参議院議員 小池晃の活動・発言など - 1ページ目

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活動報告・発言

公約がついているタイトルは公約に関連する活動です。

高齢者の医療費実質負担は現役の3〜5倍 小池晃氏が国庫負担拡充を要求

2026-07-17
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高齢者の実質負担は現役世代の3〜5倍 それでも「引き上げ」を狙う政府・維新 2026年7月17日、参院予算委員会で日本共産党の小池晃書記局長は、高齢者の医療費窓口負担増の問題を取り上げ、政府に鋭く迫りました。 現在の医療費の窓口負担は、70〜74歳が原則2割、75歳以上が原則1割です。一方、現役世代は原則3割を負担しています。日本維新の会(維新)はこれを「不公平だ」として70歳以上の窓口負担を「原則3割」にすべきだと主張しており、2026年7月7日に自由民主党(自民党)と維新がまとめた社会保障改革の骨子では「年齢によらない真に公平な応能負担を実現する」とし、2026年末までに工程表を策定することを決めています。この方針は「経済財政運営と改革の基本方針2026」(骨太の方針)にも反映される見通しです。 小池書記局長は、年代別の1人当たり年間収入に占める患者負担の比率を示したグラフを用いて反論しました。収入が少なく医療にかかる頻度も高い高齢者は、現行制度においても50歳代以下の現役世代に比べ、実質的な負担が3〜5倍もの重さになっているというものです。「受け取る収入が少ないのに、通院の頻度が高い分だけ出ていくお金が多い」という高齢者の現実が浮かび上がります。 >高齢になるほど収入が減るのに病院代は増える。今でも十分すぎるほど負担しているのに このデータを踏まえ、小池氏は「高齢者の窓口負担をさらに引き上げれば、現役世代に比べてはるかに不公平な重い負担になる」と追及しました。高市早苗首相は「全世代で能力に応じた負担をする観点から避けては通れない課題だ」と答弁しました。 「能力に応じた負担」なら超富裕層・大企業こそ対象に 小池書記局長は、政府・維新の言う「能力に応じた負担」という理屈に対して、真に能力があるのは誰かを問い直しました。「能力に応じた負担というなら、超富裕層や大企業に保険料や税で求めるべきだ」と主張し、年金収入に依存する高齢者への負担増を「応能負担」と呼ぶことへの矛盾を指摘しました。 >富裕層や大企業への課税を強化せず、高齢者に押しつけるのは筋違いだ また小池氏は、高齢者医療費に占める国庫負担の割合を示す長期データを提示しました。老人保健制度が始まった1983年度は44.9%だった国庫負担の割合が、削減され続けて2026年度予算では32.4%にまで落ち込んでいます。その分、増えたのは現役労働者と事業主が負担する保険料をもとにした後期高齢者医療制度への支援金と、高齢者自身の窓口負担・保険料負担です。 >世代間で負担を押しつけ合っているのは政府が国庫負担から逃げているからではないか 小池氏はこのデータをもとに、「現役世代も高齢者も負担を軽減するために国庫負担を引き上げるべきだ」と強く主張しました。世代間対立をあおるのではなく、富の偏在に課税してすべての世代の医療費負担を減らすべきだという訴えです。 「大砲よりバター」大軍拡より医療・介護に税金を 小池書記局長は最後に、財源をめぐる根本問題を突きつけました。「大砲よりバターだ」と述べ、アメリカの要求に応じた大軍拡をやめ、命を守る医療・介護にこそ税金を使うよう求めました。 2026年度の防衛関係費は9兆353億円と過去最大規模を更新しており、GDP比でも1.9%と急増しています。一方で、国民の医療・介護費への公的負担は削られ続けています。国庫負担を1983年度の水準に近づけることは、世代を超えたすべての国民の医療を守るための道です。 >「毎年防衛費が増え続けているのに医療や介護の財源がないというのはおかしい。優先順位の問題だ」 >「高齢者の医療費を削って軍事費を増やす。国民の命より兵器を優先するのか」 物価高騰が続き、年金が実質的に目減りし続けるなかで、75歳以上の窓口負担をさらに引き上げれば、受診を控える高齢者が増え、病気の重症化につながる懸念があります。医療費を抑えるどころか、長期的には医療費増加という逆効果を招きかねません。国庫負担の拡充こそが、現役世代と高齢者がともに安心して暮らせる社会保障の姿です。 まとめ - 小池晃書記局長が2026年7月17日の参院予算委員会で高齢者医療費窓口負担増問題を追及した - 高齢者の年収に占める患者負担比率は、現役世代の3〜5倍に達している - 自民・維新は70歳以上の窓口負担を原則3割にする方向で2026年末までに工程表を策定する予定 - 1983年度に44.9%あった国庫負担の割合が2026年度には32.4%まで削減されてきた - 小池氏は「能力に応じた負担というなら超富裕層・大企業に求めるべきだ」と反論した - 防衛費は2026年度に9兆353億円と過去最大を更新しており、医療財源との矛盾が際立つ - 「大砲よりバター」として、大軍拡をやめ医療・介護への国庫負担拡充を求めた

高市政権の憲法破壊に警告 小池晃氏が国旗損壊法と皇室典範改定を批判

2026-07-17
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男系男子に固執する皇室典範改定と女性差別の問題 2026年7月17日、参院本会議で改定皇室典範が可決・成立しました。自由民主党(自民党)・日本維新の会(維新)・国民民主党・参政党の賛成多数で成立し、日本共産党(共産党)や立憲民主党は反対しました。 今回の改定の柱は、女性皇族が結婚後も皇籍を維持できる制度と、旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える制度の二つです。皇族数の確保を目的としたものですが、女性天皇や女系天皇の実現には一切触れておらず、むしろ男系男子による継承をより強固にする内容となっています。 日本共産党の小池晃書記局長は同日夜、ネットメディア「アーク・タイムズ」に出演し、今回の改定を「男尊女卑そのものだ」と批判しました。小池氏は、世論調査で「女性天皇を認めるべきだ」という声が多数を占め、しかも年々増加傾向にあると指摘しました。 >女性天皇を認めないなんて今の時代に合っていない。国民の大多数が賛成しているのになぜ無視するのか 毎日新聞が2026年3月に実施した世論調査では、「女性天皇に賛成」が61%に上る一方、「反対」はわずか9%にとどまっています。小池氏は「戦前の天皇主権から国民主権の日本国憲法になった。天皇は『日本国民統合の象徴』なのだから、合理的な理由もないのになぜ天皇だけは絶対に男性でなければならないのか」と問いました。さらに男系男子継承への固執は「日本社会における女性差別を助長するものだ」と強く訴えました。 国旗損壊処罰法が突きつける「表現の自由」への脅威 同日の参院本会議では、国旗損壊処罰法も可決・成立しました。日本の国旗を「著しく不快または嫌悪の情を催させる方法」で公然と損壊・除去・汚損した場合に、2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金を科す内容です。自民・維新・国民民主・参政の4党が共同提出し、公布から20日後に施行されます。 小池書記局長は番組の中で、国会の参考人質疑で複数の憲法学者が強い懸念を示したことを紹介しました。「同法を合憲とすれば、表現の自由に関する憲法法理はほぼ解体される」「憲法改正と同じ意味を持つ」という指摘が参考人から出ていたと述べ、「国旗損壊処罰法の成立は、日本社会の今後にとってとても危険な動きだ」と強調しました。 >「国旗を燃やすのは確かに不快だけど、法律で罰するのは表現の自由への重大な侵害だと思う」 >「憲法学者が次々と問題を指摘しているのに、数の力で押し通すのは民主主義の危機では」 処罰対象の線引きも曖昧なままです。「著しく不快」という基準は主観的で、将来の運用次第では政治的表現の自由を萎縮させる効果を持ちかねないとの懸念が消えていません。高市早苗内閣と自民・維新の連立政権が合意書に明記して成立を急いだ法律だけに、将来の解釈や適用のあり方が問われます。 市民運動の広がりに「憲法を守る希望の動き」 こうした法律の相次ぐ成立に対し、国民の間から新たな運動が生まれています。20代から40代の市民でつくる「WE WANT OUR FUTURE」が主催した「国会前アクション めちゃくちゃな政治に抗議します」は、2026年7月10日に6回目を迎え、国会議事堂前には主催者発表で約2万7000人が集まりました。全国44都道府県136か所でも同時に集会やデモが行われています。 番組の司会を務めた尾形聡彦氏は「若い女性が中心のアクションとか、今までと違う動きだ」と指摘しました。小池書記局長は「具体的な法案に対してというよりは、『戦争は嫌だ』『憲法を守ろう』ということで、数万の人たちが集まって声をあげている」として、「憲法的な秩序が壊されるような流れがある一方で、希望を感じる動きだ」と語り、市民運動と力を合わせていく考えを示しました。 >「今まで政治に無関心だったけど、こんな法律ばかり通るなら黙っていられない」 >「若い世代が動き始めた。憲法を守る運動はこれからが本番だと感じる」 女系天皇を含む抜本的な皇室制度の見直しや、表現の自由の保障は、日本国憲法が掲げる基本原則です。今国会で相次いで成立した法律が日本社会の未来にどのような影響を与えるのか、引き続き厳しく問い続けることが必要です。 まとめ - 改定皇室典範が2026年7月17日に参院本会議で、自民・維新・国民民主・参政の賛成多数で成立した - 改定内容は皇族数確保が目的で、女性天皇・女系天皇の実現には触れていない - 世論調査では女性天皇に「賛成」が61%に上るが、政権はこれを無視している - 同日、国旗損壊処罰法も成立。違反には2年以下の拘禁刑が設けられた - 複数の憲法学者が「表現の自由の憲法法理がほぼ解体される」と警告していた - 小池晃書記局長はネット番組で両法律を「憲法破壊の危険な動き」と批判した - 20〜40代の市民が主催する「国会前アクション」には約2万7000人が集まり、全国でも広がる

