2025-07-15 コメント投稿する ▼
神谷宗幣氏「国家のドーピングはもうやめよう」 外国人依存からの脱却と“健全な経済”への提言
「国家ドーピング」発言に込めた真意──外国依存からの脱却を訴える
参政党の神谷宗幣代表が7月15日、鳥取市で行った街頭演説で、政府の外国人労働者政策に対し厳しい批判を展開した。「外国人労働者や外国資本で国を回すのは“国家のドーピング”だ」と語り、あくまでたとえであるとしつつも、日本が“外部依存体質”に陥っている現状に警鐘を鳴らした。
「毎日栄養ドリンクに頼らないといけないような体ではダメだ。国も同じ。自分の足で立てるように、国の体力を取り戻さなければいけない」と語る神谷氏。これまでの経済政策が「労働力不足は外国人」「経済成長は外資」で“応急処置”的に回されてきたことを問題視し、今こそ内需・人材育成・産業基盤の再構築へと大転換すべきだと主張した。
「わかりやすい例え。もう外の力に頼るのやめよう」
「人口減だから外国人は仕方ない…って思考停止じゃない?」
「自立した国を目指すのが“本当の保守”だと思う」
「ドーピングって言い得て妙。カンフル剤に頼ってばっかり」
「差別じゃなくて、国家の構造の話をしてるんだよ」
SNSでも、この“国家ドーピング”という表現に多くの共感が集まった。
外国人労働者と資本依存が生む「静かな副作用」
神谷氏の批判は、“外国人労働者=悪”という単純な発想ではない。むしろ「外国に頼らなければ成り立たない構造」そのものに対して、長期的視点から疑問を呈している。
実際、外国人労働者の受け入れによって賃金の抑制が進み、日本人の雇用環境が悪化したという指摘は少なくない。また、過疎地域や介護現場などでは“安価な労働力”として外国人に頼る傾向が強まり、日本人の就労意欲や産業構造の歪みが進んでいる。
資本面でも、外資系企業に土地・インフラ・技術が買収されていく現象が止まらない。神谷氏の言う「ドーピング」は、一時的な効果はあるが、じわじわと自立性を損なう“副作用”を伴っているという警告でもある。
「差別ではない」本質は“国の基礎体力”回復
演説の中で神谷氏は、「差別ではない」と繰り返し強調した。「外からの力を完全に排除しようということではない。自国でできることを自国でやる。外に頼りすぎない。これが本来の国家のあるべき姿だ」と語った。
これは“排外主義”とは一線を画す視点だ。むしろ、外国人を安価な労働力として“使い捨て”のように扱う構造の方が、長期的には国際的な信頼も失う。
神谷氏が目指すのは、「まず日本人の労働環境と生活を整え、健全な産業構造を築くこと」。それが結果として、外国人とも持続可能な形で共生できる社会につながるという発想だ。
“外に頼らず立つ”国家づくりへ、今こそ転換の時
これまでの政府は、少子化による労働力不足や経済の鈍化に対して、「外国人の受け入れ」や「外資導入」で対処してきた。だが、それは持続可能な道ではない。
神谷氏のように、「日本人の力で日本を回す」という根本的な国家像を示す政治家は、今の政界では貴重な存在だ。労働力育成、中小企業支援、農林水産業の振興、教育の再構築──これらを地に足をつけて進めなければ、本当の意味での「国の回復」は見えてこない。
“ドーピング”から脱却し、自分の足で立つ日本へ。神谷氏の言葉は、厳しくも誠実な問題提起として、多くの国民に問いを投げかけている。