取締役会長は「本当にご迷惑をかけたので改めてお詫び申し上げたいと思います」と謝罪した上で、「今後については安全管理の面をもう一度徹底して、安全管理体制をもう一度見直して、再開に向けて手続きに入っていきたいと思っております」と述べました。 同社は再発防止策として、翼を着水させる海域の見直しなどをとりまとめており、早ければ2026年5月9日にも運航を再開できるよう手続きを進めています。なお記者会見では今回の事故は機械的な原因によるものではないと説明されており、人的な判断や操船ルートの見直しが改善の中心になります。 離島交通への影響と今後の課題 高速船「つむぎ」の運航休止は、久米島の島民や観光客に少なくない影響を与えました。就航に合わせて国土交通省は那覇と久米島を結ぶ航空路線に対して国が支給してきた「離島航空路運航費補助」を打ち切る方針を固めており、航空路への影響も懸念されます。なお、久米島町民を対象にした航空運賃の割引制度は引き続き維持される見通しです。 運航休止中は久米商船のフェリーや航空便での対応が続きましたが、フェリーは所要時間が約3時間30分と長く便数も限られることから、島民や旅行者に不便が生じました。同社は久米島の観光客数を現在の約9万人から将来的に20万人へと増やすという目標を掲げており、安全で安定した運航の早期実現が急務です。 就航わずか2日目という極めて早い段階で起きたこの事故は、離島の観光と生活を支えるうえで安全管理の重要性を改めて社会に示す出来事となりました。再発防止策が確実に機能するかどうかが、今後の「つむぎ」への信頼を左右することになります。 まとめ - 2026年5月2日午前11時3分ごろ、久米島・兼城港内で高速船「つむぎ」が船底を海底に接触させる事故が発生(就航翌日) - 乗客27人・乗組員5人にけがはなく、船は自力で帰港。乗客には全額払い戻し・振り替え輸送を実施 - 「つむぎ」はJR九州「ビートル」を改修したジェットフォイル。那覇~久米島を約82分(定員230人、運賃大人7,800円) - 損傷部品の交換と臨時検査を終えた「つむぎ」は2026年5月7日に那覇港へ戻った - 下地幹郎会長が安全管理体制の全面見直しを表明。早ければ2026年5月9日に運航再開へ - 再発防止策として翼を着水させる海域の見直しを実施 - 高速船就航に伴い、国の航空路線補助(離島航空路運航費補助)が打ち切られる方針 - 観光客を9万人から20万人に増やす目標を掲げており、安全運航の早期実現が最大の課題
久米島オーシャンジェット「つむぎ」就航翌日に接触事故 下地幹郎代表が謝罪と運航休止を発表
就航翌日の接触事故 何が起きたのか 「つむぎ」は2026年5月1日に就航したばかりのジェットフォイル(水中翼を使って船体を海面から浮かせて高速で走る船)です。JR九州高速船が博多―韓国・釜山間で運航していた旧「ビートル」を約6億4,000万円で購入・改修した中古船で、機種はボーイング929型、最高速度は時速約80キロメートル、乗客定員は約230人にのぼります。那覇―久米島間を約80分、那覇―本部間を約60分で結ぶ計画で、就航前には船体改修に予想以上の時間がかかったことから、運航開始が2度延期された経緯もあります。 事故が起きたのは、2026年5月2日午前11時発の兼城港発那覇港行きの便でした。出港からわずか3分後の午前11時3分ごろ、高速航行に備えて水中翼「ストラット」を船底に下ろしながら港外へ移動していたところ、強風を受けて予定航路から約30メートル右側に流されました。 その結果、浅瀬にあったストラットが海底と接触し、前方の衝撃吸収装置(アブソーバー)が約15センチ伸びた状態となり、高速航行が不可能な状態に陥りました。 船は低速では自力で動かすことができ、午前11時9分に兼城港へ戻り着岸しています。