皇室典範改定案が参院委で可決 小池晃氏「女性差別助長で廃案を」と反対討論

2026-07-16
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女性天皇を求める9割の世論を無視した採決 男系男子の皇位継承に固執する皇室典範改定案が2026年7月16日の参院皇室典範特別委員会で、自由民主党(自民党)・日本維新の会(維新)・国民民主党・公明党・参政党の賛成多数で可決しました。日本共産党(共産党)と立憲民主党、れいわ新選組は反対しました。翌17日の参院本会議で成立しました。 日本共産党の小池晃書記局長は反対討論で、天皇の制度の議論は「憲法の条項と精神に基づき、国民の合意と納得を得て進めるべきだ」と強調しました。女性天皇・女系天皇を認めるべきという「圧倒的な世論を無視して、3時間余りの質疑(参院)で採決することは許されない」と批判しました。 2024年4月に共同通信が実施した郵送世論調査では「女性天皇に賛成」が90%、「女系天皇に賛成」が84%に上っています。国民の圧倒的多数が女性天皇を認めるべきだと考えているにもかかわらず、今回の改定案は女性・女系天皇への道を完全に閉ざしました。 >「女性が天皇になれないなんて、現代社会では信じられない。国民の声をまったく聞いていない」 >「女性天皇に90%が賛成しているのに、3時間の審議で採決するなんてあまりにも強引すぎる」 小池氏は、日本国憲法第1条で天皇の地位は「主権の存する国民の総意に基く」とされていると指摘しました。木原稔官房長官が15日の質疑で国民の理解がいまだ得られていないことを事実上認めたとして、「国民の総意に反するやり方は、将来に大きな禍根を残す」と批判しました。 「女性差別助長」「時代錯誤の男尊女卑」と批判 小池書記局長は反対討論で4つの理由を示しました。 第一の反対理由は、男系男子の皇位継承に固執し強化することが、日本社会における女性差別を助長するからです。小池氏は「女性というだけで『国民統合の象徴』の地位につけないとなれば、社会における女性差別を助長することになるのは明らかだ」と批判しました。木原官房長官が「女性差別とは関係ない」と答弁したのに対し、「ごまかしだ」と一蹴しました。 小池氏はさらに、政府が主張する「男系男子での継承が2600年以上にわたる皇統の伝統」という説明を歴史的事実ではないと指摘しました。1889年に制定された大日本帝国憲法で天皇主権が確立し、旧皇室典範に「男系男子」継承が明文化されたのは明治時代の出来事です。「自民党が強調する『皇紀2686年』などというのは、明治時代に天皇を現人神として描き出すためにつくられた皇国神話そのものだ」と指摘しました。 >「男系男子の継承が2600年の伝統というのは歴史的事実ではない。明治につくられた神話だ」 >「女性が象徴天皇になれないのは女性差別そのものだ。国連の女性差別撤廃委員会もそう指摘している」 「立法府の総意」崩壊 旧宮家養子案は「門地による差別」 第二の反対理由は、皇族の養子縁組を禁じる現行の皇室典範を覆し、旧11宮家の男系男子を養子候補として、その男子に皇位継承権を与えることにしたからです。今の天皇と旧11宮家の共通の祖先は約600年前の室町時代にさかのぼり、36〜38親等もの隔たりがあります。小池氏はこれを「時代錯誤の男尊女卑そのものだ」と断じました。 旧宮家の子孫は一般国民として生まれ育った人たちであり、特別な身分の皇族とすることは憲法14条1項が禁じる「門地による差別」に抵触するとも指摘しました。 >一般国民として生まれ育った人を突然特別な身分にするのは、憲法が禁じる門地による差別にあたる 第三の反対理由は、女性皇族とその子が天皇になる道を閉ざしながら、結婚後も皇室行事を担う要員として皇室に残すことを原則としている点で、「女性皇族を都合よく扱うものにほかならない」と批判しました。 第四の反対理由は、「立法府の総意」なるものが完全に崩壊していることです。政府は皇位継承の問題とは切り離した皇族数の確保策を議論すると言っていながら、法案提出の段階で「養子の子の男子が皇位継承資格を持つ」という規定を突然盛り込んだことを「国会と国民を愚弄するものだ」と批判しました。 小池氏は「本法案は日本国憲法の精神と条項に反し、『主権の存する国民の総意』に基くべき天皇の制度を根本から変質させる」として、廃案を強く求めました。 まとめ - 皇室典範改定案が2026年7月16日の参院特別委で自民・維新・国民民主・公明・参政の賛成多数で可決。共産・立憲・れいわは反対した - 小池晃書記局長は女性天皇賛成90%の世論を無視した3時間余りの審議で採決することは「許されない」と批判した - 「女性というだけで天皇の地位につけないなら女性差別を助長することは明らかだ」と断じた - 「男系男子2600年の伝統」は明治時代につくられた皇国神話に過ぎないと歴史的事実を指摘した - 旧11宮家の男系男子の養子縁組規定を「時代錯誤の男尊女卑」「門地による差別」と批判した - 「立法府の総意」という政府の主張も崩壊していると批判した - 「天皇の制度を根本から変質させる」として廃案を強く求めた

辺野古転覆事故を巡る小池氏の発言とその影響

2026-06-30
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2026年6月、沖縄県名護市沖で発生した船転覆事故を巡り、共産党の小池晃書記局長が、事故を政治的に利用しようとしている勢力を厳しく批判しました。この批判の背景には、事故と共産党、そして玉城デニー県政との複雑な関係性が透けて見えます。本記事では、小池氏の発言とその真意、そして事故が沖縄の政治情勢に与える影響について、保守系メディアの視点から解説します。 小池氏、事故現場から離れた場所で献花 共産党の小池晃書記局長は、2026年6月27日、沖縄県名護市辺野古沖で起きた船転覆事故の犠牲者、同志社国際高校(京都府)2年の女子生徒ら2人を悼むため、事故現場から約4キロメートル離れた瀬嵩(せだけ)の浜で献花を行いました。同党の田村智子委員長や、事故現場周辺で辺野古新基地建設反対運動を展開する玉城デニー沖縄県知事も、これまでこの浜で同様の献花を行っています。 献花後、小池氏は那覇市で開かれた知事選に向けた党と後援会の総決起集会で、集まった支持者に対し、事故を巡る一部の動きを「不幸な事故の最悪の政治利用だ」と痛烈に非難しました。具体的には、「この事故を口実に、平和教育に介入したり、辺野古新基地建設反対運動を攻撃したり、ましてや知事選でデニー県政を倒そうとする」動きがあるとし、「あまりにも卑劣だ」と断固として抗議する姿勢を示したのです。小池氏が同様の批判を行うのは、これが初めてではありません。 事故と共産党の密接な関係 しかし、小池氏による「政治利用」批判には、少々疑問符がつきます。なぜなら、今回の悲劇的な事故を起こした「ヘリ基地反対協議会」の構成団体には、共産党の地方組織が名を連ねているからです。さらに、犠牲となった女子生徒が乗船していた船「平和丸」の船長は、過去に共産党から地方選挙に出馬した経験を持つ人物でした。 こうした事実を踏まえると、小池書記局長が「政治利用」と厳しく批判する言葉の裏には、共産党自身の事故への関与や、反対運動との繋がりを意識させないための、ある種の「防衛的な発言」である可能性も否定できません。事故の悲劇性を政治的なカードとして利用されているという批判そのものが、共産党自身の立場を正当化し、批判の矛先をそらそうとする意図ではないでしょうか。 知事選を巡る攻防 この船転覆事故は、間近に迫る沖縄県知事選挙(8月27日告示、9月13日投開票)の構図にも影響を与えかねません。選挙戦は、現在3期目を目指す現職の玉城デニー知事と、元那覇市副市長で新人の古謝玄太氏による、事実上の一騎打ちとなる見通しです。 小池氏は、集会において「デニー知事とともに党とオール沖縄が勝利すれば、破綻に直面している新基地建設に徹底的な審判を下すことができる」と訴え、共産党が玉城知事の再選に向けて、これまで以上に支援を強化していく姿勢を鮮明にしました。辺野古新基地建設問題は、沖縄県民の民意を二分する最重要課題であり、知事選の最大の争点となることは間違いありません。事故を巡る小池氏の発言は、こうした選挙戦の文脈の中で、玉城県政への支持を固め、反対派の結束を促す狙いがあると考えられます。 「政治利用」批判の矛盾と県警の見解 小池氏が「最悪の政治利用」と批判する一方で、沖縄県警本部長は、過去の国会答弁などで、基地反対運動に関わる人々の中に「極左暴力集団」も確認されるとの認識を示しています。この答弁は、辺野古周辺での過激な抗議活動や、今回の事故のような事態に繋がる可能性のある集団の存在を示唆しており、小池氏の「政治利用」批判とは異なる視点を提供しています。 仮に、事故に関与した団体や個人が、辺野古新基地建設反対という政治的イデオロギーを強く持ち、その活動の一環として事故が発生したのであれば、それは事故そのものの政治利用というより、むしろ政治的信条に基づく活動の結果という側面が強くなります。小池氏の批判は、この複雑な構図を単純化し、共産党や反対派への批判を封じ込めようとする意図があると見られても仕方がありません。 さらに、過去には「活動家の暴力映像」だけを教材として授業で流すことが問題視されたケースもありました。教育現場における平和学習の内容や、その伝え方についても、様々な議論があるのが現状です。今回の事故を巡る言説は、こうした沖縄が抱える根深い問題とも無関係ではないでしょう。 まとめ - 共産党の小池晃書記局長は、辺野古沖の船転覆事故について、玉城県政を倒そうとする「最悪の政治利用」だと批判しました。 - 事故を起こした団体の構成員に共産党関係者がいることや、船長が共産党から立候補経験がある事実を踏まえると、この批判には共産党自身の関与を棚上げする意図も含まれている可能性があります。 - 今回の事故は、沖縄県知事選挙を前に、辺野古新基地建設問題を巡る政治対立を一層激化させる契機となりかねません。 - 小池氏の発言は、選挙への影響を睨み、玉城県政と「オール沖縄」の結束を強める狙いがあると見られます。 - 一方で、沖縄県警本部長が指摘する「極左暴力集団」の存在など、事故の背景にはより複雑な要因が絡み合っており、安易な「政治利用」とのレッテル貼りが、真実の解明を妨げる可能性も懸念されます。

小中高生の自殺538人で過去最多 超党派議連が高市早苗首相に子ども自殺対策の緊急要望書を手渡す

2026-06-09
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過去最多538人 子どもの自殺に歯止めがかからない 2026年6月9日、超党派の「自殺対策を推進する議員の会」(会長・福岡資麿前厚生労働相)が首相官邸で高市早苗首相と面会し、「自殺の危機から『こどもの命』を守り抜くための要望」と題する要望書を手渡しました。日本共産党(共産党)からは小池晃書記局長(同会副会長)が参加しました。 この議員連盟の取り組みが実って2005年に自殺対策基本法が成立してから20年が経ちます。2025年の自殺者総数は1万9188人と、統計開始以来初めて2万人を下回りました。しかし一方で、小中高生の自殺者数は538人と、1980年以降で過去最多を更新しました。 内訳は小学生が10人、中学生が172人、高校生が356人で、原因・動機としては学校問題が最多の251件、健康問題174件、家庭問題147件と続いています。コロナ禍で急増して以来、小中高生の自殺者数は2022年以降4年連続で500人を超えており、深刻な状況に歯止めがかかっていません。女子の自殺者数が280人と男子を上回るなど、性別の傾向にも変化が生じています。 4項目の緊急要望 AIへの対策も盛り込む 今回の要望書では、子どもの自殺対策を強力に推進するため、4項目の緊急要望が盛り込まれました。 第1に、こども家庭庁の「こどもの自殺対策推進室」の体制および機能の強化です。第2に、法定協議会の全国設置支援と、縦割りを超えた地域連携体制の構築を求めています。2025年6月に成立した改正自殺対策基本法では、2026年4月から学校・教育委員会・児童相談所・民間団体などで構成する地域協議会の設置が可能になりましたが、全国への展開を急ぐよう政府に求めました。 第3に、生成AI(人工知能)事業者に対し、自殺対策機能の実装を要請することを盛り込みました。深刻な悩みを抱える子どもが人に相談できずに生成AIへ悩みを打ち明けるケースが増えており、AIの返答内容が子どもの命に影響する可能性が指摘されています。高市首相は「対応を検討しなければならない」と述べました。 第4に、子どもの自殺の実態把握と迅速な対応のための情報基盤整備を求めています。現在は自殺の背景や要因の分析が十分でなく、効果的な対策を立てるためのデータ整備が急務とされています。 高市首相は「しっかり取り組む」と応答 実効性が問われる 高市首相は議連メンバーとの面会で「政府としてしっかり取り組む」と応じました。しかし、言葉が繰り返される一方で、数字は毎年悪化し続けています。 子どもの自殺の背景には、不登校の増加、家庭内の貧困や虐待、SNSを通じたいじめの深刻化など、複合的な要因があると専門家は指摘しています。教育・福祉・医療の縦割りを超えた連携が求められており、学校での相談体制の充実や、経済的に苦しい家庭への支援強化も急務です。 >「子どもが538人も自殺している現実に言葉が出ません。大人たちは一体何をしているのか」 >「AIに相談する子どもがいると聞いて胸が痛い。それほど周囲に頼れる大人がいないということですよね」 >「超党派で動いているのは評価したい。でも毎年同じことを言っていては困る。具体的な予算をつけてほしい」 >「相談できる先生が学校にいてくれれば助かる子がいると思う。スクールカウンセラーをもっと増やして」 >「物価高で家庭が苦しくなっているのも子どもに影響しているはず。暮らしの問題と切り離せない」 生成AI対策・地域連携の強化を 社会全体での取り組みが急務 議連のメンバーが政府に訴えた4項目の要望は、いずれも現場で長く求められてきたものです。特に生成AIへの対策は、子どもの行動様式の変化に対応した新しい課題として、社会全体での早急な議論が必要です。 子どもの自殺は、社会が守りきれなかった命の喪失です。総数では改善の兆しが見えても、未来を担う子どもたちの数字が悪化し続けているという現実は、深刻に受け止める必要があります。国民の命と暮らしを守る政治の責任として、対策の実効性が今まさに問われています。今後は「検討する」だけでなく、具体的な予算と体制を速やかに整備することが求められます。 まとめ - 2026年6月9日、超党派議連が高市早苗首相に子どもの自殺対策の緊急要望書を提出 - 共産党の小池晃書記局長が副会長として参加 - 2025年の小中高生自殺者数は538人で1980年以降の過去最多(小学生10人・中学生172人・高校生356人) - 自殺者総数は初めて2万人を下回る一方、子どもの数字は2年連続で最多更新 - 要望は4項目:①こども家庭庁「自殺対策推進室」の体制強化②地域協議会の全国設置③生成AI事業者への対策要請④情報基盤整備 - 高市首相は「政府としてしっかり取り組む」と応じるにとどまった

