2026-07-29 コメント: 1件 ▼
元自民党沖縄県連会長の照屋守之氏が玉城デニー氏支持へ 知事選に異例の転換
元自由民主党(自民党)沖縄県連会長などを歴任した照屋守之氏(70)が、2026年9月13日投開票の沖縄県知事選に3選を目指して立候補を表明している玉城デニー知事(66)の選挙母体「県民と歩む会」の顧問に就任することが分かりました。照屋氏はかつて「反オール沖縄の急先鋒」として知られ、玉城氏と激しく対立した経緯を持つ保守政界の重鎮です。2019年に自民党沖縄県連会長を辞任し離党した後、2025年4月のうるま市長選に無所属で出馬して落選。今回の玉城氏支持への転身は、長年対立していた陣営への参加という点で異例中の異例です。知事選は自民党が全面支援する前那覇市副市長の古謝玄太氏(42)との事実上の一騎打ちとなる見通しです。
元自民党沖縄県連会長の照屋守之氏が玉城支持へ転身 「反オール沖縄の旗手」が陣営顧問に
元自由民主党(以下、自民党)沖縄県連会長などを歴任した照屋守之氏(70)が、2026年9月13日投開票の沖縄県知事選に3選を目指して立候補を表明している現職の玉城デニー知事(66)を支援することが分かりました。玉城氏の選挙母体「県民と歩む会」の顧問に就任するといいます。
照屋氏は沖縄保守政界の中核を担ってきた人物で、辺野古移設反対を旗印にまとまった「オール沖縄」勢力を長年厳しく批判してきた経緯があります。その照屋氏が自民党の全面支援を受ける対立候補ではなく、3期目を目指す玉城氏の支持へ回ることは、異例かつ大きな意味を持つ動きです。
元自民党の県連会長が玉城知事の陣営に入るとは本当に驚いた。沖縄の政治は保革の壁を超えた新しい局面に入っているのかもしれない
知事選には、前那覇市副市長の古謝玄太氏(42)が自民党の全面支援を受けて立候補しており、事実上の一騎打ちとなる見通しです。玉城氏陣営にとって、保守政界で実績を持つ照屋氏の参加は、「オール沖縄」の枠組みを超えた幅広い支持基盤の形成を目指すうえで一定の後押しになるとみられています。
元「反オール沖縄の急先鋒」が歩んだ数奇な転換 自民離党、うるま市長選落選を経て
照屋氏はうるま市具志川出身で、うるま市議3期、沖縄県議5期、自民党沖縄県連幹事長などを経て県連会長に就任した保守政界の重鎮です。かつては「オール沖縄は選挙に勝つための手段に過ぎない」とまで言い切り、翁長雄志前知事や現職の玉城氏と激しく対立してきた人物として知られていました。
転機は2019年で、照屋氏は自民党沖縄県連会長を辞任した後、県議会自民会派を離脱し、自民党を離党しました。2025年4月のうるま市長選では、自民・公明が推薦する現職市長に真っ向から挑む形で無所属で出馬しましたが落選しました。3候補が争ったこの市長選では「オール沖縄」勢力が推す候補も立候補しており、保守・革新の境界線が入り交じる複雑な選挙戦となりました。
かつて玉城知事と激しく戦っていた照屋氏が今度は支援に回るとは。政治の世界は何が起きるかわからないし、それだけ沖縄の政治が変化しているということだろう
今回の玉城氏支持という決断は、保守本流の自民党政治との決別をあらためて明確にする意思表示ともいえます。照屋氏が選挙母体の顧問というかたちで実際に玉城陣営に加わることは、その政治軸の変化が具体的な行動として示された瞬間となります。
知事選の構図 揺らぐ「オール沖縄」と辺野古問題、古謝氏との一騎打ちへ
2026年8月27日告示・9月13日投開票の沖縄県知事選は、3期目を目指す玉城デニー氏(共産・社民・社大ほかが推薦)と、自民党が全面的に支援する古謝玄太氏との事実上の一騎打ちとなる見通しです。
辺野古新基地建設をめぐる政府と県の対立は、現状では工事が着実に進んでおり、県が移設を止める法的手段を失っているのが実情です。玉城氏が改めて「辺野古新基地建設反対」を掲げる一方、古謝氏は「普天間基地の危険性除去への現実的な解決策として容認したい」とし、国との関係改善を軸に据えています。
「辺野古の工事は現実に進んでいる。それでも反対を訴えるのか、現実的な解決を優先するのか、沖縄県民がどちらを選ぶのかが問われる選挙だ」
「オール沖縄の枠組みが揺らぐ中、照屋氏のような保守系の参加が玉城陣営の幅をどこまで広げるのか、正直読めない」
「オール沖縄」勢力は衆院選以来の立憲民主党の路線変更などの影響で大きく動揺しており、従来の枠組みをそのままでは維持しにくい状況です。玉城陣営は「オール沖縄」を前面に出さず、幅広い層への訴えに軸足を移しつつあります。
照屋氏参加が意味するもの 超党派の演出も沖縄の民意は最終盤まで不透明
照屋氏の参加で玉城陣営が訴えたいのは、「保守も革新も関係なく沖縄の現実を見て集まっている」という超党派的なイメージです。過去2回(2018年・2022年)の知事選で玉城氏が大差で勝利した実績はありますが、今回は「オール沖縄」の弱体化と古謝氏の若さ・国との関係改善路線が一定の票を集める可能性があり、予断を許しません。
照屋氏が保守から脱却して玉城陣営に加わることで中間層に訴えられるのか、それとも古謝氏の若さと現実路線が刺さるのか。投票日まで目が離せない
沖縄の基地問題は今も多くの家族の生活と安全に直結する問題として存在しています。有権者がこの選挙で何を最優先とするか、保革を超えた人物の動きをどう評価するかが、2026年9月13日の結果に大きく影響することになります。
まとめ
・元自民党沖縄県連会長の照屋守之氏(70)が、玉城デニー知事(66)の選挙母体「県民と歩む会」の顧問に就任することが判明。
・照屋氏は「反オール沖縄の急先鋒」として玉城氏と激しく対立してきた保守政界の重鎮。2019年に自民党を離党し、2025年のうるま市長選で落選した経緯を持つ。
・2026年9月13日投開票の沖縄県知事選は、玉城氏(3選目)と自民党が全面支援する古謝玄太氏(42)による事実上の一騎打ちとなる見通し。
・辺野古移設をめぐり、玉城氏は反対を継続、古謝氏は現実的解決として容認を表明。工事が進む現状で有権者の判断が問われる。
・「オール沖縄」の枠組みは立憲民主党の路線変更などで動揺。玉城陣営は超党派的なイメージで幅広い層への訴えを狙う。
・告示は2026年8月27日。照屋氏参加がどこまで保守・中間層に訴えられるかが選挙の焦点の一つとなる。
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