同11分には海上保安庁に通報し、衝撃吸収装置の作動が確認された同20分、会社は全便の運航休止を決定しました。乗客27人と乗組員5人の計32人に怪我はなく、事故便の乗船料は全額払い戻され、乗客は航空便や久米商船のフェリーへの振り替え輸送を受けています。 >「就航したばかりなのにこんな事故が起きるとは。すごい音がしたと聞いて心配になりました」 >「GW中に楽しみにしていた久米島旅行なのに残念です。早く安全な運航を再開してほしい」 >「水中翼を下ろしながら港内を走るのはリスクが高いのでは。安全基準の見直しが必要だと思います」 >「乗客に怪我がなくてよかったですが、就航2日目というのはやはり信頼が揺らいでしまいます」 >「振り替え輸送への素早い対応は評価できますが、まずは原因究明と再発防止の徹底が最優先だと思います」 下地幹郎代表が謝罪 「運航のあり方を考えていかなくてはならない」 2026年5月2日午後4時から那覇市内で開いた記者会見で、下地幹郎代表は事故の原因について詳しく説明しました。港外へ移動する際にストラットを下ろした状態で航行していたところ、風を受けて予定航路から約30メートルそれた浅瀬に接触したとのことです。「ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪した上で、安全運航の見直しを改めて行うとしました。 さらに「事故の全容が出た時点で、運航のあり方などを考えていかなくてはならない」と述べ、今後の運航継続についても慎重に対応する姿勢を示しました。 その後の報道によると、同社は2026年5月6日まで全便の運航休止を決定しています。ただし衝撃吸収装置に不具合が残っているとされており、運航再開の正確な見通しは現時点では不透明な状況です。大型連休の最中に運航が止まったことで、予約済みの乗客への対応も引き続き急務となっています。 就航2度の延期を経た多難な船出 観光振興への影響は 「つむぎ」の就航は、久米島の観光振興にとって大きな期待を集めていました。久米島オーシャンジェットは、観光客数を現在の約9万人から20万人へ倍増させることを目標に掲げており、移動時間の大幅な短縮が島の経済活性化につながると期待されていました。しかし船体改修に想定以上の時間がかかり就航を2度延期した経緯があり、2026年5月1日の就航は文字通り満を持してのスタートでもありました。 こうした経緯の中で起きた就航翌日の事故は、島民と観光客の双方に大きな不安を与えています。さらに深刻なのは、この高速船の就航を受けて国土交通省が久米島―那覇間の航空路線への赤字補助を打ち切る判断を下している点です。航空会社側は当時、即座の減便や運賃引き上げを予定していないとしていましたが、高速船が安定運航を確保できなければ島民の主要な交通手段が失われるリスクが現実のものとなります。久米島は那覇から約100キロ離れた離島であり、交通手段の確保は住民生活に直結する重大な問題です。 安全確認と再発防止が急務 港内操船の課題が浮き彫りに 今回の事故で浮き彫りになった問題の一つは、港内でのストラット操作における安全管理の体制です。ストラットは高速航行時に水面下に下ろして使用するもので、港内のような水深が浅い海域でこれを操作するには、正確な航路管理と風況を含む気象情報の把握が不可欠です。就航前には事業許可の申請時期が遅いと指摘される場面もあり、準備態勢に懸念の声が上がっていた経緯もあります。 就航2度の延期を経てようやくスタートした高速船がその翌日に事故を起こしたという事実は、安全確認のプロセスが本当に十分だったのかという問いを社会に突きつけています。公共交通インフラとしての責任の重さを踏まえ、透明性のある原因究明と具体的な再発防止策の早急な公表が求められます。 まとめ ・2026年5月2日午前11時3分ごろ、ジェットフォイル「つむぎ」が久米島町・兼城港内で海底に接触する事故が発生。 ・就航はその前日(2026年5月1日)であり、わずか2日目での事故となった。 ・原因は強風によって予定航路から約30メートル流され、下ろしていた水中翼「ストラット」が浅瀬に接触したこと。 ・衝撃吸収装置(アブソーバー)が約15センチ伸び、高速航行が不能に。 ・乗客27人・乗組員5人(計32人)は全員無事。事故便の乗船料は全額払い戻し。 ・下地幹郎代表が2026年5月2日午後4時に那覇市内で記者会見を開き謝罪。 ・同社は2026年5月6日まで全便運航休止を発表(再開時期は不透明)。 ・高速船就航に伴い、国土交通省が久米島―那覇間の航空路線赤字補助を打ち切り済みで、島民の足への影響が懸念される。 ・「つむぎ」はJR九州旧「ビートル」を改修した中古船で、就航まで2度の延期があった経緯がある。
ジェットフォイル「つむぎ」那覇港に初入港 下地幹郎会長「感無量」5月就航へ
離島の夢を乗せて 下地幹郎会長が語るプロジェクトの意義 久米島オーシャンジェットは2023年に下地幹郎氏が会長として立ち上げた会社です。元衆議院議員の下地氏は「人口減少が進む久米島の未来に希望の灯をともしたい」という思いを胸に、この事業を推進してきました。那覇と久米島、さらに那覇と本部町を結ぶ「トライアングル航路」を目指し、観光振興と離島の利便性向上の両立を掲げています。 船体「つむぎ」はかつてJR九州が博多―韓国・釜山間で運航していた高速船「ビートル」を購入・改修したものです。「つむぎ」という愛称は久米島の児童・生徒から公募して決定しました。時速約83キロで航行するジェットフォイルは、現在のフェリーで約3時間かかる那覇―久米島間を約70分に短縮します。那覇―本部間は約50分を見込んでいます。定員は約230人で、年間315日の運航を計画しています。 >「フェリーで3時間は本当につらかった。70分になるなら生活が変わる」 >「久米島出身だけど、那覇との行き来がこんなに楽になるとは思わなかった」 2度の延期を乗り越え、いよいよ5月就航へ 就航スケジュールは当初2024年の予定でしたが、これまでに2度延期されました。船体の改修に高度なアルミ加工や特殊な修繕が必要で、部品調達や特殊技能を持つ人員の確保に時間がかかったためです。下地会長は「来年5月の就航は目標ではなく決定事項だ」と強調しており、今回の那覇港入港は、その約束を果たすための大きな一歩といえます。 料金については、那覇―久米島間が大人片道7000円(久米島町民は3500円)、那覇―本部間が6000円を想定しています。フェリーの片道3450円と比べると割高ですが、飛行機の片道約12769円と比べると費用を抑えた選択肢として注目されています。 >「2度も延期されたから正直信じてなかった。本当に来たんだ」 最大の課題はクジラとの共存 AI・減速・ドローンで多重対策 一方で課題となっているのが、クジラとの衝突対策です。那覇と久米島の間は冬場(12月から3月)にザトウクジラが多く回遊する海域にあたります。時速80キロを超える速度で航行するジェットフォイルがクジラと衝突した場合、乗客と船体双方への被害が非常に大きくなる恐れがあります。2019年に他社のジェットフォイルがクジラと衝突した事故では100名以上が負傷するなど、深刻な事故が過去に起きています。 久米島オーシャンジェットはこの課題に対し、複数の対策を講じています。水中マイクでクジラの鳴き声をAIが解析して位置を特定する「クジラ鳴音探知システム」の導入を進めているほか、クジラが嫌がる音を発する水中スピーカーを船体に搭載する計画も進めています。さらに、クジラの出現頻度が高い海域では航路を一部変更し、子クジラが集まりやすい水深200メートル以下の区域では時速65キロ以下に減速する方針を掲げています。