小池晃書記局長「国旗損壊罪は保守の矜持を捨てた立法」 小渕元首相の1999年答弁を引用し廃案訴える

2026-06-01
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「立法事実がない」—なぜ今この法律が必要なのか 「立法事実」とは、法律を制定する必要性や正当性を裏づける社会的な事実のことです。小池晃書記局長は「立法事実がそもそもありません。国旗を損壊することが全国各地で起こっているという事実がない。それからこれは思想・表現の自由に対する乱暴な侵害になる」と批判しました。 >何のために今この法律を作るのか。誰を守るための法律なのか。国旗を損壊している事件がどれほど起きているのか、具体的に教えてほしいです 小池氏は条文に含まれる「著しく不快または嫌悪の情を催させる方法・状態」という表現について「極めて主観的なもので、極めて曖昧なもので拡大解釈していく危険性が大きい」と批判しました。また「罰則なき理念法にするという話もあるが、そうであったとしても同調圧力を高め、表現の自由を損なう、萎縮をかきたてることになるのではないか」とも懸念を示しました。 >罰則がなくても、法律で国旗の扱いを規定されたら、どこまでOKでどこからアウトか気にして萎縮してしまいます。それが一番恐ろしい 「保守の矜持」—小渕元首相の1999年答弁が照らす矛盾 小池氏の発言で最も重みを持つのが、1999年の小渕恵三首相の答弁への言及です。1999年6月29日の衆議院本会議で当時の内閣総理大臣小渕恵三氏は「国旗に対する尊重規定や侮辱罪を創設することは考えておりません」と答弁し、条文化は見送られた経緯があります。 小池氏はこれを「保守の矜持(誇り・一線)」と表現し、今回の法案にはその精神が感じられないと批判しました。小池氏は「政府がやるべきことはこういう罰則をもって強制することではないんだということは、国旗国歌法が成立した当時の小渕首相もそういう答弁をしていた。罰則はなじまないと。それがある意味保守の矜持だと思うが、今回の法案にはそういったものが感じられない」と述べています。かつての自民党政権が守ってきた「国旗への敬意は強制すべきではない」という立場を、共産党の書記局長が引用して現在の自民党を批判するという逆説的な構図です。 >1999年に小渕首相が『罰則はなじまない』と言っていたのに、今の自民党はその立場を捨てたんですね。保守の党とは言えない方向に進んでいる気がします 「国家権力の上に国旗を置く」—民主主義の根幹への問い 小池氏はさらに「逆に国民から見れば萎縮を、国旗に指一本触れてはいけないのではと萎縮を招く。これは全体として、国民主権の国でありながらその上に国家権力の象徴である日の丸を置いて、それに従えという方向に政治を持っていく大きな流れの中での議論だと思うので、非常に危険性がある。拡大解釈や萎縮の危険性が次々出てくるのでは」と述べました。 国民主権の原則から見れば、国旗は国民が主体的に尊重するものであり、国家が罰則で「尊重せよ」と命じることは本末転倒という論理です。国旗を守ることが目的なはずが、かえって国家権力の象徴として国民の上に君臨させることになりかねない—この指摘は、自民党内で慎重論を唱えた岩屋毅前外相が言及した「自然な尊重が国家権力の象徴に変質する」という懸念とも重なります。 >保守政党が保守の先人の言葉を忘れ、共産党に批判される。これは自民党の歴史的な自己矛盾だと思います 今後の焦点は、法案が日本維新の会との調整を経て今国会に提出された後、参院でどのような審議が行われるかです。野党で法案の制定に賛成した議員はゼロだったという調査結果もあり、参院での成立には高いハードルが待ち構えています。「保守の矜持」—強制ではなく自然な尊重によって国旗を守るという考え—が国会審議の中で改めて問われることになります。 まとめ - 共産党の小池晃書記局長が2026年6月1日の会見で国旗損壊罪法案に反対を明言 - 「提出してくるなら廃案を目指していく」と明確に宣言 - 問題点①:立法事実がない(全国各地で国旗損壊が起きているという事実がない) - 問題点②:「著しく不快または嫌悪の情」という主観的・曖昧な基準が拡大解釈を招く - 問題点③:罰則なき理念法でも同調圧力・萎縮効果をもたらす - 1999年の国旗国歌法制定時、小渕恵三首相が「国旗に対する尊重規定や侮辱罪を創設することは考えておりません」と答弁した史実を引用 - 小池氏はこれを「保守の矜持」と呼び、今回の法案にはそれが感じられないと批判 - 国民主権の国でありながら国家権力の象徴を国民の上に置く「危険な流れ」への警告 - 北海道新聞の調査では野党で法案制定に賛成した議員はゼロ

辺野古転覆事故で17歳女子高生死亡——小池晃書記局長のライフジャケット問題が浮上、共産党の責任が問われる

2026-05-30
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波浪注意報のなか出航——17歳の命が失われた事故の経緯 2026年3月16日午前10時10分ごろ、沖縄県名護市の辺野古沖で平和学習のため沖縄県を訪れていた同志社国際高校2年生18人と乗組員3人の計21人が乗り込んだ小型船2隻が転覆しました。全員が救助されましたが、心肺停止状態だった男女2人の死亡が確認されました。 亡くなったのは「平和丸」に乗っていた同校2年生の武石知華さん(17歳)と、もう1隻「不屈」の金井創船長(71歳)です。 2隻は辺野古移設に反対する市民団体「ヘリ基地反対協議会」(以下、反対協)が運航しており、普段は抗議活動にも使用されていました。当時現場付近には波浪注意報が発令されており、海上保安庁の船から注意喚起のアナウンスが行われましたが、船長の判断で出航しました。 >子どもたちの命が最優先のはず。波浪注意報が出ていた日に出航を強行した判断の根拠を徹底的に調べてほしい 反対協は運航を中止する風速や波高の基準を定めていませんでした。これが今回の事故の大きな要因のひとつとして指摘されています。 共産党の責任はどこまで及ぶか——田村委員長が謝罪も内部から不満の声 当初は反対協への関与を曖昧にしていた共産党でしたが、2026年4月2日に田村智子中央委員長が共産党沖縄北部地区委員会が反対協の構成団体であることを認めました。 2026年5月17日、田村氏は那覇市での演説会で「高校生を船に乗せたこと自体が重大な誤りで、党として心からおわび申し上げます」と述べ、事故原因の解明と遺族への謝罪・補償のために尽力すると宣言しました。 しかし、反対協のメンバーからは不満の声も噴出しています。「共産党は反対協の責任を強調しているが、反対協の活動を先導していたのは共産党なのです。責任を反対協に押し付けているようにしか見えません」という批判が内外から上がっています。 >謝罪の言葉があっても、遺族の方への直接謝罪がいまだ実現していないのはおかしい。被害者家族の気持ちを考えているのか 共産党の小池晃書記局長氏は2026年5月25日の定例記者会見で、「平和丸」の船長や反対協が国土交通省の聞き取りに応じていないとされる問題について記者と激しいやり取りを繰り広げました。小池氏は、国交省側から「何のための聞き取りかが明らかでなかった」として文書で対応したと説明し、海上保安庁の事情聴取には数回応じているとも強調しました。 ただし、2026年5月22日に金子国土交通相が会見で、反対協および「平和丸」船長のいずれも国交省の聞き取りに応じていないことを明らかにしており、共産党側の説明と食い違いが続いています。 「平和丸」と共産党の深い関係——2代目船長も共産党市議、資金口座も党関係者 共産党と反対協・平和丸の関係は、想像以上に深いことが次々と明らかになっています。 共産党の機関紙・しんぶん赤旗(2014年8月27日付)によれば、平和丸の2代目船長は共産党の名護市議を務めた具志堅徹氏で、3代目は仲本興真氏でした。平和丸の購入・維持管理のためのカンパ振込先である「平和丸基金」の口座名義人は「平和丸代表・具志堅徹」であり、具志堅氏は共産党員の元沖縄県議会議員・元名護市議です。 仲本氏は事故直前まで反対協の顧問を務め、今回事故を起こした諸喜田武氏も所属していた名護民主商工会の会長も歴任していました。資金面でも人事面でも、共産党とこの船の関係は深く根づいていたことがわかります。 >共産党が資金も人事も深く関わってきた船で起きた事故なのに、反対協だけに責任を押し付けようとする姿勢は到底納得できない さらに、しんぶん赤旗(2023年9月29日付)に掲載された写真も問題視されています。小池晃書記局長氏をはじめ共産党の複数の国会議員が諸喜田氏とみられる男性とともに平和丸に乗船し辺野古沖を視察した際、小池氏のライフジャケットが前方を大きく開けた状態で着用されており、安全上問題のある着け方だったと地元ジャーナリストらが指摘しています。捜査当局もこの問題に重大な関心を寄せているとされます。 遺族への謝罪もなし——玉木雄一郎代表らが強く批判 事故から2カ月以上が経過した現在も、遺族への直接謝罪は実現していません。 武石知華さんの父親は2026年4月17日に投稿サイトで、「沖縄にいる間、知華や私たちへ対面しての直接の謝罪、面会可否の問い合わせ、託された手紙、弔電、何ひとつありませんでした。私はこれをどう理解すれば良いのでしょうか」と記しました。 これを受けて国民民主党代表・玉木雄一郎氏は会見で、「平和というのは人の命が奪われないようにするための運動。その運動で人の命を奪っておいて一言の詫びもないというのは、大人として、人間として、社会人として、そもそもどうなのか」と反対協を強く批判しました。 >玉木雄一郎代表の言葉は正しい。平和運動を語る人々が、遺族に誠実に向き合えないのは矛盾以外の何ものでもない 反対協側の代理人弁護士は、国交省の再質問に「特定の国会議員らの過去の乗船履歴など事故と無関係な情報が含まれていた」として対応困難と反論しています。しかし安全管理基準が明文化されていなかったことや、波浪注意報下での出航判断の根拠については依然として十分な説明がなく、修学旅行生を政治的な抗議活動の場に隣接した危険な海域へ連れ出したことへの説明責任も果たされていません。 まとめ - 2026年3月16日、辺野古沖で転覆事故が発生し、同志社国際高校2年生の武石知華さん(17歳)と「不屈」の金井創船長(71歳)が死亡。 - 波浪注意報が出ていたにもかかわらず出航し、反対協には運航中止基準の規定が存在しなかった。 - 共産党の田村智子委員長が謝罪したが、反対協のメンバーから「責任を押し付けている」との批判が噴出。 - 「平和丸」の2代目船長・具志堅徹氏は共産党市議で、資金口座「平和丸基金」の名義人でもあった。 - 小池晃書記局長が平和丸に乗船した際のライフジャケット不適切着用写真が問題視され、捜査当局も注目。 - 「平和丸」の船長・諸喜田武氏は国交省の聴取に応じておらず、玉木雄一郎氏らが強く批判。 - 事故から2カ月以上が経過した現在も、遺族への直接謝罪は実現していない。

