2025-04-15 コメント投稿する ▼
【「並ばない万博」は幻想だった?】開幕初日から混乱続出、主催側に批判殺到
■ 「並ばない」はずが…入場に1時間以上
初日の会場は、あいにくの雨風が吹き荒れる天候。そんな中で集まった多くの来場者たちは、入場ゲートでいきなり足止めされた。電子チケットのQRコードを提示して入場するはずが、電波が不安定なためスマホ画面が開けず、列はどんどん伸びていった。
パビリオン前でも状況は変わらず。「事前予約したのに入れない」「どこに並べばいいのか案内もない」といった不満が各所で噴出。SNS上には、
- 「入場に始まり、列に並ばないと何もできない」
- 「『並ばない万博』なんて大ウソ。何でもかんでも並ぶ」
といった辛辣な投稿が相次いだ。
■ 通信障害→Wi-Fi整備は“開幕後”
主催の博覧会協会はトラブルについて、「通信が不安定だったため、QRコードの表示に時間がかかる事象が発生した」と発表。翌14日には「Wi-Fi環境を整備する」と後手の対応を打ち出した。
だがこの“事後対応”には、
- 「え、今さら!?」
- 「通信混雑くらい予想できたはず」
- 「まさに突貫工事でつくった体験型パビリオンだな」
と、冷ややかな声が多い。
さらに公式発表では「QRコードのスクリーンショット保存やプリントアウトをお願いします」と来場者に“自己対応”を求める始末。デジタル万博を掲げるにはあまりにお粗末な実態が露呈した。
■ 「並んだ方がイベント感ある」?橋下氏の発言に賛否
こうした混乱の渦中、元大阪府知事で万博構想の発起人でもある橋下徹氏がテレビ番組で語ったコメントが波紋を呼んでいる。
「申し訳ない」と前置きしつつも、「イベントって、少し並んだほうが雰囲気あるじゃないですか」と発言。これに対してネットでは、
- 「じゃあ“並ばない万博”なんて言わなきゃよかった」
- 「高齢者や子連れは並ぶだけで大変。軽すぎる発言だ」
と反発が広がっている。
■ 今後への不安も
万博は10月13日までの約半年間開催される予定だが、これから気温が上がるにつれて、炎天下での待機列が新たな課題になる可能性もある。
現地を取材した地方紙記者は、「今後も行列が避けられないのであれば、せめて並ぶことを前提とした快適なオペレーションに切り替えるべき」と話す。
せっかくの国際的イベントなのだから、「不便さも含めてイベントの醍醐味」では済ませられない。主催者には、現場の実態に即した早急な改善が求められている。