ドローンや監視船を使った出航前の安全確認も計画されており、乗客へのシートベルト着用の徹底も義務付けられています。 >「クジラとの衝突事故が心配。万全の体制で臨んでほしい」 那覇港への初入港という節目を迎え、5月の就航まで残り時間はわずかとなりました。久米島の「離島苦」(島での生活上の不便さ)を解消し、北部の慢性的な交通渋滞を海路で緩和するという意義は大きいものがあります。同時に、クジラとの共存という沖縄の海ならではの課題をいかにクリアするかが、この事業の信頼を左右する最大の鍵といえます。安全対策を着実に積み重ね、多くの人が安心して乗れる高速船として定着することが期待されます。 --- まとめ - ジェットフォイル「つむぎ」が2026年4月3日に那覇港へ初入港 - 下地幹郎会長が「感無量」と喜びを語り、5月就航に向けた最終段階に - 船体はJR九州の「ビートル」を購入・改修したもので、愛称は久米島の子どもたちが公募 - 時速約83キロで那覇―久米島を約70分、那覇―本部を約50分に短縮(フェリーは那覇―久米島で約3時間) - 定員約230人、年間315日運航を計画 - 料金は那覇―久米島の大人片道7000円(久米島町民は3500円)、那覇―本部は6000円を想定 - 就航は当初2024年予定から2度延期。船体改修の難しさが要因 - ザトウクジラとの衝突が最大の安全課題。AI探知システム、水中スピーカー、航路変更、減速運航など多重対策を実施予定
下地幹郎が中道改革連合支持表明
下地幹郎氏の「中道」支持表明 元郵政民営化担当相の下地幹郎氏は2026年1月27日、自身のメールマガジンで、衆院選の比例区で「中道改革連合」を支援する考えを表明しました。 メールマガジンでは、沖縄県民こそが「中道」を育て、沖縄の未来を切り開き、その延長線に「日本の中道」をつくれると訴えました。 下地氏はまた、日本政治の右傾化が進むという認識を示し、対立を煽るよりも現実の課題を解く政治が必要だという問題意識をにじませました。 衆院選の比例区は政党名や政治団体名などで票が集計され、得票に応じて議席が配分されるため、個々の候補者支援とは別に勢力図に直結する意味合いを持ちます。 沖縄は選挙区に加えて比例代表では九州・沖縄ブロックに含まれ、県内の議席争いと同時にブロック全体の議席配分も争点になります。 中道改革連合の成り立ちと狙い 中道改革連合は、立憲民主党(立憲)と公明党(公明)が合流して結成した新党で、略称は「中道」とされています。 両党は2026年1月19日に国会内で共同記者会見を開き、綱領を公表して分断や対立ではなく協調と包摂を掲げ、現実的な政策の実行を前面に出して衆院選に臨む姿勢を打ち出しました。 立憲の安住淳幹事長と公明の西田実仁幹事長は会見で、新党が協調と包摂の政治を進めると説明しました。 公明は第1次公認候補の一部として、比例代表の各ブロックで擁立予定者を公表しており、九州・沖縄ブロックでも候補者を擁立する方針を示しています。 合流は党名や候補者の並びだけでなく、政策調整や組織運営の一本化を伴うため、短期間で有権者に「何が変わったのか」を説明し切れるかが問われます。 新党側は「生活者ファースト」を掲げる姿勢を強調していますが、その中身を候補者の言葉で具体化できるかが選挙戦の評価軸になります。 沖縄4区の動きと支援の波紋 下地氏に近い沖縄県議の當間盛夫氏と大田守氏は2026年1月27日、沖縄4区に立候補したれいわ新選組(れいわ)前職の山川仁氏の出発式に参加し、街頭でマイクを握りました。 下地氏が比例区で中道改革連合を支援すると表明した同じ日に、近い県議が別勢力の候補の場に立った形で、選挙区と比例区で支援先が交差する構図が浮かびます。 沖縄4区ではこのほか、国民民主党(国民)新人の崎枝裕次氏、自由民主党(自民)前職の西銘恒三郎氏、中道改革連合新人の砥板芳行氏が立候補し、届け出順に4人が街頭で「第一声」を発して支持を訴えました。 