中東物価高に全分野支援を 小池晃書記局長がタックス・ザ・リッチで安定財源を要求

2026-05-26
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中東情勢と物価高の全分野対策を訴える 高市早苗首相は2026年5月25日、中東情勢を受けた物価高に対応するとして補正予算案を編成し、来週にも国会に提出すると表明しました。予算規模は3兆円強で、中東情勢等対応予備費の創設と電気・ガス料金支援に使用する一般予備費の残高を1兆円に復元することが柱です。7月から9月の電気・ガス料金支援額を計5000円程度とする方針も示されました。 この表明を受け、日本共産党(共産)の小池晃書記局長は2026年5月26日の参院財政金融委員会で、政府の対策がエネルギー分野に偏りすぎていると指摘しました。「物価高・物不足はエネルギー・石油製品だけではない」とし、暮らしのあらゆる分野に及ぶ影響に対して支援策を全面的に拡充するよう求めました。 >ガソリン代だけ補助されても食費や光熱費の高騰には何も対策がない。政府は本当に国民の暮らしを見ているのか 中小企業への固定費補助と新融資制度の整備を要求 中東情勢の混乱による原材料不足は、建材や化学製品など幅広い業種に深刻な打撃を与えています。 建設業界では断熱材やユニットバスなど建材の納期回答が得られない状態が続き、工期の遅延や戸建て価格が1割超上昇するとの試算も出ています。小池氏は原材料不足のために休業に追い込まれた中小企業に対し、固定費補助や資金繰りへの返済免除を含む新しい融資制度など、抜本的な対策が必要だと強く主張しました。 片山さつき財務相は「リスク最小化のため資金面で万全の備えをとるべく補正予算を編成する」と答弁しました。日本政策金融公庫によるセーフティネット貸付(経営環境変化対応資金)の金利引き下げや雇用調整助成金の活用支援などに加え、「業況が厳しい業種を追加指定し、信用保証による支援を強化する」と述べました。また、取引・建設Gメンなどにより中東情勢の影響を重点調査し価格転嫁の徹底を図るとしています。 >「中小企業の仕入れが止まって廃業寸前なのに、エネルギー対策だけで終わらせないでほしい」 >「物価高の影響は全産業に及んでいる。一部だけ補助して満足しているのは見当違いだ」 「責任ある積極財政」の矛盾が露わに 小池氏は財源についても鋭く追及しました。「赤字国債を最小限にするという話もあるが、長期金利の上昇や円安の問題があり、『責任ある積極財政』の矛盾が表れている」と指摘しました。 高市首相はこれまで「補正予算編成が直ちに必要な状況とは考えていない」と繰り返し述べてきましたが、中東情勢の長期化と与野党双方での編成論の高まりを受けて方針を一転させた経緯があります。補正予算の財源として特例公債(赤字国債)を追加する方針も明らかになっており、財政健全化との整合性を問う声も上がっています。 >安定財源なき対策は矛盾している。赤字国債を積み上げながら積極財政と呼ぶのはおかしい タックス・ザ・リッチで安定財源の確立を 小池氏は「本格的な支援をやるには安定財源を作る必要がある。そのためにはタックス・ザ・リッチ(富める者に課税を)で大企業・富裕層への行き過ぎた減税を見直すなど、税制の抜本的な改革が求められている」と主張しました。 片山財務相は「与党税制改革大綱で、税率を引き上げつつターゲットを絞った政策対応によりメリハリのある法人税体系を構築するとしている」と答弁しました。小池氏は「本格的に踏み込んでいかなければならない」と述べ、政府の対応が依然として不十分であることを改めて指摘しました。 なお、与党税制改正大綱には超富裕層に対するミニマムタックス(最低税負担)の課税強化が盛り込まれており、2027年から株式譲渡所得の対象ハードルを大幅に引き下げる内容です。しかし小池氏が求めるような大企業の法人税体系全体や金融所得課税の抜本的な見直しには及んでいないのが実態です。 >タックス・ザ・リッチは正論だ。大企業や富裕層が応分の負担をすれば安定財源は十分に作れるはずだ まとめ - 高市早苗首相が2026年5月25日に3兆円強の補正予算編成と予備費増額を正式表明 - エネルギー・電気ガス料金補助が柱だが、食料・建材など全分野への対応が不十分 - 小池晃書記局長が中小企業への固定費補助・返済免除を含む新融資制度を要求 - 片山さつき財務相は信用保証の強化と価格転嫁の徹底を答弁するにとどまる - 赤字国債依存の財源について「責任ある積極財政の矛盾が表れている」と小池氏が指摘 - 安定財源確立のため大企業・富裕層への「タックス・ザ・リッチ」と税制抜本改革を要求

辺野古沖転覆事故:共産・小池氏「遺族へ直接謝罪を」 - 船長との関係、情報公開の課題浮き彫り

2026-05-18
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痛ましい事故と遺族の悲痛な思い 2026年5月18日、共産党の小池晃書記局長は、同年3月16日に沖縄県名護市辺野古沖で発生した船2隻転覆事故について、記者会見で遺族への対応を急ぐよう訴えました。この事故では、平和学習中だった同志社国際高校の生徒らが乗った船が転覆し、女子生徒2名が命を落とすという痛ましい結果となりました。事故から2ヶ月以上が経過した現在も、遺族側は転覆した船を運航していた「ヘリ基地反対協議会」からの直接の謝罪を受けていないと訴えており、その悲痛な思いは計り知れません。 共産党・小池氏、遺族への謝罪を要求 小池書記局長は、この遺族の心情に寄り添う形で、「一刻も早く、ご遺族に対して直接の謝罪ができるよう、実現する方向で進めてほしい。私もそのために尽力したい」と述べ、反対協議会に対して迅速かつ誠実な対応を求めました。事故の重大性を鑑みれば、遺族への直接の謝罪は、当然なされるべき対応と言えます。小池氏の発言は、その当然のプロセスが遅れている現状への問題提起とも受け取れます。 共産党・田村委員長の陳謝と批判 共産党としては、田村智子委員長も前日(5月17日)に那覇市内の演説会で、事故について「心からおわび申し上げる」と陳謝しています。さらに、遺族への直接謝罪をしていない反対協議会の対応について、「適切さを欠いている。二重におわびしなければならない」と記者団に語り、党としての対応の遅れ、あるいは不十分さに対する自己批判とも取れる発言も行いました。党首が陳謝し、傘下の団体(反対協議会には共産党沖縄北部地区委員会も含まれる)の対応を批判するという異例の事態は、事故対応における混乱と、遺族感情への配慮の欠如を物語っているのかもしれません。 船長と共産党の関係、説明責任の所在 今回の事故で、さらに注目が集まっているのが、亡くなった女子生徒らを乗せていた船の男性船長と共産党との関係です。産経新聞の現地取材により、この船長が過去に共産党の公認を得て沖縄の地方選挙に出馬していた経緯が確認されました。しかし、この重要な事実について、共産党側からはこれまで記者会見などの公の場での説明は一切なされていませんでした。小池書記局長は、記者団からこの船長と共産党の関係について質問されると、「別に隠すつもりはない」としながらも、「個人名は海上保安庁なども名前を出していない。表に出てくれば、その時に対応する」と述べるにとどまりました。この発言は、事実関係の公表や説明に慎重な姿勢を示したものと受け取られかねず、共産党がこの事実を公表せず、あるいは説明を避けてきた理由について、様々な憶測を呼ぶ可能性があります。 赤嶺氏の発言、小池氏の困惑 さらに、共産党の赤嶺政賢前衆院議員は、17日の那覇市での演説会で、事故に関して「インターネットや右派系のメディア・月刊誌では、ありもしないさまざまな攻撃が拡散され、見過ごすことはできない状況になっている」と発言していました。しかし、この「ありもしないさまざまな攻撃」が具体的に何を指すのか、また、その認識が党内で共有されているのかは不明瞭です。小池書記局長はこの点について「ちょっと分からない」と述べており、党内の情報共有や認識のずれが浮き彫りになった形です。共産党が、事故の責任追及や報道に対して、やや防衛的な姿勢をとっているとの見方も出ています。 真相究明と今後の課題 小池書記局長は会見で、「われわれ、船長さんを含めて一番やらなければならないことは、捜査に全面的に協力して真相の解明のために力を尽くすことだ」と強調しました。事故原因の究明が最優先であることは論を俟ちません。その上で、遺族への誠実な対応、事故に関わる関係者(船長、団体)による説明責任の徹底、そして共産党としての透明性ある情報公開が強く求められます。今回の対応は、国民の信頼を得る上で極めて重要であり、事故の風化を防ぎ、同様の悲劇を繰り返さないための教訓とする必要があります。

小池晃氏「戦争させない力は憲法だ」池袋で街頭宣伝 自民改憲案が平和国家の「最後の縛り」を取り払う

2026-05-03
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施行79年の憲法記念日 「改憲加速」への危機感の中で訴え 日本国憲法の施行から79年を迎えた2026年5月3日の憲法記念日、日本共産党(共産党)の小池晃書記局長は東京・池袋駅西口で街頭宣伝を行い「絶対に戦争をさせないための一番の力は憲法だ」と述べました。宮本徹元衆院議員、里吉ゆみ都議も並んで訴えました。 自由民主党(自民)の高市早苗首相が2027年春までに改憲発議のめどをつけるとしている中で開かれた街頭宣伝は、改憲加速への危機感を背景としたものです。高市氏は同日、改憲派が都内で開催した集会にビデオメッセージを寄せ「決断のための議論を進める」と改めて意欲を示しました。各党も同日付で憲法に関する談話を発表し、立憲民主党は「改憲ありきの議論を拙速に進めることに強い危機感を覚える」と表明、公明党は「憲法は国民の人権・暮らし・生命を守る最後のとりで」と位置づけました。 自民改憲案の危険性 制限なき「自衛の措置」が平和国家を変える 小池氏は自民改憲案の核心的な問題点を具体的に指摘しました。自民改憲案は現行9条を維持した上で、「必要な自衛の措置をとる」ための自衛隊保持を書き込むとするものです。 しかしこの「必要な自衛の措置」には一切の制限がなく、これまで自衛隊ができなかった海外派兵、全面的な集団的自衛権行使、武力行使を伴う国連軍への参加がすべて可能になると指摘しました。改憲によって憲法の性格は「百八十度変わり」、平和国家としての「最後の縛りが取り払われてしまう」 と強く警鐘を鳴らしました。 自衛隊が海外で武力行使を伴う任務に就く可能性が生まれることは、戦後日本が積み上げてきた平和主義の根幹を揺るがすものです。その実態が国民に十分に知らされないまま改憲論議が進むことへの危機感は大きいといえます。 >「日本を戦場にさせたくない。親として本当に怖い」 >「9条を変えたら日本もいつか戦争に引き込まれる気がして怖い」 >「高市首相の『決断のための改憲』という言葉が不安を掻き立てる」 >「抑止力強化が核戦争につながるというのは論理的に正しい怖い話だと思う」 >「税金を軍事費でなく暮らしに使えというのはシンプルに正しいと思う」 「9条が盾」 抑止力強化は核戦争への道 小池氏は、日本がアジアや世界の戦争に参加しなかったのは「9条が盾」となっているからだと強調しました。「抑止力」の強化が必要だとの論に対しては、抑止の本質は「相手に恐怖を与えること」であり、互いに強化を競えば最後は「核戦争」だと真っ向から反論しました。 日米同盟による「抑止力」強化の危険性はイラン戦争で明らかだとも指摘しました。小池氏は「無法な戦争に参戦し、戦死者を出すなどあってはならない」と述べ、抑止力強化路線が実際の戦火に日本を巻き込む現実的リスクを訴えました。 「憲法を生かす時が来た」 護憲の声は全国へ 小池氏は憲法前文が全世界の国民の平和的生存権を掲げていることに触れ、「世界で戦火が絶えない今こそ、この憲法で世界の平和を実現することが日本の果たすべき役割だ」と主張しました。「憲法を生かす時が来た」と市民に力強く呼びかけました。 宮本徹元衆院議員は「税金は戦争準備ではなく、暮らしの安心のために使うべきだ」と主張しました。里吉ゆみ都議は、街頭で出会った母親らが戦争への不安を口々に訴えていると紹介し、各地に広がる「憲法守れ」の声が希望だと強調しました。 同日、東京・有明防災公園では平和憲法を守る「憲法大集会2026」も開催され、護憲の市民運動は全国各地でいっそう広がりを見せています。高市首相の改憲加速に対して各地の弁護士会や市民団体も声明を出すなど、改憲を巡る国民的な議論はいよいよ高まりを見せています。小池氏の訴えは、憲法を守ることが市民の平和と暮らしを守ることに直結するという一点に向けられた明確なメッセージでもありました。 まとめ - 2026年5月3日の憲法記念日に、共産党の小池晃書記局長が東京・池袋駅西口で街頭宣伝を行った - 「絶対に戦争をさせないための一番の力は憲法だ」と強調し、改憲阻止への決意を示した - 自民改憲案の「必要な自衛の措置」には制限がなく、海外派兵・集団的自衛権行使・国連軍参加がすべて可能になると指摘した - 「抑止力」論は最終的に核戦争につながると反論し、9条こそが日本を戦争から守ってきた「盾」だと主張した - 日米同盟による抑止力強化の危険性はイラン戦争で明らかだとして、違法な戦争への追随を批判した - 高市早苗首相は2027年春の改憲発議を目標に掲げるが、世論調査では改憲を優先課題とする国民は少数にとどまる - 宮本徹元衆院議員は「税金は戦争準備でなく暮らしに」、里吉ゆみ都議は市民の戦争への不安と「憲法守れ」の声を紹介した

