2025-04-17 コメント: 1件 ▼
公約「ゆがみ」指摘に万博協会が説明 大屋根リング、安全性に問題なし
このリングは、地上最大約20メートルの高さで、総延長約2キロメートルというスケールを誇る。108のユニットをつなぎ合わせて作られており、木造建築としては世界最大級。3月にはギネス世界記録にも認定されたばかりだ。
だが、開幕日となった13日からSNSには「リングのはりが斜めになっている」「ゆがんで見えるのは設計ミスでは」などの投稿が続出。一部では「事故につながるのでは」といった声も上がっていた。
協会によると、会場が位置する夢洲は埋め立て地であり、将来的な地盤沈下の可能性を考慮して、あらかじめ接合部分のユニットに高さの差を持たせており、それに対応するため一部の梁(はり)を意図的に斜めに設置しているという。
さらに、開幕後に寄せられた苦情の中には「リングの下で雨宿りができない」との指摘もあった。悪天候時、ベンチなどに雨風が吹き込んでくることがあり、協会は「団体用の休憩スペースなどについて、雨対策を強化する方向で検討を進めていく」としている。
護岸の浸食も判明 万博協会「安全性に支障なし」
また、リングの海側エリアでは護岸の土が一部崩れる事案も発生していた。2月、リング内部の水路に海水を入れた直後、盛り土の一部が崩れているのを職員が確認。原因について協会は「風で波が高くなった影響」としており、補修工事を開幕までに完了させたと説明している。
この件でも構造的な安全性には問題はないとのことだが、相次ぐ“異変”に来場者の間では「大丈夫なのか」との声も少なくない。
今後の対応が問われる万博協会
SNSなどを通じて情報が瞬時に広がる時代。目に見える「違和感」に対して、運営側がどれだけ分かりやすく、タイムリーに説明できるかが信頼の鍵を握る。協会としても今後は、定期的な点検や保守だけでなく、来場者の不安を払拭する丁寧な広報姿勢が求められるだろう。
- 「ゆがみ」は設計ミスではなく、地盤沈下に備えた意図的な構造との説明
- リングの全長は約2km、高さは最大20m、世界最大級の木造建築でギネス認定済み
- SNS上で安全性を懸念する声が広まり、協会が説明に追われる
- 悪天候時の雨対策も今後の課題に
- リング海側では護岸の一部が崩れる事案も発生したが、補修済み
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。