候補者の訴えは、物価高や輸送コスト、観光と交通インフラ、一次産業の基盤、外交と安全保障の見通しなど、生活の実感と直結する論点に広がっています。 沖縄の選挙戦は基地負担や地域経済に加えて、全国政治の再編の影響も受けやすく、陣営の動きが有権者の判断材料として注目されています。 > 「下地さんが中道って言うなら、まず沖縄の暮らしの話をしてほしい」 > 「公示初日から顔ぶれが濃すぎて、誰に任せるか本気で悩む」 > 「新しい連合ができても、結局は現場の物価が下がらないと意味がない」 > 「沖縄の選挙はいつも国の縮図みたいで、投票が重い」 > 「山川さんの演説、生活の話が多くて少し安心した」 「中道」が問われる争点 下地氏のメッセージは「中道」を沖縄発で広げるという主張ですが、比例区支援と小選挙区の現場行動が交錯し、支援の意味合いが有権者に伝わり切るかが焦点になります。 中道改革連合は「協調」や「生活者」を掲げますが、候補者ごとに重点が違えば、選挙期間中に説明の精度が問われます。 沖縄4区では「中道」の略称が候補者名の横にも掲げられるため、政党再編の背景を踏まえた上で、何を支持するのかを整理する必要があります。 衆院選は2026年1月27日公示、2026年2月8日投票の日程で進み、政党再編の新しさだけでなく、生活の改善に直結する具体策が提示されるかが評価の軸になります。 比例区での支援表明は議席配分に影響し得る一方、選挙区では候補者の言葉と実行力が直接試されるため、両方の視点で判断する姿勢が求められます。
政界引退後も影響力を保つ下地幹郎氏、沖縄県議会で会派再編の動き
政治力学の変化を生む会派再編 沖縄県議会では、立憲民主党県議や無所属県議ら5人でつくる与党会派「おきなわ新風」に、當間盛夫会派長氏が率いる中立会派「無所属の会」の2人が合流する動きが進んでいます。合流が実現すれば、新会派の議席数は7に増え、与党最大会派「てぃーだ平和ネット」と同数となります。 2026年1月6日にも合流手続きが進められる見込みで、県議会2月定例会は新会派で臨むことになりそうです。新会派名には「立憲」「無所属」を入れた形が検討されているといいます。 >「県議会の構図が変わりつつある」 >「与党内でも発言力のバランスが変わるのでは」 >「2026年の知事選に向けた動きが始まっている」 >「政界引退したはずの下地氏がまだ影響力を持っているのか」 >「無所属の会がどっちつかずの立場を変えるのは意外」 下地幹郎氏の影響力は健在か 下地幹郎氏は宮古島市出身で、衆議院議員を6期務め、野田佳彦内閣で郵政民営化担当相にも就任した経歴を持ちます。2024年10月の衆院選では沖縄1区から無所属で立候補しましたが落選し、その場で政界引退を表明しました。 しかし、政界引退後も沖縄県政への関与は続いています。當間盛夫氏は下地氏の長年の盟友であり、2004年に下地氏らが旗揚げした政策集団「そうぞう」に参加した経緯があります。2023年には下地氏の除名処分が事実上撤回されたことを受け、當間氏ら10人の地方議員が日本維新の会に入党・復党しています。 今回の会派合流の動きも、下地氏の政治的影響力が背景にあるとの見方があります。下地氏は玉城デニー知事との面談も行っており、2026年9月に任期満了を迎える沖縄県知事選を見据えた動きとの観測もあります。 玉城県政と2026年知事選 玉城デニー知事氏は2018年に初当選し、2022年の選挙で再選を果たしました。しかし、2024年6月の県議選では与党が議席を4つ減らして20議席となり、少数与党に転落しています。今後の県政運営には厳しい状況が続くことが予想されています。 下地氏は過去に2014年と2022年の知事選に挑戦していますが、いずれも落選しています。特に2022年の知事選では、玉城氏と佐喜眞淳氏に次ぐ3位で、得票率8.03パーセントにとどまり供託金を没収されました。 今回の会派再編は、2026年の知事選に向けた政治力学の変化を示唆するものとして注目されています。下地氏が直接出馬する可能性は低いものの、県政への影響力を保とうとする動きは継続しているとみられます。 沖縄県政は辺野古新基地建設問題、経済再生、基地負担軽減など多くの課題を抱えています。会派再編がこれらの課題にどのような影響を与えるのか、今後の動向が注目されています。