辺野古沖事故と共産党の欺瞞:犠牲者を政治利用する「平和」の空虚さ

2026-05-01
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2026年4月、沖縄県名護市沖の辺野古で発生した悲劇的な事故は、多くの人々に衝撃を与えました。米軍普天間飛行場の移設工事海域で、移設に反対する抗議船2隻が転覆し、尊い命が失われたのです。この事故に対し、日本共産党の小池晃書記局長が発した言葉は、筆者をはじめ多くの人々が強い違和感を覚えるものでした。 「平和の問題を一生懸命勉強して、沖縄まで来られた方が、ああいった形で命を落とされるというのは絶対あってはならないことで、本当に痛ましい」。この言葉は、事故の悲劇性を訴える一方で、その背景にある政治的な文脈や、共産党がこの悲劇をどのように捉えているのかについて、重大な疑問を投げかけています。 悲劇と共産党の公式見解 事故は、米軍基地問題という極めてデリケートな問題を抱える沖縄で発生しました。移設工事に反対する活動家らが乗った船が、工事海域付近で転覆するという痛ましい事態に至り、2名の方が亡くなるという結果を招きました。この事故を受けて、共産党の小池書記局長は記者会見で、犠牲者を悼む言葉を述べました。しかし、その言葉は、事故の根本的な原因や、活動自体に内在するリスクにはほとんど触れていません。あたかも、「平和」を追求する活動家が不慮の事故で命を落とした、という一面的な解釈に終始しているかのようです。 言葉の裏に潜む政治的意図 小池氏の発言に漂う違和感の核心は、その言葉が、事故の悲劇をあたかも共産党が推進する「平和運動」への弾圧や、政府による抑圧の証左であるかのように利用しようとしているのではないか、という疑念です。共産党は、かねてより辺野古移設に反対し、政府との対立軸を鮮明にしてきました。今回の事故を、「平和のために行動する人々への理不尽な犠牲」として矮小化し、世論の同情や反政府感情を煽るための材料にしようとしていると見られても仕方がありません。 さらに問題なのは、事故の犠牲者とされる方々が、沖縄県による「平和学習」事業のアドバイザーとして登録されていたという事実です。県から委託された事業において、辺野古反対運動の旗振り役とも言える人物が、「平和学習」の担い手として関わっていたのです。これは、「平和学習」という公的な事業が、特定の政治的立場、すなわち辺野古移設反対のプロパガンダに利用されているのではないかという、極めて深刻な疑念を生じさせます。共産党の発言は、こうした不透明な実態と結びつき、より一層、その政治的意図を疑わせるものとなっています。 現場の声なき「平和」論 事故の真相究明や、亡くなられた方々への真摯な弔いは、もちろん最優先されるべきことです。しかし、共産党や一部の勢力が事故を語る際に、危険な海域での活動に伴うリスクや、安全管理体制の問題点など、事故の根本原因に踏み込もうとしない姿勢は、極めて不誠実と言わざるを得ません。彼らにとって重要なのは、事故そのものではなく、それを政治的にどう利用できるか、という点だけなのでしょう。 県民の多くは、基地問題や平和について多様な考えを持っています。辺野古移設についても、賛成、反対、あるいは条件付き賛成など、様々な立場が存在します。しかし、共産党の言説は、あたかも全ての県民が移設に反対し、国と対立しているかのような、現実から乖離した二元論的な構図を押し付けようとしているかのようです。犠牲者の痛みを、特定の政治思想の正当化のために利用する手法は、倫理的にも問題があると言わざるを得ません。 未来への警鐘:言葉の責任と国民の選択 政治家の言葉は、社会に大きな影響を与えます。特に、悲劇的な事故に際して発せられる言葉は、慎重さが求められます。共産党・小池氏の発言は、事故の悲劇性を政治的な道具として利用しようとする危険な兆候を示しています。彼らの主張に耳を傾ける人々は、その言葉の裏に隠された政治的な意図や、現実との乖離に、もっと敏感になるべきです。 「平和」という崇高な言葉が、特定の政治勢力によって都合よく利用される状況は、健全な民主主義とは言えません。私たちは、政治家の言葉を鵜呑みにせず、その発言の根拠や背景、そしてそれがもたらす影響を冷静に見極める目を養う必要があります。今回の辺野古沖の事故を巡る共産党の言動は、まさにその必要性を私たちに突きつけていると言えるでしょう。 まとめ 辺野古沖で発生した抗議船転覆事故は、2名の死者を出す悲劇となった。 共産党・小池晃書記局長は犠牲者を悼みつつも、その発言は事故の政治利用を疑わせるものであった。 事故の犠牲者とされる人物が「平和学習」アドバイザーであった事実は、公的事業の政治利用という問題を浮き彫りにした。 共産党の姿勢は、事故の根本原因への言及を避け、移設反対運動の強化に繋げようとする政治的意図が疑われる。 政治家の言葉は社会に影響を与えるため、国民は発言の真意を冷静に見極める必要がある。

共産党・小池晃氏が辺野古事故謝罪を擁護 「腕組み会見」へ遺族の怒り収まらず

2026-04-29
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2週間以上沈黙 共産党の地方組織が関与していた事実 2026年3月16日午前、沖縄県名護市の辺野古沖で、平和学習として現地を訪れていた同志社国際高校(京都府)の2年生を乗せた小型船2隻が転覆しました。 事故では、同高2年生の武石知華さん(17)と、船を運航していたヘリ基地反対協議会の金井創船長(71)が死亡し、16人がけがを負いました。 船を運航していたヘリ基地反対協議会は、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する市民団体です。事故後、共産党の幹部たちは記者会見で党と船長の関係について繰り返し質問を受けていましたが、3月18日の田村智子委員長(共産党)の会見では「人命が失われている以上、責任があると協議会側も認めている」とコメントするにとどまりました。 3月23日、小池晃書記局長(65)は「決して共産党だけの船でもないし、色々な人が関わって運営していた船だ」と共産党が主体ではないと強調。ところが2026年4月2日、田村委員長が一転して「ヘリ基地反対協議会に共産党の地方組織が構成団体として加わっていた」と公表しました。事故発生から約2週間以上が経ってからの公表に、情報を伏せていたのではないかとの疑問が広がりました。 4月27日の記者会見 小池氏「事実を言っている」と語気を強める 2026年4月27日の定例記者会見で、小池書記局長は辺野古事故について記者から集中的に質問を受けました。 記者が「遺族が運営者側から謝罪を受けていないと傷ついている」と指摘すると、小池氏は「ヘリ基地反対協議会が事故当日に現地で記者会見をやって謝罪を表明している」「田村委員長も私も、記者会見の場でお詫びと反省を表明してきた」と答えました。 別の記者が「お詫びもまともにできない。社会常識とかけ離れているように見える」と厳しく指摘すると、小池氏は「擁護じゃなくて事実を言っているんです。事実をきちんと踏まえた報道をぜひお願いしたい」と語気を強めて反論しました。 >「お詫びしていると言うが、遺族が謝罪を受けていないと言っている。誰に向けてしたの?」 >「会見で腕組みしてふんぞり返っていたのがお詫びか?学校や遺族宅に直接謝罪に行ったのか」 >「ヨレヨレの服で偉そうにしながら、それがお詫びって本当に意味がわからない」 >「『擁護じゃなくて事実』と怒鳴る前に、遺族の話をちゃんと聞いてほしい」 >「必死に防衛する姿を見せるほど、組織への信頼を失っていると気付かないのか」 「腕組み会見」の実態 遺族には謝罪も弔電も届かず 小池氏が繰り返し言及した「事故当日の謝罪会見」ですが、その実態には問題が指摘されています。 2026年3月16日夜にヘリ基地反対協議会が開いた緊急会見では、出席した共同代表ら5人が立ち上がって「大変な事態を引き起こしたことに対してお詫び申し上げます」と深く頭を下げました。謝罪の言葉自体は述べられています。 しかし出席者5人全員がジャンパーやスウェットなど普段着姿で、会見中に腕を組んだり仏頂面を浮かべていた男性もいたことが映像で広く拡散し、「本当に反省しているのか」との批判が殺到しました。 さらに、武石さんの遺族がインターネット上で公表した内容によると、事故後に遺族が沖縄に滞在していた間、ヘリ基地反対協議会から「直接の謝罪、面会の問い合わせ、手紙、弔電」のいずれも届かなかったことが確認されています。 小池氏も会見で「遺族への直接の謝罪、お詫びの手紙、弔電などをお送りすることができていない」と認めており、「そこはもう率直に反省しなければいけないし、お詫びしなければいけないと思っています」と述べました。ただし、この言い方が「今後謝罪する」という未来形にとどまっており、「反省した」とは異なるとの指摘もあります。 遺族に届かない謝罪 「正義の運動」であっても責任は免れない 学校側は事故翌日の2026年3月17日に会見を開き、2026年3月24日・25日に保護者向け説明会を複数回開いて謝罪と説明を重ねています。それと比較して、ヘリ基地反対協議会が公の場で謝罪したのは批判を浴びた2026年3月16日の会見のみという状況が続いています。 反基地運動に正当性があるとしても、波浪注意報が発令されていた海上で船を出し、17歳の命を奪った事実の責任は、運営主体が全面的に負うべきものです。いかなる政治的大義があっても、その責任は軽減されません。 共産党が構成団体であることを2週間以上伏せ、会見でも「擁護ではなく事実」と反論する姿勢を見せ続けることは、遺族の痛みに真摯に向き合っているとは言い難い状況です。世論の批判が収まらない中、関係者の誠実な対応が求められています。 まとめ ・2026年3月16日の辺野古沖転覆事故で、武石知華さん(17)と金井創船長(71)が死亡 ・船を運航したヘリ基地反対協議会に共産党の地方組織が構成団体として関与していたことを、事故から約2週間後に公表 ・2026年4月27日の会見で共産党の小池晃書記局長が「事故当日に謝罪した」と擁護したが、記者と激しく対立 ・遺族は「沖縄滞在中に直接の謝罪も弔電も何もなかった」と訴えている ・事故当日の謝罪会見では出席者が普段着・腕組み姿で猛批判を浴びており、「社会常識とかけ離れている」との声が続く ・「謝罪した」と「謝罪しなければならない(未来形)」の認識のズレが遺族の不信感を深めている

