2025-05-01 コメント投稿する ▼
公約大阪・関西万博、全面禁煙方針を見直し 会場内に喫煙所設置へ 安全性と分煙環境を強化
万博会場内に喫煙所設置へ 全面禁煙方針を見直し
2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は、これまで全面禁煙としていた万博会場(大阪市此花区)内に、喫煙所を初めて設置する方向で調整していることが1日、関係者への取材で分かった。喫煙所がなかった西ゲート側の会場外にも新設する方針。東ゲート側の会場外には2カ所の喫煙所を設けているが、会場内で喫煙する違反者が確認されており、喫煙所を増設して非喫煙者との分煙環境を整備する。
安全性と利便性の両立を図る
関係者によると、協会は西ゲート側の会場内と会場外に1カ所ずつ、パーテーションなどで囲まれた屋外型の喫煙所を、5月中に設置することを目指している。西ゲートのあるグリーンワールド(GW)工区は地下廃棄物から出たメタンガスが地下空間にたまり高濃度で検出される場所があり、昨年3月には爆発事故が発生。地下空間のガスを換気する穴にたばこの火が落ちると引火する恐れがあり、新たな喫煙所はガスが検出されていない場所に設け、違反を防ぐことで安全性を高める。
喫煙所不足による課題
大阪市では条例により市内全域で路上喫煙が禁止されている。喫煙所について、これまで協会は東ゲート側の会場外に計2カ所を設置したが、バスやタクシーの乗降場がある西ゲート側には喫煙所がない。このため西ゲートからの来場者が喫煙するためには、会場内を歩いて約15分の東ゲートまで移動する必要がある。また、会場内の来場者は退場し喫煙所を利用した後に再入場する必要があり、ゲート運営の負担にもなっている。全面禁煙の会場内で喫煙する来場者やパビリオン関係者が確認され、協会は対応を検討していた。
ネットユーザーの反応
喫煙所設置に対するネット上の声はさまざまだ。
「喫煙所が遠すぎて困っていたので、設置はありがたい。」
「安全性を確保しつつ、喫煙者にも配慮するのは良い対応だと思う。」
「全面禁煙の方針を貫いてほしかった。」
「喫煙所が増えることで、非喫煙者への配慮が減るのではないかと心配。」
「分煙が進むのは歓迎だが、設置場所には慎重になってほしい。」
万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿った健康志向と、来場者の多様なニーズへの対応が求められる中、協会の今後の対応が注目される。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。