2026-04-07 コメント投稿する ▼
高市早苗首相「消費税ゼロ」公約どこへ 保守層の失望と内閣支持率下落の真因を問う
「消費税ゼロ」はどこへ 高市早苗首相の「言葉と実行」の乖離に保守層からも失望の声。 2026年1月の衆院解散表明時には「悲願」とまで言い切り、2026年2月8日の衆院選では自民党(自民)が316議席を獲得する歴史的圧勝を収めました。 首相に近い政府関係者からは「本当に消費税減税を実施できるかはまだわからない」という声まで漏れ伝わっています。
支持率は依然58%の高水準を維持しながらも、高市早苗首相の政権運営には「苛立ち」と「焦り」が滲み始めています。毎日新聞が2026年3月28・29日に実施した世論調査では、物価高対策を「評価する」とした人はわずか19%、「評価しない」は39%に上りました。衆院選での歴史的圧勝の勢いはどこへ行ったのか。国民が真剣に問い始めています。
「消費税ゼロ」は選挙が終わると霧散した
高市首相にとって最大の看板政策のひとつが、「飲食料品の消費税率を2年間ゼロにする」という公約でした。2026年1月の衆院解散表明時には「悲願」とまで言い切り、2026年2月8日の衆院選では自民党(自民)が316議席を獲得する歴史的圧勝を収めました。
ところが、選挙戦の最中は「消費税ゼロ」にほとんど言及せず、衆院選後の記者会見でも「夏前に国民会議で中間とりまとめを行う」という言葉に後退しました。首相に近い政府関係者からは「本当に消費税減税を実施できるかはまだわからない」という声まで漏れ伝わっています。専門家の試算では、仮に夏前に中間まとめが行われたとしても、2026年度中の法制化は可能でも実施は2028年までずれ込む可能性があります。
物価高に苦しむ国民が選挙で示した民意は「減税」でした。補助金のバラまきではなく、減税で恒久的に国民の手元にお金を残すことを求めていたはずです。それが「霧散した」と映るのは、支持した有権者として当然の疑問です。
「消費税ゼロって言ったから入れたのに、気づいたら「検討します」になってる。騙された気分」
「衆院選でこれだけ勝たせてもらって、何で消費税減税すぐにやらないの?数の力で通せるはずでしょ」
「参院で暫定予算になったくらい揉めたのに、消費税減税の財源確保は余裕でできるってどういう計算なの」
「保守派のコアな支持者として言うけど、高市さんは首相になってから現実路線に変わりすぎた。別人みたいだ」
「靖国も竹島も、選挙前と全然違う。言葉だけ強くて実行しないなら、それはただの選挙向けパフォーマンスだ」
保守層を失望させた「変節」の数々
消費税ゼロだけではありません。高市首相は首相就任前まで「靖国神社参拝は絶対に外交問題にされるべきではない」と明言し、在任中の参拝を事実上「公約」にしてきました。しかし、就任後は参拝を自重しています。2026年2月のテレビ番組では「同盟国や周辺諸国に理解を得る環境をつくるのが目標」とお茶を濁すような発言に終始しました。
2026年2月22日の「竹島の日」式典には閣僚を派遣しませんでした。高市氏はかつて「竹島の日、堂々と大臣が出て行ったらいいじゃないですか」と言い切っていたにもかかわらず、です。
さらに、米国によるイラン攻撃などについては慎重な言葉しか発しない一方で、中国に対しては従来の強硬な言辞を維持するという不均衡な外交姿勢も目立っています。高市首相は昨年「日本の国益に合わないことが起きた場合には、日米の協議の枠組みの中でしっかり申し上げる」と語っていました。言葉と行動の乖離は明白です。
参院で「暫定予算」の屈辱、自民内からも不満
国内政治でも重大な躓きが起きています。高市首相が「数の力」で衆院側を押し切った2026年度予算案でしたが、与党が過半数125に5議席足りない参院では、結局、暫定予算案が編成される事態となりました。歴史的圧勝でも「参院の壁」は越えられなかったのです。立法府に「無理筋」を要求しようとする姿勢への不満は自民党内からも漏れています。
憲法改正についても、高市首相は施政方針演説で「国会における発議が早期に実現されることを期待する」と述べるにとどめました。参院で改憲に前向きな野党を合わせても数議席足りず、具体的な道筋は見えません。岩盤支持層と呼ばれる保守層からは「本気で取り組む気があるのか」という疑念が広がっています。
長期政権を築くためには、言葉だけでなく「実行」によって信頼を積み重ねることが不可欠です。「サナエノミクス」への期待で集まった支持は、結果が伴わなければ失望へと転じます。高市内閣が直面しているのは、その正念場です。物価高対策として財政出動や減税は一刻の猶予も許されません。支持率が高いうちにこそ、決断と実行を示す責任があります。
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まとめ
- 毎日新聞の2026年3月世論調査で内閣支持率は58%(前回比3ポイント減)、物価高対策の評価は19%にとどまる
- 衆院選の「消費税ゼロ」公約は選挙後に「夏前の中間とりまとめ」へ後退、2028年実施にずれ込む可能性も
- 首相に近い政府関係者が「本当に消費税減税を実施できるかわからない」と語る事態になっている
- 靖国神社参拝の自重、「竹島の日」式典への閣僚不派遣など、就任前の言動との乖離が保守層の失望を招いている
- 2026年度予算案は参院で過半数に5議席届かず暫定予算に。自民党内からも不満の声
- 憲法改正は「発議が早期に実現されることを期待する」との言葉にとどまり、具体的な道筋が示されていない
- 米国のイラン攻撃などへは慎重な発言を続けており、「媚米」との批判も保守層で広がっている
- 支持率の高いうちに消費税減税などの政策を実行しなければ、期待の反動による大幅な支持低下が予想される