原油高対策に補正予算必要 小池晃書記局長が会見で主張 高市早苗首相は予備費対応を強弁

2026-04-27
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イラン攻撃で原油価格が2倍近くに急騰 日本経済に深刻な打撃 2026年2月28日に米国とイスラエルがイランへの軍事攻撃を開始して以来、世界の原油価格が急騰し、日本経済と国民生活に深刻な打撃を与えています。 攻撃前には1バレル67ドル程度だったWTI原油先物価格は、3月9日には一時120ドル近くにまで上昇しました。 日本は原油輸入の約95%を中東に依存しており、そのうち約8割がホルムズ海峡を経由します。イラン革命防衛隊が海峡付近を事実上封鎖したことで、タンカーが航行を見合わせており、供給不安が広がっています。 帝国データバンクが2026年4月9日に公表した企業アンケートによると、原油高が半年続けば主力事業を大幅に縮小せざるを得ないと答えた企業は43.8%にのぼり、9割以上が経営への「マイナスの影響がある」と回答しました。 小池晃書記局長「予備費だけでは不十分 補正予算が必要」 日本共産党(共産党)の小池晃書記局長は2026年4月27日の国会内での記者会見で、イラン情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰と供給不足への対応として、補正予算の編成が必要だと主張しました。 小池氏は「イラン戦争を終わらせることが大前提だが、補正予算が必要だ」と強調したうえで、医療現場では医療用手袋などの物資の不足や値上がりが始まっており、診療報酬の臨時改定などが急務だと指摘しました。 また「くらしの危機に万全の対応を取るためには、予備費だけでは不十分だ」として、国民生活の苦境を打開するために万全の手だてが必要だと訴えました。 高市首相「補正予算は不要」 予備費対応を主張 高市早苗首相は同日2026年4月27日の参議院予算委員会で、「現時点で補正予算の編成が必要な状況とは考えていない」と述べ、2026年度予算の予備費などで対応する考えを示しました。 政府はすでに2026年3月16日から石油備蓄の放出を開始しており、同月19日からはガソリン・灯油などへの補助金支給(緊急的激変緩和措置)を再開しています。これによりレギュラーガソリン価格は、本来であれば1リットル200円を超える水準のところ170円程度に抑えられています。 しかし、補助金や予備費による対応は一時しのぎにすぎないという批判も根強く、物価高の波が各分野に広がるなかで、対策の不十分さを指摘する声が高まっています。 >「ガソリンが170円台でもきついのに、補助金なければ200円超えてたなんて」 >「医療用手袋が不足しているのに診療報酬を変えないのは現場を見ていない」 >「予備費って要は首相が勝手に使えるお金でしょ。国会で決めるべきだ」 >「数十年来の物価高なのに、また一時的な補助金で乗り切る気なのか」 >「小池晃さんの言う通り、補正予算を組んで本格的に対応してほしい」 物価高は今回の原油高騰だけで生じたものではありません。数十年にわたる構造的な経済政策の失敗によって日本の賃金は低迷し、円安が輸入物価を押し上げ続けてきた積み重ねがあります。イラン情勢による原油高はその痛みをさらに深刻にしており、国民生活を守るための抜本的で機動的な財政出動が一刻の猶予も許されない状況です。 物価上昇は2026年内続く見通し 補正予算の必要性が増す 経済専門家の試算によると、原油価格が攻撃前に比べて30%以上上昇した場合、ガソリン価格は204円程度に達し、電気代は6%程度上昇するとされています。世帯あたりの電気代では月額約800円程度の増加になります。 さらに、物流コストや原材料費の上昇は食品や日用品の価格に波及し、最終消費者への影響は少なくとも年内いっぱい続く見通しです。 国際エネルギー機関(IEA)は2026年4月14日、前月の世界の石油供給量が世界需要の約1割にあたる日量約1010万バレル減少したと発表し、石油市場が「歴史上最も深刻な供給ショック」を受けているとの評価を示しました。 こうした状況のもと、政府が予備費のみで対処できるとする立場に対し、野党からは補正予算を組んで医療や生活支援を抜本的に強化するよう求める声が強まっています。 まとめ ・2026年2月28日に米・イスラエルがイランを攻撃、WTI原油価格が67ドルから120ドル近くに急騰 ・ホルムズ海峡の事実上封鎖で日本の原油調達に深刻な影響。政府は3月から備蓄放出・補助金再開 ・小池晃共産党書記局長が2026年4月27日の会見で「補正予算が必要」と主張 ・医療現場の手袋等物資不足・値上がりを指摘し、診療報酬の臨時改定なども要求 ・高市早苗首相は同日の参院予算委で「補正予算不要、予備費で対応」と表明 ・企業の9割超が経営にマイナス影響。原油高は少なくとも2026年内は続く見通し

辺野古転覆死亡事故・共産党小池晃氏が釈明も遺族への謝罪遅延と無登録運航の真実

2026-04-27
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波浪注意報の中で出航、17歳の命が奪われた 2026年3月16日午前10時すぎ、沖縄県名護市辺野古沖で、修学旅行中の同志社国際高等学校(京都府)2年生18人を乗せた小型船「不屈」と「平和丸」の2隻が転覆しました。「平和丸」に乗っていた17歳の女子生徒・武石知華さんと、「不屈」の船長(71歳)の2人が死亡し、14人が負傷するという痛ましい事故です。 事故当時、現場付近では波浪注意報が発令されていましたが、ヘリ基地反対協議会は出航を中止する風速や波高の基準を定めておらず、出航判断を船長に一任していたことが明らかになっています。地元の漁師も「漁師が近寄らない危険な海域」と指摘していた場所に、安全管理の基準もなく小型船で高校生を乗り出させた判断は、子供の命を預かる者としてあまりにも無責任でした。 >「波浪注意報が出ていた日に、なぜ高校生を危険な海に出したのか。子供の命よりも大事なものが何があるというんですか」 無登録・無基準、問われる安全管理の欠如 船を巡っては、協議会は「ボランティアであり事業ではない」として海上運送法上の事業登録をしておらず、国土交通省が実態調査に乗り出しています。しかし実態としては学校側から船員に対して1人あたり5000円が支払われており、有償で旅客を輸送していた場合には刑事罰の対象となる可能性があります。 乗船した生徒全員は救命胴衣を着用しましたが、船員らは生徒に対して正しい救命胴衣の着用方法の指導を行いませんでした。亡くなった武石さんの救命胴衣は船体の穴に引っかかっており、水難隊員が外して水上に救出するまで70分を要しました。また、引率教員が体調不良を理由に乗船せず、生徒だけが船に乗り込んでいたことも、保護者説明会で強い憤りをもって問われています。 >「引率の先生も乗っていなかったなんて、信じられない。娘を安全に守ってくれると思って送り出したのに」 遺族への直接謝罪が2週間以上届かず、小池氏が釈明 2026年4月27日、共産党の小池晃書記局長氏の記者会見でこの問題が集中的に取り上げられました。小池氏は「最初の段階から反省とお詫びはお答えしている」と述べ、ヘリ基地反対協議会が事故当日に現地で謝罪声明を発表したことを強調しました。 しかし遺族は、運営者側から「しっかりと謝罪を受けていない」と深く傷ついています。ヘリ基地反対協議会が書面による謝罪声明をホームページに掲載したのは、事故から2週間以上が経過した4月2日のことでした。直接の弔問、弔電、お詫びの手紙も届いていないと報じられており、遺族の悲しみと怒りが癒えないのは当然のことです。 小池氏は会見で、遺族への直接謝罪が遅れた事情について「アプローチを試みていたがなかなか果たせなかった」と述べながらも、詳細の説明は避けました。記者から厳しく追及されると「言い訳にはならない。率直に反省しなければいけない」と認めざるを得ない場面もありました。それでも遺族が求める真相への向き合い方としては、あまりにも不十分です。 >「アプローチしようとしたが果たせなかったって、そんな説明で遺族の方は納得できるんですか。まず会いに行くのが人として当たり前でしょう」 平和教育を盾に責任から目を背けるな 小池氏は会見で、平和教育への批判に反論するため、玉城デニー沖縄県知事の「沖縄の平和教育は偏向的なものではない」という発言を引用しました。しかし今回問われているのは教育内容ではなく、子供の命を預かる際の安全管理体制の問題です。 事業登録もなく、気象基準もなく、救命胴衣の正しい着用指導もない危険な環境に子供を送り込んだ責任は、いかなる教育的意図があっても免れるものではありません。また小池氏は「辺野古の問題を事故に利用するのはいけない」とも述べましたが、反基地抗議に使われてきた船に高校生を乗せたという事実は動かせません。政治活動と教育を結びつける際には、参加する生徒・保護者の安全を最優先とする義務があります。 遺族が求めているのは、なぜ娘が死ななければならなかったのかという真相の究明と、二度と同じことが繰り返されないための実効的な安全対策です。共産党とヘリ基地反対協議会は今こそ、すべての事実を明らかにし、遺族の悲しみに真正面から向き合う責任があります。 >「平和教育の大切さはわかる。でも命を落とした子の親に向かって、まず政治の話をするのはおかしい。順番が違う」 まとめ - 2026年3月16日、辺野古沖で修学旅行中の同志社国際高校生乗船の船2隻が転覆、女子生徒(17歳)と船長が死亡、14人負傷 - 波浪注意報が発令中の出航、安全基準の未整備、出航判断を船長に一任していた - ヘリ基地反対協議会は海上運送法上の事業登録なし、実態は有償輸送の疑い - 救命胴衣の正しい着用指導なし、引率教員は不乗船 - 遺族への直接謝罪・弔電・手紙が事故から2週間以上届かなかった - 共産党・小池晃書記局長氏は4月27日会見で「最初から謝罪している」と釈明するも、記者から厳しく追及される - 小池氏は遺族への直接謝罪の遅れを「率直に反省」と認める一方、詳細説明は避けた - 平和教育の意義を強調するより先に、安全管理の欠如と遺族への誠実な対応が求められている

小池晃 参院在職25年表彰 謝辞で憲法と平和・貧困解消を重視

2026-04-24
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永年在職表彰 小池晃氏の謝辞 4月24日の参議院本会議で、日本共産党書記局長・参議院議員の小池晃氏(日本共産党)が、議員在職25年に対する永年在職議員表彰を受け、その謝辞を述べました。参議院では同席した議員として、自民党の宮沢洋一氏、松山政司氏、有村治子氏も表彰され、水岡俊一氏が祝辞を述べています。小池氏は表彰に先立ち、支援者や党組織、家族への感謝を表明しました。 謝辞で小池氏は自身の政治の原点を「いのちを守る政治」に置いたことを強調しました。臨床医として第一線の医療現場で働いた経験を引き合いに出し、医療や年金制度の改革、安全保障関連法制の国会論戦など、自身が関わってきた政策課題を振り返りました。特に、与党や政府側と激しく対立した場面も多かったとしながらも、党派を超えて取り組んだ超党派の成果として自殺対策基本法制定に触れたことが印象的でした。 また、小池氏は昔、委員会で激しく論戦を交わした閣僚から、委員会室を出た後で「あなたの質問は現場の実態を踏まえたものだから耳を傾けている」という声を掛けられた経験を紹介しました。この言葉を「自分の役割」と位置づけ、国民の状況や期待、怒りを国会の場で正面から提起することを信条としてきたと述べています。 “戦争と貧困をなくす政治”への思い 謝辞は国内政策だけでなく、外交・平和の課題にも触れました。小池氏は世界各地で戦火が広がる現実を踏まえ、「政治はいったい何のためにあるのか」という問いを繰り返しました。特に米国が国際法や国連憲章を踏みにじる形で軍事行動を展開している現状に対して強い懸念を示し、追随するだけの政治に疑問を投げかけています。 その上で、小池氏は「政治とは戦争と貧困をなくすためにある」という信念を明確にし、それを支える道しるべとして日本国憲法の平和的生存権や第9条の平和主義を挙げました。憲法前文は「全世界の国民が平和のうちに生存する権利を有する」と定めており、小池氏はこの理念を外交努力と平和の構築に生かすべきだと訴えました。 謝辞では自身の党派としての立場にも言及し、日本共産党が戦前から反戦・平和を一貫して貫いてきた政党である点を強調しました。この文脈で、小池氏は憲法を尊重し擁護する責務を負う国会議員として、「戦争しない、させないために力を尽くす」と決意を表明しました。 超党派の取り組みと課題 国会での25年の活動歴を振り返る中で、小池氏は与党との対立ばかりでなかったことにも触れました。2006年には、自民党や当時の民主党の議員とともに厚生労働委員会で「自殺対策の推進を求める決議」を実現し、結果として自殺対策基本法の制定につなげたことを「忘れがたい経験」と述べています。これは党派を超えた協働の成果として評価されており、小池氏自身が国民生活の実態を重視してきたことを象徴しています。 しかし一方で、小池氏は現在の国政の状況についても私見を述べました。政治における軍事費の拡大や、不透明さの残る外交政策について懸念を示し、憲法の理念に立ち返ることの重要性を強調しました。これらの見解は、国会内での与党との対立点を明確にしつつ、政治の役割を国民生活と平和の確保に求める姿勢が背景にあります。 SNSでも広がる関心 SNS上でも小池氏の謝辞への関心は広がっており、政治理念や在職の振り返りに共感や議論の声が投稿されています。 > 「戦争・貧困をなくすという信念、胸に刺さった」 > 「憲法理念の重要性を改めて感じた」 > 「25年の国会活動、実績を突きつけられた気がする」 > 「平和と生活を守る政治の視点が大事だと思う」 > 「党派を超えた成果も評価したい」 こうした声は、政治の役割や価値観をめぐる関心が、市民の間でも高まっていることを示しています。 まとめ ・小池晃氏が参院在職25年の永年表彰で謝辞を述べ、支援者・関係者への感謝を表明した。 ・医療現場から一貫して「いのち守る政治」を掲げ、年金・医療・安全保障などで政府と論戦を重ねてきた。 ・憲法の平和的生存権や第9条を重視し、平和と貧困解消を目指す政治の重要性を訴えた。

