2025-04-16 コメント投稿する ▼
公約万博の大屋根リングに早くも不安の声 雨除けにならず、落雷リスクも
開幕初日の13日、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)を激しい風雨が襲った。雨をしのごうと多くの人がリング下に集まったが、横殴りの雨が容赦なく吹き込み、傘を差さなければ濡れてしまう状況に。リングは壁のない構造で、雨風が素通りするのだ。SNS上でも「雨漏りしてる」「傘を差してリングの下を歩いてる」といった投稿が相次いだ。
これに対し、大阪府の吉村洋文知事らは「リングは雨よけになる」としていたが、実際にはほとんど役に立たなかった。博覧会協会の石毛博行事務総長も14日の会見で、「横殴りの雨は問題。雨宿りスペースの確保や、雨具販売などできることから対応する」と改善を急ぐ姿勢を見せた。
さらに懸念されるのが、落雷のリスクだ。周囲に高い建物がない夢洲では、地上約20メートルのリングが雷の標的になりやすい。協会側はリングの手すりを避雷設備としており、「建物の中にいるのと同程度の安全性がある」としているが、専門家の中には「手すりに触れていたら感電の危険がゼロとは言えない」と指摘する声もある。
実際、14日と15日には「落雷リスクが高まった」として、リング上への立ち入りが制限された。気象会社の予測に基づき、雷雲が近づいた際には利用を制限するルールが設けられている。
問題は避難時の混乱だ。リングと地上をつなぐエスカレーターやエレベーターは限られており、多くの人が一斉に動けば、転倒などの事故が起きかねない。ゲリラ豪雨の季節を前に、より柔軟で現実的な運営体制が問われる。
- 開幕初日、リング下で雨が吹き込み「雨よけ」にならず
- 雨漏りの報告やSNSでの不満が相次ぐ
- 雷の直撃リスクがあり、実際に立ち入り制限が実施
- 避難経路の不備や混雑リスクが浮き彫りに
- 万博協会は「雨具販売」や「避難誘導」の見直しを検討中
夢洲で半年にわたって開催される万博。国際イベントとしての期待も大きいだけに、信頼を取り戻すには、現場の運営力が問われる。来場者が安心して楽しめるよう、早急な対応が求められている。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。