2025-04-14 コメント投稿する ▼
公約雷の恐れで万博「リング」への立ち入り制限 来場者は地上へ避難
雷注意報を受けて安全確保
この日、気象庁は大阪府北部に雷注意報を発表。特に吹田市周辺では大気の状態が不安定になっていた。万博会場でも急な雷雨が予想されたことから、主催者は「安全第一」として迅速に対応を決定した。
問題となったのは、万博の象徴的存在でもある直径約2キロの巨大木造建築「大屋根リング」。高さは最大で約25メートルにも及び、訪れた人々が展望や散策を楽しめるスペースとして人気を集めている。
避雷設備はあるが“絶対安全”ではない
リングには避雷針を含む避雷設備が設置されており、万が一落雷があっても電気は地中に逃がす構造だという。ただ、雷が近づいた場合には感電などの危険を完全に排除できないとして、リング上はもちろん、下部エリアにも立ち入らないよう呼びかけが行われた。
来場者の一人は「雨が降ってもリングがあるから安心と思っていたが、雷では使えないのか」と少し残念そうな表情を見せた。一方で、場内スタッフの素早い案内や対応には「安心できた」との声も上がっている。
今後も迅速な情報提供がカギ
会場デザインを担当した建築家・藤本壮介氏は過去に「自然と共存できる設計」としてリングの魅力を語っていたが、自然災害への対応も避けて通れない課題だ。運営側は、今後も気象状況を注視しながら、避難誘導やアナウンス体制の強化に取り組むとしている。
また、来場者にも公式アプリや場内放送での最新情報の確認を呼びかけており、「安心・安全な万博」の実現には両者の協力が求められている。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。