スルガ銀行アパマン不正融資の被害者救済へ議員立法を 小池晃書記局長が参院委員会で金融庁の責任を追及

2026-04-21
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2018年発覚のスルガ銀不正融資 民事調停終了後も数百人に多額の残債 スルガ銀行によるアパート・マンション(アパマン)投資用不正融資問題が、いまだ解決しないまま被害者を苦しめています。日本共産党(共産党)の小池晃書記局長は2026年4月21日、参議院財政金融委員会で政府の責任を追及し、被害者救済のための議員立法を各党に呼び掛けました。 スルガ銀行のアパマン不正融資は、不動産投資を希望する人々に対し、業者と結託して虚偽の説明をし、通帳残高や家賃明細表(レントロール)を偽装するなどの組織的な不正を働いたものです。2018年1月に発覚し、同年金融庁から業務改善命令を受けました。 被害者団体の調査によれば、不正が疑われる融資の数は8000件以上にのぼり、アパマン被害者同盟に参加するメンバーの被害総額は約700億円超とされています。 2022年2月に民事調停が申し立てられ、2026年3月に調停が終了しました。調停対象の604物件のうち193物件については、スルガ銀行が合計121億円の解決金を支払うことで和解が成立しています。しかし、残りの407物件については不法行為の成立が認定されなかったため、解決金の支払い対象外となり、個別交渉が続いています。被害者にはいまも多額の残債が残っています。 調停対象外の物件も含めると、多くの被害者がいまも巨額の負債を抱えたまま生活しており、精神的・経済的に追い詰められている実態があります。「自己破産か死ぬかしかない」と語る被害者もおり、事態は深刻です。 小池晃書記局長が金融庁を批判 専門窓口・行員リスト提出を要求 小池氏は委員会の質疑で、金融庁が委員会理事会に提出したアパマン債務者支援の対応を示した文書を問題視しました。文書には、解決のゴールや時期、同庁としての是正措置が一切記されておらず、問題解決への意思が示されていないと指摘しました。 2025年5月には金融庁がスルガ銀行に報告徴求命令を出しましたが、被害者団体によれば、その後も銀行は問題解決よりも負債の取り立て強化に転じたとされており、状況はむしろ悪化したと言われています。 また金融庁が金融サービス利用者に「相談窓口の活用」を促す一方で、訴えを持ち込んだ被害者には返答すらないという実態を告発し、専門窓口を早急に設けるよう求めました。 さらに、不正融資に関与した行員のリストは問題解決に不可欠だとして、スルガ銀行に対してリストの提出を求めるようにと金融庁に要請しました。 >「あの通帳偽装は職員に指示されてやったことなのに、銀行は責任を認めない」 >「解決金をもらえない物件の人間はどうすれば良いのか、見捨てられた気分だ」 >「民事調停が終わっても残債が消えるわけじゃない。地獄が続いている」 >「金融庁は窓口を案内するだけで、実際に動いてくれないのが現実だ」 >「議員立法で一気に解決できる道を開いてくれと切実に願っている」 被害者の債権買い取りスキームを提案 担当相も軽減案の検討示唆 小池氏は、被害者への抜本的な救済策として、「被害者の債権の買い取りを行いながら、暮らしを再建する道を開くスキーム(枠組み)を考える必要があるのではないか」と具体的な提案を行いました。 これに対し、片山さつき金融担当相は「返済プラン協議で今後そういう債務負担軽減案が出てくると思う」と答弁し、一定の柔軟な対応を示唆しました。 全面解決へ議員立法を呼びかけ 被害者救済の枠組みが急務 小池氏は質疑の最後に、この問題の全面解決と被害者救済のために議員立法を制定することを、与野党を問わず各党に呼び掛けました。 組織的な不正によって多額の負債を抱えさせられた被害者が、調停終了後もいまだに精神的・経済的な苦境に置かれている現状は、企業の不正に対する金融行政のあり方そのものを問い直すものです。被害者の訴えに寄り添う窓口も、問題を解決する法的枠組みも、現状では明らかに不十分です。被害者一人ひとりの暮らしを守るために、国会と政府が動くべき責任は明白です。 まとめ ・スルガ銀行アパマン不正融資は2018年発覚。通帳改ざん・家賃明細偽装など組織的不正 ・2026年3月に民事調停終了。193物件に121億円の解決金が支払われる一方、407物件は個別交渉中 ・小池晃共産党書記局長が2026年4月21日の参院財政金融委員会で金融庁の責任を追及 ・金融庁の対応文書に解決のゴールや時期の記載がないと批判、専門窓口設置・行員リスト提出を要求 ・被害者の債権買い取りスキームを提案。片山さつき金融担当相は債務負担軽減案を示唆 ・全面解決と被害者救済に向けた議員立法を各党に呼びかけ

共産・小池晃氏「悠仁親王への継承をゆるがせにしない立場に立たない」 発言の問題点を検証

2026-04-20
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「悠仁親王への継承をゆるがせにしない立場には立たない」 共産・小池晃氏の発言が波紋 日本共産党(共産党)の小池晃書記局長は2026年4月20日の記者会見で、皇室典範改正をめぐる議論に関連し、「悠仁親王までの皇位継承をゆるがせにしない立場には立たない」と述べました。さらに「女性天皇も女系天皇も認めるべきだ」との立場を改めて表明しました。この発言は、2000年以上にわたって続いてきた男系継承という皇室の伝統と、現在確立されている皇位継承の正統な流れを根本から覆しかねない主張として、大きな波紋を広げています。 現在の皇位継承の流れは、今上天皇陛下から秋篠宮皇嗣殿下、そして悠仁親王殿下へと定まっています。政府の有識者会議は2021年の報告書で、この流れを「ゆるがせにしてはならない」と明記しました。これは単なる政治的取り決めではなく、皇室の正統な継承の流れとして、各方面の合意のもとに確立されてきたものです。 麻生氏は今国会中の典範改正に全力 小池氏はこれを「拙速」と批判 自民党の麻生太郎最高顧問は2026年4月7日に行われた国民大会で、「今国会中に皇室典範改正を成立させるべく全力を尽くす」と表明し、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案を軸とした典範改正の早期実現を訴えました。これに対し小池氏は「拙速に結論ありきで進める問題ではない」と批判し、他党とも連携して「そういう流れを止めることができないか相談している」と語りました。 女系天皇について小池氏は「憲法上、国民の総意に基づく天皇の制度である以上、多様な性を持つ国民の象徴でいえば、男性に限定する合理的な理由はない」と主張しています。しかし、この議論には重大な問題があります。126代にわたる天皇はすべて男系継承であり、歴史上10代8方の女性天皇がいたとされていますが、その全員が父系に天皇の血筋を持つ男系女子でした。女系天皇は日本史上一度も存在したことがなく、これは単なる「制度の問題」ではなく、日本の国体の根幹に関わる伝統そのものです。 >「小池氏の発言は驚いた。悠仁親王への継承の流れはすでに確立されているものではないのか」 >「女性天皇と女系天皇は全く別の話なのに混同されている気がして心配だ」 >「世論調査の結果で皇統の伝統を変えるべきだという議論は乱暴だと思う」 >「共産党が皇位継承に口を出してくること自体おかしいのでは」 >「2000年続いた男系継承の重みをもっと真剣に考えてほしい」 「女性天皇支持」の世論調査を根拠にする議論の問題点 女系は別問題 世論調査で「女性天皇を支持する」声が多数を占めていることについて、小池氏はこれを根拠として挙げています。しかし、世論調査の多くは「女性天皇(男系女子の天皇)」と「女系天皇(母方にのみ天皇の血筋を持つ天皇)」を明確に区別せずに質問しており、両者の違いを理解した上で答えているとは言いがたい面があります。女性天皇を支持する多数の国民が、女系天皇まで含めて賛成しているとは限りません。世論の動向は参考にすべきですが、その時々の感情的な支持だけで2000年の伝統を変えるべきではないという観点も十分に考慮される必要があります。 共産党の立場から問われる皇室議論の本質 皇位継承は国家の根幹 小池氏の発言で最も問題として指摘されているのは、「悠仁親王までの皇位継承をゆるがせにしない立場には立たない」という部分です。これは、現在の正統な継承順位に疑義を挟み、その前に愛子内親王殿下を即位させる可能性を排除しないという主張に等しいものです。これを公言することは、皇室の安定と権威に対する重大な挑戦ともいえます。 皇位継承は国家の根幹に関わる極めて重大な問題であり、国民全体が真剣に向き合わなければならないテーマです。共産党はかねてから天皇制の廃止を綱領に掲げていた歴史的経緯があります。その立場から「女系天皇を認めるべきだ」と訴えることが、皇室制度の安定を本当に願ってのことなのか、国民は冷静に見極める必要があります。長い歴史と伝統の中で守られてきた男系継承の意味を十分に踏まえた上で、慎重に、かつ国民全体の合意を形成しながら議論を進めることが求められます。 まとめ - 共産党の小池晃書記局長が2026年4月20日の会見で「悠仁親王への継承をゆるがせにしない立場には立たない」「女性天皇も女系天皇も認めるべきだ」と発言した - 政府有識者会議の2021年報告書は今上陛下・秋篠宮皇嗣殿下・悠仁親王殿下への継承の流れを「ゆるがせにしてはならない」と明記しており、各方面の合意となっている - 日本史上126代の天皇はすべて男系継承。歴史上の女性天皇10代8方はすべて男系女子であり、女系天皇は一度も存在しない - 世論調査の多くは「女性天皇」と「女系天皇」を区別せずに質問しており、女系天皇への支持と読み取ることには慎重さが必要 - 共産党はかつて天皇制廃止を綱領に掲げていた経緯があり、その立場から皇室制度の議論に加わることへの疑問の声もある

