2026-08-10 コメント投稿する ▼
田中優希横浜市議がセクハラ訴訟 被害日記vsLINEの食い違い法廷へ
横浜市会議員の田中優希氏(50)が、かつて勤務した衆院議員事務所の元秘書X氏(40代)と当時の前議員を相手取り、4年間にわたるセクハラ被害を受けたとして2200万円の慰謝料を求める訴訟を起こしていたことが明らかになりました。X氏側は「不倫関係があっただけで性被害はない」と反訴し、X氏の妻も田中氏に不倫慰謝料を求めて提訴。田中氏側は被害を記録した日記とX氏が謝罪した録音データを提出し、X氏の妻側は2019年から2020年にかけて田中氏とX氏が交わした親密なLINEを証拠に挙げています。事実の認定は法廷に委ねられています。
田中優希横浜市議が2200万円の慰謝料求め提訴、泥沼の民事訴訟の全容
横浜市会議員の田中優希氏(50)が、かつて秘書として勤務した衆院議員事務所の元秘書の男性X氏(40代)と当時の前議員を相手取り、4年間にわたるセクハラ被害を受けたとして2200万円の慰謝料を求める訴訟を起こしていたことが明らかになりました。X氏は「自分たちは不倫関係にあった。性被害などなかった」と反訴し、さらにX氏の妻も田中氏に対し不倫慰謝料を求めて参戦するという三つ巴の泥沼訴訟へと発展しています。
田中氏は2026年7月3日、同僚の立憲民主党(立民)の谷田部孝一横浜市議(76)から不同意わいせつの被害を受けたと訴える記者会見の場で、別の立民関係者からも継続的に性被害を受けてきたと告白しました。その背景に、X氏との長年の係争があったことが明らかになりました。
一人の女性がこれだけ多くの場所で性被害を受け続け、それでも声を上げなければならなかった。政界のハラスメント問題の根の深さに、怒りを覚えます
被害日記に記された繰り返すセクハラ行為の記録
田中氏側が法廷に提出した証拠は、X氏からの被害を受ける度に記録していたとされるスマートフォンアプリ上の日記です。日記には2021年から2024年にわたり、事務所での肉体的接触、卑猥な言葉を繰り返されたこと、ストーカー的な監視行為、精神科への通院に至るまでの経緯が詳細につづられています。
田中氏はさらに、X氏が謝罪の言葉を述べた録音データの書き起こし文書と、田中氏が「議員を辞める」と告げた際にX氏が前議員へ辞表提出を申し出たとされるメールも証拠として提出しています。田中氏は取材に対し「私は間違いなく性被害者です。5年前から党本部にも相談し、前議員本人にも何とかしてほしいと繰り返し頼んだのに、何もしてくれなかった」と主張しています。
相談を受けた党も議員も何もしてくれなかったということが事実なら、組織として問題を隠蔽してきたとしか言いようがありません。個人の問題ではなく、組織の問題です
X氏妻が提出した「親密なLINE」は何を意味するか
X氏側から法廷に提出されたのは、X氏の妻が密かに撮影・保存したという、田中氏とX氏の間で交わされたメッセンジャーやLINEのやり取りです。そこには「大好き。ありがとう」「幸せ。おやすみ」「甘えたくて、素直になれない」など、親密な男女のやり取りと受け取れるメッセージが並んでいます。
2019年から2020年にかけてのこれらのメッセージには、「選んでもらえないのに抱きしめられて悔しかった」「初めから離婚する気もないなら勘違いすることをしないでくれたら良かった」など、自由になれない関係に悩む様子を思わせる表現も含まれています。X氏夫妻の代理人弁護士は取材に対し「当方の主張は裁判で行っている通りであり、特にお話することはない」と回答しています。
LINEの内容だけ見ると複雑な気持ちになります。ただ、権力を持つ相手から脅されながら言葉を演じることはありえないことではないとも思います
「脅迫に屈した演技だった」と田中氏、裁判所の判断は
田中氏は取材で、親密なメッセージを送っていた事実は認めた上で「絶対に不倫関係にはなかった」と否定しています。X氏は政治経験も長く、政治未経験だった田中氏にとって逆らえない実質的な上司的存在だったとし、「彼女のように振る舞わないと仕事にもならないし、恐怖から解放されない。学校の先生と服従を強いられる生徒みたいな関係で、X氏が気に入る自分を演じ続けるためにあのようなメッセージを送っていた」と訴えています。
民事訴訟の帰結はまだ示されておらず、最終的な事実認定は裁判所に委ねられています。田中氏は「自分と同じような性被害を受けている女性たちのためにも、被害を受けたらすぐに証拠が残っているうちに警察に届け出てほしい」と訴えており、同様の立場に置かれた人々へのメッセージを込めて公表に踏み切ったことを明かしています。
「権力のある立場から脅されていても、LINEでは優しいメッセージを送り続けるというのは理解しにくいが、ありえない話でもない。裁判所が双方の証拠をどう評価するか注目しています」
「政治家のハラスメント問題は今も水面下で続いている。田中さんのように証拠を残し法廷で戦う姿は、同じ状況にいる多くの女性への勇気になると思います」
まとめ
- 田中優希横浜市議(50)が元秘書X氏(40代)と前衆院議員を相手取り、4年間のセクハラ被害で2200万円の慰謝料を求めて提訴。
- X氏は「不倫関係があっただけ。性被害はない」と反訴。X氏の妻も田中氏に不倫慰謝料を求め参戦し三つ巴の訴訟に。
- 田中氏側の証拠:2021年〜2024年の被害日記、X氏の謝罪録音の書き起こし、辞表提出を申し出たとされるメール。
- X氏妻側の証拠:2019年〜2020年に交わされた親密なLINEやメッセンジャーのやり取り。
- 田中氏は「脅迫に屈して彼女を演じさせられていただけで、不倫ではなかった」と主張。
- 田中氏が所属先の党本部や前議員本人に5年前から相談してきたが何も対処されなかったと告白。組織的な隠蔽問題として問われている。
- 事実認定は現在も法廷で争われており、判決はまだ出ていない。