2025-04-08 コメント: 1件 ▼
「万博の“丸見えトイレ”は教育・保育の否定」 れいわ公認・西郷南海子氏がSNSで強く批判
話題となったのは、間仕切りのない空間に複数の幼児用便器が並べられたトイレの画像である。このデザインに対し、西郷氏は4月8日、自身のX(旧Twitter)で「フェイク画像でないと仮定した場合、これほど醜悪なものがあるのかと絶句しています」と切り出し、強い口調で批判を展開した。
西郷氏はまず、親の視点から「我が子が排泄する姿を、不特定多数に見せたいと思う保護者はいません」と明言。そのうえで、「個室であっても盗撮は100%は防げませんが、それ以前の問題です」とし、そもそもの設計思想に疑問を投げかけた。
また、今回のトイレについて「保育園では2歳児クラスまでなら、個室でないトイレもあります。しかし、それは保育園という閉じられた環境下での話です」と説明。つまり、保育士の管理が行き届いた空間で、保護者や関係者以外が立ち入らない前提だからこそ成立する設計であり、万博という不特定多数が出入りする公共の空間にはそぐわないとの認識を示した。
さらに、「3歳児クラス以上になると、幼稚園や保育園では鍵付きの個室トイレが一般的です。個室といっても万が一のときに手助けできるように、上からのぞきこむことができる低い壁になっています」と具体例を挙げ、現在の保育現場が子どもの尊厳やプライバシーをどう守っているかを説明。「子どもを一人の人間として尊重することは教育・保育の基本です」と述べ、今回の設計がその基本理念に反するとの考えを明確にした。
SNS上でも西郷氏の投稿には多くの賛同が集まり、「公共の場でこれは非常識」「設計者の感覚を疑う」といった意見が寄せられている。保育関係者や子育て世代からは、「実際に保育現場では配慮されているのに、なぜこうした場で退行的な設計になるのか」と困惑の声もある。
- 問題視されているのは、間仕切りのない複数便器設置の幼児用トイレ。
- 西郷氏は「フェイクでなければ絶句」「我が子の排泄姿を見せたい保護者はいない」と明言。
- 保育園の例を引き合いに出し、「あくまで管理された施設内での話」と指摘。
- 「3歳以上では個室が一般的」「子どもを尊重するのが教育・保育の基本」と強調。
- SNS上でも賛同の声多数。公共施設での設計のあり方が問われている。
今回の問題は、単なる設計ミスにとどまらず、「子どもをどう見るか」「公共空間のあり方はどうあるべきか」という根本的な問いを突きつけている。今後、万博主催者や自治体がこの指摘をどう受け止め、対応するかが注目される。