小池晃氏が高市政権半年を厳しく評価 多数党のおごり論争

2026-04-20
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小池晃氏が高市政権を批判 「多数党のおごりが目に余る」 日本共産党の参議院議員で書記局長の小池晃氏は4月20日、国会内で記者会見を行い、発足から半年がたつ高市早苗政権について厳しい評価を示しました。小池氏は内政・外交両面で政権が行き詰まっているとの見解を述べ、国民の厳しい目が向けられていると指摘しました。 小池氏は、暮らしの危機に政権が向き合っていない点を強く批判しました。具体的には、消費税の食料品の税率を引き下げるといった公約が実現の見通しを失いつつあると述べた一方で、2026年度予算で軍事費が9兆円を超えたことを挙げて、「大軍拡だけは突き進んでいる」と指摘しました。 また、小池氏は外交政策についても疑問を呈しました。イランへの軍事攻撃をめぐり、米国やイスラエルによる行動を事実上容認する姿勢が見られるとして、「トランプ米大統領への追随がひどすぎる」と批判しました。政権支持率が依然として一定の水準を保っているとの世論調査結果もあるとの報道もありますが、とりわけ外交面での不透明感が広がっています。 さらに、小池氏は国会運営のあり方にも強い懸念を示しました。質問に応じない、まともな説明を行わないといった国会審議の進め方に対して、「強権的だ」と非難しました。また、自衛隊員が自民党大会に制服姿で参加した件については、自衛隊法に抵触する可能性があるとして、「不適切ではないと開き直る姿勢は多数党のおごりが目に余る」と厳しく述べました。 小池氏はとりわけ、高市首相が「1年をめどに改憲発議を目指す」との発言をしたことについても強い批判を展開しました。小池氏はこれを「立憲主義を踏みにじるものと言わざるを得ない」とし、国民の多くが慎重な対応を望んでいるとの世論調査データを示して、「これが国民の声だ」と強調しました。 記者会見に対する国民の反応はインターネット上でも話題となっています。SNSでは以下のような意見が散見されます: > 「政権支持率が高いと言っても、説明責任が果たされないのでは安心して任せられない」 > 「現実の暮らしへの不安がある中で、軍事費増なのかという疑問がある」 > 「改憲を急ぐ姿勢には違和感がある。慎重に議論してほしい」 > 「国会での議論が深まらないと感じる。もっと説明を聞きたい」 > 「与党の多数を背景にした進め方は、国民の声を反映しているのか疑問だ」 これらの声は、政権の進め方に対して説明責任や透明性を求める有権者の関心の高さを表しています。実際に、一部の調査では政権支持率が減少傾向にあるとの報道もあり、与党内でも慎重な対応が求められています。 一方で、専門家の一部は「政権として政策の方向性は明確だが、説明不足な点が批判を招いている」との見方を示しています。また、軍事費の拡大や外交姿勢については国際情勢の変化を受けた対応という評価もあり、賛否が分かれるテーマとなっています。 政権発足から約半年が経過した今、与党内では政策の進め方や国民への説明方法についての議論が続いています。小池氏の指摘は、与党と野党の政策論争を一段と激化させる可能性があり、今後の国会審議や政治状況に影響を与えることが予想されます。 高市政権半年評価 小池晃・主な批判点 暮らしの課題への対応が不十分 軍事費の大幅増を優先している 外交姿勢を米国追随と見られる 国会説明責任の欠如と強権的運営 改憲発議を急ぐ姿勢への慎重意見の多さ

小池晃氏「国会議員に逆らうな」動画が示す安全軽視の体質、辺野古転覆事故で謝罪なき共産党

2026-04-15
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「国会議員に逆らうな」海保に叫んだ小池晃氏の動画が拡散 SNS上で日本共産党(共産党)の小池晃参議院議員書記局長が2015年11月19日に投稿した動画が拡散され、大きな波紋を広げています。2026年3月16日に起きた辺野古沖の抗議船転覆事故で17歳の女子高生と船長が亡くなったことが明らかになった後、この問題と関連して注目を集めた動画です。 わずか約20秒の動画ですが、船上から海上保安庁のボートに向かって「国会議員に逆らうな!」と叫ぶ声がはっきり聞こえます。小池氏は動画投稿時に「別の船で意識を失った人がいると聞いて、船で急行したのですが、海保が猛然とブロック仕掛けて、この後私達の船に三人乗り込んできました」「定員オーバーだという指摘も完全無視。暴虐の限りを尽くしています」と海上保安庁への苦情とともに公開しました。 海上保安庁のプロの安全管理判断に対し、国会議員という立場を盾に「逆らうな」と抵抗するこの行為は、抗議活動において海上の安全ルールを軽視してきた姿勢そのものを示しています。海上で意識を失った人がいるというまさに緊急の場面に、専門資格もない活動家が「急行」しようとして海上保安庁の対応を妨害しようとすることは、むしろ二次被害を招く危険な行為です。 >「海で意識を失った人がいるなら、海保に任せるべきだろう。素人が乗り込んで何ができるというのか」 >「国会議員に逆らうなって何様?政治家だって海上のルールを守る義務がある」 >「この高慢さが海上の安全軽視につながり、あの転覆事故を招いたのではないか」 >「暴虐を尽くしているのは安全を無視して海に乗り出していた側ではないか」 >「海保は命がけで海の安全を守っている。その邪魔をして正当性を主張するとは信じられない」 事故後も続いた無責任な発言と当事者性の隠蔽 3月18日の会見では田村智子委員長が「人命が失われている以上、責任があると協議会側も認めている」と述べましたが、3月23日には小池氏が「決して共産党だけの船でもないし、色々な人が関わって運営していた船だ」と共産党が主体ではないと強調。26日には田村氏が「事故の究明が求められるということ以上に、私からコメントのしようがない」と語るなど、曖昧な回答に終始しました。 最大の問題は、事故から約2週間が過ぎた2026年4月2日になって初めて、田村委員長が転覆した抗議船2隻を運行する「ヘリ基地反対協議会」に共産党の地方組織が加わっていることを認めたことです。「構成団体として真摯な対応をしたい」「事故に遭った高校生にお見舞い申し上げたい」と言いながら、遺族への謝罪の言葉は最後まで出ませんでした。 2026年4月6日の会見では、小池議員が同協議会への資金援助について問われ、「手元に資料がない。今すぐ答えることは難しい」と回答しています。国民を代表する国会議員が自党関連団体への資金の流れを「今すぐ答えられない」と言い放つことは、説明責任の完全な放棄といえます。 海の安全より「活動」を優先してきた体質の本質 今回拡散した2015年の動画は、海上保安庁が定員オーバーを指摘しても無視し、海の専門家の判断を「暴虐」と呼んで公開するという、安全ルールよりも活動の継続を優先してきた体質を示しています。そのような感覚の中で活動が長年続けられてきたことを考えれば、今回の事故で海上運送法の登録なしに高校生を乗せ、波浪注意報の中でも出航したことは、偶発的な事故とは言えません。 法律を守り安全を確保することは、あらゆる活動の大前提です。国会議員であっても海上のルールに例外はありません。2人の尊い命が失われたにもかかわらず、事態を矮小化し謝罪すら避け続ける共産党の姿勢は、国民の信頼に応えるものとは到底言えません。 まとめ - 小池晃氏が2015年11月、辺野古沖の抗議活動中に海上保安庁のボートへ「国会議員に逆らうな」と叫ぶ動画が2026年4月に拡散 - 小池氏は当時、海保の定員オーバー指摘を「完全無視」「暴虐の限り」と投稿し海保の対応を批判していた - 2026年3月16日の辺野古抗議船転覆事故後、共産党は約2週間にわたり「ヘリ基地反対協議会」への関与を認めなかった - 田村智子委員長・小池氏ともに事故後の会見で曖昧な回答を繰り返し、遺族への謝罪は最後まで出なかった - 2026年4月6日、小池氏は資金援助について「今すぐ答えることは難しい」と説明を拒否 - 安全ルールより活動を優先する体質が今回の事故を招いた構造的問題と言える

小池晃議員が再審制度改正で抗告禁止を要求 検察不服申し立て制約案に反対

2026-04-06
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再審制度見直しで検察不服申し立てを禁止すべきか 日本の刑事裁判における「再審制度」は、確定判決後に冤罪(えんざい)が明らかになった場合などに裁判をやり直す仕組みです。これに対し、検察官が裁判所の再審開始決定に不服を申し立てる「抗告」制度が存在し、これが再審審理の長期化を招いているとして見直しの対象になっています。政府は2026年国会に関連の法改正案を提出する方向で検討していましたが、その内容を巡って議論が紛糾しています。 この再審制度見直し論議で中心となっているのが、再審開始決定後の検察官による不服申し立ての扱いです。裁判所が再審を開始すると判断しても、検察官が高等裁判所や最高裁判所に申し立てることができるため、手続きが長引き、無罪確定までに年月を要するケースがあると指摘されています。 政府案は抗告を容認、与党内から全面禁止要求も 法務省の法制審議会がまとめた答申では、再審開始決定に対する検察の抗告は禁止せず、従来どおり認める内容となっていました。このため、自民党内では抗告を禁止するよう求める意見が相次ぎ、政府・法務省は抗告に一定の制限を設ける方向で改正案の修正を検討しているとされています。しかも、与党の審査では検察抗告禁止を求める声も強く、政府案の国会提出が見送られる可能性まで出ています。 具体的には、検察が不服申し立てできる制度を残すか否かが最大の対立点です。自民党内の会議では、「審理の長期化につながる」として全面禁止を求める声もあり、こうした意見対立が政府案の成立時期を遅らせる要因になっています。 小池晃書記局長「制約ではなく禁止が必要」と主張 こうした流れのなかで、日本共産党の小池晃書記局長(参議院議員)は4月6日に国会内で記者会見し、政府が検討している抗告制限案について、「制約ではなく禁止が必要だ」と強く指摘しました。小池氏は検察の抗告が再審の開始決定を「いたずらに長引かせてきたのは明白」であり、制度改正による冤罪救済の迅速化を重視するべきだと述べています。 小池氏は現行制度と政府案の不十分さを批判し、超党派の国会議員連盟がまとめた「抗告禁止」を含む方向の見直し案を重視すべきと強調。冤罪被害者の救済を速やかに進めるためにも、抗告禁止が不可欠だとの立場を示しました。 再審制度の課題と過去の事例 再審制度をめぐる議論には長年の実例が影を落としています。代表的なのが静岡県の袴田巌(はかまだいわお)氏の事件で、裁判所が再審開始を決定してからも検察の抗告によって審理が長期化し、無罪が確定するまでに約9年を要したケースがあります。こうした事例が、「抗告禁止」を求める声の背景の一つとなっています。 法制審議会の答申でも証拠開示の在り方や裁判官の関与制限(除斥制度)などが議論されているものの、抗告禁止については意見が分かれ、答申には盛り込まれませんでした。このため政府案でも抗告は残される見込みで、与党・野党双方の追加修正論議が続いています。 与党内外で審議の難航 今回の再審制度見直しは与党内でも意見が割れています。自民党の一部議員は抗告禁止を強く求める一方、政府案が抗告禁止を含まないことに反対しない意見もあり、自民党の法務部会や司法制度調査会では激論が続いています。こうした与党内の亀裂から、政府案提出の時期が遅れる可能性も報じられています。 また、日本維新の会など他党からも、「証拠の開示範囲をさらに広げるべき」といった修正要望が出されるなど、再審制度全体の機能改善を求める声が政界全体で強まっています。 議論の焦点は冤罪救済と審理の迅速化 今回の再審制度見直しの主要論点は、「冤罪被害者をいかに速やかに救済できるか」という観点と、「裁判所の判断に対して異議申し立てをどこまで認めるか」という法的仕組みのバランスにあります。抗告禁止については、再審開始決定の審理時間を短縮し、迅速な救済につなげる狙いがある一方で、裁判の判断に対する当事者としての意見表明を制限することへの慎重論もあります。 まとめ 再審制度見直しの法改正案を巡り、検察官の不服申し立て(抗告)の扱いが最大の対立点となっている。 政府案は抗告禁止を含まず、一定の制限で対応する方向を検討している。 自民党内では抗告禁止を求める声が強く、法案提出が遅れる可能性がある。 日本共産党・小池晃書記局長は「制約ではなく禁止が必要」と主張し、冤罪被害者救済の迅速化を訴えている。 再審制度の改善を巡る議論は与党内外で活発化しており、今後も国会論戦が続く見込み。

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