2025-04-22 コメント: 1件 ▼
公約万博の混乱が維新直撃 来場者低迷・運営トラブルで「共倒れ」への懸念強まる
大阪・関西万博、開幕から混乱続出 維新に重くのしかかる「共倒れ」への懸念
4月13日に開幕した大阪・関西万博が、初日から運営上の混乱や来場者数の低迷に直面し、日本維新の会内で危機感が高まっている。万博の成功を政党の成長戦略と位置づけてきた維新にとって、万博の失敗はそのまま党の失速につながりかねない。
初日から混乱、SNSで「#万博ヤバい」がトレンド入り
開幕初日は午後から悪天候に見舞われ、来場者は雨風をしのぐ場所が少ない会場内で混乱を経験した。電子チケットの読み取りシステムが不安定で、入場ゲートには長蛇の列が発生。地下鉄夢洲駅では、来場者と帰宅者が交錯し、乗車までに1時間以上を要する事態となった。SNSでは「#万博ヤバい」がトレンド入りし、批判の声が広がった。
来場者数の低迷と前売り券販売の不振
万博協会は会期中に2820万人の来場を見込んでいるが、開幕初日の一般入場者数は11万9千人にとどまり、2日目以降も減少傾向が続いている。前売り券の販売数も目標の1400万枚に対し、約970万枚と7割に満たない。吉村洋文大阪府知事は「損益分岐点は1800万枚」としていたが、達成は厳しい状況だ。
夢洲の地盤問題とアクセスの課題
会場となる夢洲は、かつての廃棄物処分場であり、地盤の排水性が悪く、雨天時には水たまりが発生しやすい。さらに、海に囲まれた立地のため強風が吹きつけやすく、アクセスも地下鉄1路線に依存している。これらの要因が、来場者数の伸び悩みや運営上の課題を引き起こしている。
維新への影響と政局への波及懸念
万博の誘致を主導した維新にとって、万博の成功は党の成長戦略の一環であった。だが、現状の混乱や来場者数の低迷は、党内外からの批判を招いている。維新の国会議員からは「万博がこけたら、維新もこける」との声が上がり、党内の危機感が高まっている。万博の赤字が現実となれば、維新の「身を切る改革」という公約との矛盾が指摘され、政局に発展する可能性もある。
国政への影響と与党の懸念
万博の赤字が国の財政負担に波及すれば、与党内でも対応が求められる。自民党の議員からは「赤字になったら国としても知らん顔はできない」との声が上がっており、万博の運営状況が国政にも影響を及ぼす可能性がある。
- 開幕初日から悪天候と運営の混乱で来場者に不満が噴出。
- 来場者数は想定を大きく下回り、前売り券の販売も目標未達。
- 会場の地盤やアクセスの課題が運営に影響。
- 維新は万博の成功を党の成長戦略と位置づけており、失敗は党の失速につながる懸念。
- 万博の赤字が国の財政負担となれば、政局に発展する可能性も。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。