2026-03-31 コメント投稿する ▼
通関業者への関税立て替え強要問題、参院委で是正求める
小池氏は、立て替え払いに加えて荷主が物流事業者に手数料などの負担を強いるケースもあると指摘し、今年1月施行の中小受託取引適正化法に照らして適法かどうかをただしました。 片山財務相は、立て替え払いが優越的地位の乱用にあたることを輸入者に認識させ、適正な経費転嫁が行われるよう取り組む意向を示しました。 * 片山財務相は、立て替え払いが優越的地位の乱用であることを輸入者に認識させ、適正転嫁を進める方針。
通関業者に立て替え強要、参院委で是正要求
3月31日、参議院財政金融委員会で日本共産党の小池晃議員が、通関業者が輸入者に代わって関税や消費税を立て替え払いさせられている問題を取り上げ、業界慣行の是正を求めました。片山さつき財務大臣は、立て替え払いは優越的地位の乱用にあたるとの認識を示しました。
東京通関業会が昨年実施した加盟店向けアンケートでは、立て替え払いを行っていると回答した通関業者は87・1%に上り、その理由は荷主からの要請と答えたものが90・1%でした。小池氏は、立て替え払いに加えて荷主が物流事業者に手数料などの負担を強いるケースもあると指摘し、今年1月施行の中小受託取引適正化法に照らして適法かどうかをただしました。
「弱い業者にしわ寄せがいく慣行は改めるべきだ」
「立て替え払いが当たり前のようになっている業界構造は問題だ」
「輸入物価や原油価格が上がる中で経費転嫁の適正化は急務だ」
「荷主側の優越的立場が業者の負担を増やしている」
「中小事業者の権利保護のため、法の趣旨を徹底すべきだ」
政府・公正取引委員会の対応
公正取引委員会の向井康二官房審議官は、対象取引に「特定運送委託」が新たに追加されたことを説明し、違反行為に対しては厳正に対処すると述べました。手数料負担の強制についても、中小受託事業者の利益を不当に害する場合は中小受託取引適正化法上の問題となる可能性があるとしました。
片山財務相は、立て替え払いが優越的地位の乱用にあたることを輸入者に認識させ、適正な経費転嫁が行われるよう取り組む意向を示しました。
業界慣行と課題
立て替え払いの慣行は、特に原油や輸入物価の上昇が続く中で中小通関業者に大きな負担を強いる構造となっています。小池氏は「弱いものにしわ寄せが行く業界慣行を改めることが必要だ」と指摘し、公正な取引環境の整備と経費・労務費の適正転嫁を強調しました。今後は、輸入者と通関業者の契約や手数料の取り扱いに関して、監督・指導が一層重要となる見通しです。
まとめ
- 通関業者が輸入者に関税・消費税の立て替えを強いられる問題が参院財政金融委で取り上げられた。
- 小池晃議員は業界慣行の是正と中小受託取引適正化法の徹底を要求。
- 公正取引委員会は「特定運送委託」を対象に違反行為に厳正対応すると表明。
- 片山財務相は、立て替え払いが優越的地位の乱用であることを輸入者に認識させ、適正転嫁を進める方針。