2025-02-25 コメント投稿する ▼
公明党、豪雪災害による農業被害への緊急支援を要請
■要望の主な内容
- 被害状況の把握と財政措置の実施:
4日からの大雪により、北海道や東北地方を中心に農業用ハウスや畜産施設に被害が発生している。 公明党は、早急に被害状況を把握し、必要な財政措置を講じるべきだと強調。 農業施設の再建や修理にかかる経費については、「強い農業づくり総合支援交付金」を活用するなど、速やかな支援の実施を要請した。
- 営農再開に向けた支援:
被害を受けた農家が営農意欲を失わないよう、早期の経営再開に向けた農業共済や収入保険、農林漁業セーフティネット資金の早期実行なども訴えた。
■庄子政務官の回答
庄子政務官は、「迅速に被害の全容を掌握するとともに、都道府県や市町村など関係機関と連携しながら、丁寧な対応をしていきたい」と答えた。
■現地視察の実施
公明党の佐藤英道国会対策委員長は15日、大雪の影響で農業用ビニールハウスなどの倒壊が相次いだ北海道音更町を訪れ、被害を受けた農家から話を聴いた。
道東の十勝地方では今月3日夜から降り始めた大雪により、帯広市では翌4日までの12時間で統計史上最多となる120センチの降雪量を記録。
隣接する同町でもビニールハウス105棟が全・半壊したほか、周辺地域でも農業被害を受けている。 同町下音更地区でホウレンソウなどを栽培する林秀樹さんは、「ハウス3棟が倒壊した。撤去や再建のための作業で、春の作付けを断念するしかなく、収入減は避けられない」と窮状を訴えた。
佐藤氏は「大雪の影響を受けた農家が離農する事態を防ぐためにも、国に対し、営農再建に向けた具体的な支援を強く要望していく」と語った。
また、福島県会津地方でも記録的な豪雪により、道路の除雪が追いつかず車両の立ち往生や片側通行で慢性的な渋滞が発生。
観光地でもある同市では温泉旅館のキャンセルが続出している。
公明党の若松謙維参院議員は15日、記録的豪雪に見舞われた福島県会津地方で被害状況を県議、地元議員と調査した。 視察を終えた若松氏は「除排雪の支援と住民生活の安全確保へ総力を挙げる」と述べた。
公明党は、豪雪地帯の農業被害に対する迅速な対応と支援を強く求めている。