超高速船ジェットフォイル、クジラ衝突回避で航路変更 監視船も配備へ 久米島オーシャンジェット
超高速船「ジェットフォイル」航路一部変更へ クジラ衝突回避に向け対策強化 久米島オーシャンジェット下地幹郎会長が発表 久米島オーシャンジェットの下地幹郎会長は4月28日、那覇市内で記者会見を開き、今年11月に就航予定の超高速船「ジェットフォイル」について、クジラとの衝突リスクを回避するため航路を一部変更する方針を明らかにした。主な対象はザトウクジラが集まる水深200メートル以下の海域であり、この海域を可能な限り避ける形で新航路を設定する。併せて、ドローンを搭載した監視船も配備し、クジラの接近状況を随時確認する体制を整える。 航路変更と所要時間の延長 従来計画では、那覇-久米島、那覇-本部の2航路を最短1時間で結ぶ予定だったが、航路変更により所要時間はおおむね1時間半から1時間40分へと延びることになる。これは観光客の利便性を低下させる可能性があり、需要への影響が懸念される。ただし下地会長は「乗客の安全と、海洋生物保護の両立を重視した判断」と強調した。 減速や繁殖期の運休は否定 一方で、航行中の減速や、ザトウクジラの繁殖期にあたる冬季の運休については「現実的ではない」として否定した。下地会長は「減速は超高速船の特性に合わず、運休すれば地域交通の根幹が崩れる」と説明し、あくまで運航継続を前提とする姿勢を示した。超高速船ジェットフォイルは高速性能を前提に設計されているため、一定以上の速度を維持しなければ効率的な運航が難しいとされる。 対策費用は年間1億6600万円 クジラ衝突対策には、年間で1億6600万円の追加費用が見込まれている。ドローン監視、監視船の運用、航路変更に伴う燃料費増加などが含まれる。この結果、事業採算性の悪化は避けられず、関係者からは「持続可能な運航が可能なのか」といった懸念の声も上がっている。特に、クジラの行動は予測が難しく、航路変更や監視だけで完全に衝突を防げる保証はないことから、対策の有効性についても疑問視する向きがある。 背景:沖縄周辺で増えるクジラの目撃例 沖縄近海では近年、ザトウクジラの個体数が増加している。繁殖や子育てのために南下するクジラたちが、那覇周辺や久米島近海にも数多く現れるようになっており、観光資源としてホエールウォッチングツアーも盛んだ。しかし同時に、船舶との衝突事故(いわゆる「ストライク事故」)のリスクも増大しており、国や地方自治体、民間事業者にとって深刻な課題となっている。 下地幹郎会長が主導する久米島オーシャンジェットの超高速船プロジェクトは、自然環境との共存を模索しながら難しい舵取りを迫られている。航路変更による利便性低下、対策コストの増加、そして対策効果への懸念と、多くの課題を抱えた中での船出となるが、観光・交通インフラとして地域に貢献できるかが今後の焦点となりそうだ。
公約下地ミキオ後援会事務所、18年の歴史に幕
