2025-04-04 コメント投稿する ▼
公約大阪万博に「行けるか!」学校現場が示す“ノー”の理由
■ 「不参加」を選べない調査?
府が実施した意向調査では、選択肢が「参加予定」か「検討中」の2つだけ。「行かない」という選択肢がそもそも存在しないという問題が浮かび上がりました。
この調査に対し、交野市の山本景市長は「自治体の意見を無視している」と異議を唱え、市内の全小中学校13校が学校単位での参加を見送る方針を示しました。他にも吹田市や熊取町が、安全面や熱中症のリスクを理由に同様の判断をしています。
■ 現場からあがるリアルな声
実際に学校で生徒を引率する立場にある教員たちからは、以下のような声があがっています。
- 「過去に爆発事故があった夢洲の安全性に不安がある」
- 「アクセスに2時間もかかる上、現地での滞在時間はわずか」
- 「災害が起きたらどう避難するのか、明確な説明がない」
- 「教員が事前に会場を下見することも難しく、準備に不安がある」
ある中学校の教員は「市内の教員の間では“あんなもん行けるか”というのが正直な空気。うちの学校も行かない方針です」と語ります。
■ 保護者や市民の動きも活発に
オンライン署名サイト「Change.org」では、「万博への校外学習を強制しないで」という署名活動が立ち上がり、すでに2万5千人以上が賛同しています。
署名を呼びかけているのは、豊中市の児童や保護者たち。「子どもを危険な場所に連れていかないでほしい」「行きたい子だけが家族と行けばいい」と訴えています。
■ ネット上では共感と疑問の声
SNSでは「こんなに歓迎されない万博って…」「“行きたい”と思われる万博にしないと意味がない」といった声が多く見られます。
また、「USJを楽しみにしていた修学旅行が万博になった」といった残念がる投稿や、「何百人の生徒を数人の教員で管理するのは無理がある」との現実的な指摘も。
■ チケット販売、思惑とズレ?
協会側は前売りチケットの販売数が1,021万枚に達すると見込んでいますが、実際には学校や企業の“団体買い”が数字を支えているとも言われています。フリマサイトでは、こうしたチケットが定価以下で出品されるケースも…。
開幕まで残りわずか。夢洲で本当に子どもたちを安心して迎えられるのか?学校現場からの疑問に、万博側がどれだけ誠実に応えられるかが問われています。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。