2025-03-19 コメント投稿する ▼
大阪府、「居所不明」子供の確認徹底へ 八尾市のコンクリート詰め女児遺体事件受け
吉村知事は記者団に対して、「行政としてできることがないか、きちんと振り返るべきだ」と述べ、今回の通知が府内での子供たちの居所確認の重要性を再認識させるものだと強調した。また、関係機関と情報を共有し、連携を強化する必要があるとし、未就学児が居所不明になることが行政側で把握しにくいという課題にも言及した。その上で、「何らかの手を打たなければならない」として、府として具体的な対策を検討していく方針を示した。
今回の事件は、18年前に発生したもので、大阪府警は死体遺棄容疑で女児の叔父、無職の飯森憲幸容疑者(41)を逮捕している。被害者の女児は岩本玲奈さん(死亡推定当時6~7歳)で、腹部に強い力を加えられた結果、内臓出血により死亡したとみられている。遺体は長い間発見されず、ようやくコンクリート詰めで見つかった。
大阪府は、このような悲劇が二度と起こらないよう、居所不明の子供たちに関する確認体制を見直すことにした。特に未就学児は居所確認が難しいため、行政側で把握しきれない場合がある。そのため、今後は関係機関と情報を密に連携し、子供たちの安全確保を強化していくことが求められている。
- 吉村洋文府知事は、府内の市町村に「居所不明」の子供がいないか確認するよう通知を出すと発表。再発防止が目的。
- 18年前の八尾市で発覚した女児のコンクリート詰め遺体事件を受け、行政と関係機関の連携強化が必要とされている。
- 未就学児の居所確認が難しい問題があるため、府は具体的な対策を検討していく。
- 事件の詳細では、女児の岩本玲奈さんが内臓出血で死亡したとみられ、遺体はコンクリートで覆われていた。
- 市町村には未就学児の所在確認を徹底するよう求められており、今後はより強固な対応が取られる予定。