感謝のお別れ会が開催予定 沖縄県内で長年にわたり活動を続けてきた下地ミキオ後援会事務所が、2月末をもって取り壊されることが決定した。後援会事務所は、下地ミキオ氏が地域社会との結びつきを深める拠点として18年間機能してきたが、この度の取り壊しに伴い、感謝の気持ちを込めたお別れ会が開催される。 お別れ会は、下地ミキオ後援会がこれまでの活動に感謝し、関係者との絆を再確認する重要な機会となる。地域住民や支援者らを招き、下地氏と後援会の活動を振り返るとともに、今後の展望について意見交換が行われる予定だ。 事務所の取り壊しについては、施設の老朽化が主な理由とされており、今後の活動拠点の移転や再編成が検討されているとみられる。 下地氏は、今回のお別れ会において、これまで支えてくれた市民に感謝の意を示すとともに、新たな活動のステージに向けて一層の努力を誓う考えだ。
久米島観光に追い風 下地幹郎氏主導の高速船計画が始動
沖縄本島と離島をつなぐ新たな足が、来年11月に本格始動する。元衆議院議員の下地幹郎氏が会長を務める「久米島オーシャンジェット」が運航する高速船が、那覇と久米島を最短60分で結ぶ新航路として就航する見通しとなった。 現在、那覇から久米島まではフェリーで約3時間かかっており、この高速船の導入によって移動時間は大幅に短縮される。日帰り観光も視野に入り、観光客の増加や地域経済の活性化が期待されている。 - 新型のジェットフォイル船を導入。最高時速は約83キロ - 那覇・泊港~久米島・兼城港を約1時間で結ぶ - 航路は那覇~久米島のほか、本部(山川港)行きも設定 - 運航開始は2025年11月を予定 - 片道の通常運賃は7,000円、久米島町民には半額の3,500円 - 年間315日運航予定、1日4往復のダイヤを組む見込み 観光にも生活にも「追い風」に 高速船が就航すれば、これまで不便だった久米島へのアクセスが格段に改善される。特に日帰り旅行が可能になることで、観光客の選択肢が広がる。観光産業が地域経済を支える久米島にとっては、大きなチャンスだ。 さらに、島民にとっても朗報だ。割引運賃の設定により、買い物や通院といった日常の移動も今よりぐっと楽になる。離島の暮らしを支える公共交通の強化は、長年の課題だっただけに、期待は高まる。 一方で浮かび上がる課題も ただ、課題もないわけではない。航行ルートがクジラの回遊ルートと重なる可能性が指摘されており、環境面での配慮が欠かせない。 過去には、長崎と韓国・釜山を結ぶ高速船がザトウクジラと衝突し、乗客が負傷した事例もある。沖縄近海では冬から春にかけてクジラの姿が頻繁に見られることから、専門家からは「航行スケジュールやルートの見直しが必要」との声も上がる。 今後の焦点 高速船の就航に向けては、地域住民の理解と協力はもちろん、環境保護団体や研究者らとの連携も求められる。スピードと利便性を追求する一方で、安全性と自然との共生も両立させなければならない。 “時間を買う”移動手段として注目される高速船が、沖縄の離島振興にどこまで貢献できるのか。注目の船出が、いよいよ近づいてきた。
IR汚職に維新・下地幹郎氏 中国企業顧問から100万円受領を認め陳謝
那覇市で緊急会見「100万円を受け取ったことは事実」 日本維新の会(維新)の下地幹郎衆院議員(58)=比例九州=は2020年1月6日、那覇市内の事務所で緊急の記者会見を開き、中国企業「500ドットコム」の顧問・紺野昌彦容疑者(48)=贈賄容疑で逮捕=から事務所職員が選挙資金として現金100万円を受け取っていたことを認め、謝罪しました。 下地氏によると、2017年の衆院選期間中に選挙事務所の職員が紺野容疑者から現金100万円を渡されたといいます。紺野容疑者が領収書の受け取りを固辞したためそのまま受領しており、政治資金収支報告書への記載はなかったことも明らかになりました。これは政治資金規正法に違反する疑いがあります。 下地氏は「選挙資金の透明性を図ることができずに深くおわびしたい」と陳謝し、100万円については紺野容疑者側に速やかに返却する意向を示しました。一方、議員辞職については「私一人では決断できない。後援会長などと相談し決断したい」と述べるにとどまりました。 >国会議員が外国企業からお金をもらっていたとは。日本の政治は一体どうなっているのか IR汚職の構図、中国企業が複数の議員に工作資金を配布 今回の汚職事件の中心にあるのは、カジノを含む統合型リゾート(IR)の日本市場への参入を狙った中国企業「500ドットコム」による政治工作です。同社の顧問らは自民党(自由民主党)衆院議員の秋元司・元内閣府副大臣(48)に便宜を依頼し現金300万円を渡した疑いで、秋元容疑者は2019年末に収賄容疑で逮捕されていました。 検察当局の調べでは、500ドットコム関係者が国会議員5人にそれぞれ約100万円を渡したと供述していることが明らかになっています。5人のうち下地氏のほかに名前が挙がっているのは、自民党の岩屋毅前防衛相(62)、宮崎政久法務政務官(54)、中村裕之元文部科学政務官(58)、船橋利実氏(59)で、いずれも金銭の授受を否定しています。 >「選挙中に100万円をもらって収支報告書にも書かないなんて完全にアウトじゃないか」 >「5人の議員に渡ったということは組織的な工作だったんじゃないか。これは深刻な問題だと思う」 500ドットコムは中国・深圳に拠点を置くオンラインカジノ企業で、中国本国での規制強化を受けて日本のIR事業への参入をめざしていました。2018年のIR整備推進法成立を受け、日本市場でのポジション確保を急いでいたとされています。 政治資金規正法違反の疑い、進退は「後援会と協議」 下地氏の事務所職員が受領した100万円は政治資金収支報告書に記載されておらず、政治資金規正法違反の疑いが持ち上がっています。下地氏は「個人からの寄付」という位置づけを主張し、職員が紺野容疑者の企業との関係を知らなかった可能性にも言及しましたが、外国企業と実質的なつながりを持つ人物からの金銭授受であることには変わりありません。 議員個人に課された政治的・法的責任の観点からも、説明責任を十分に果たすことなく政治活動を継続することへの国民の理解は難しい状況です。 >辞職を後援会と相談するって、自分の議席のことしか考えていないのか 外国企業の政治工作が問う、日本の法整備の脆弱性 今回のIR汚職事件が示しているのは、単に個々の議員の問題にとどまらない、企業献金と外国資本による政治への介入という構造的な問題です。外国企業が日本の国会議員に工作資金を配る行為は、日本の立法過程に外国の意図が持ち込まれる危険性を正面から示しています。 企業や団体が政治家に資金を提供することで有利な政策決定を求める構造があるとすれば、政治は国民のためではなく資金提供者のために動くことになります。外国企業による政治工作は特に深刻で、スパイ行為に準じた違法な政治工作を規制する法整備も含めた制度的な見直しが不可欠です。 >外国企業が日本の政治に介入できる法律の抜け穴を早急に塞いでほしい。今のままでは国が危ない まとめ - 日本維新の会の下地幹郎衆院議員(58)は2020年1月6日、中国企業「500ドットコム」の顧問・紺野昌彦容疑者から選挙資金として100万円を受け取った事実を認めた - 受領したのは2017年衆院選期間中で、政治資金収支報告書への記載がなく政治資金規正法違反の疑いがある - 5人の議員への工作資金配布が疑われる中、受領を認めたのは下地氏のみ。他の4人(自民党議員)は否定 - 下地氏は100万円の返却意向を示し謝罪したが、議員辞職については明言を避けた - 500ドットコムはIR参入を狙い、政治家への工作を組織的に行っていたとされる - 外国企業による政治工作を規制する法整備の不備が改めて浮き彫りになった
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下地ミキオ
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