2025-04-15 コメント投稿する ▼
参政党・神谷宗幣氏、夢洲カジノに断固反対 “今こそ新幹線延伸を”と代替案提示
投稿の中で神谷氏は、カジノ建設に反対する具体的な理由として次の6点を列挙した。
- 胴元が海外資本であるため、日本人の資産が国外に流出してしまう懸念がある
- マネーロンダリングなど、犯罪の温床となる可能性がある
- ギャンブル依存症など、国民生活への実害が避けられない
- 建設予定地の夢洲は、もともとゴミの埋立地で安全性に問題がある上、維持費も膨大
- 期待されているほどの経済効果は現実的には見込めない
- 計画を推し進めた当初の政治家たちはすでに政界を去り、誰も責任を取ろうとしない
神谷氏はさらに、「カジノをつくるくらいなら、関空まで新幹線を通した方がよほど経済効果があるし、みんながハッピーになる」と述べ、IRに代わる観光・インフラ政策の方向性を示した。
夢洲IR計画とは
大阪市此花区の人工島・夢洲で進められているIR計画は、カジノ施設を中心とした大型観光複合施設の整備を目指すもので、2023年には国から区域整備計画の認定も受けている。開業は2029年を予定しているが、建設コストの増大や工期の遅れなど、課題も多い。
特に夢洲の土地は、かつての産業廃棄物やごみを埋め立てて造成された経緯があり、液状化や地盤沈下のリスク、さらには地震・津波対策など、安全面での不安が根強い。
賛否が拮抗する中での問題提起
IR計画には賛否が分かれており、世論調査でも賛成と反対が拮抗している。経済活性化や雇用創出に期待する声がある一方で、治安の悪化やギャンブル被害、地域社会への影響を懸念する声も強い。
神谷氏のように「国民の幸せ」や「資産の健全な循環」といった視点からの政策提案は、建設推進一辺倒の議論に一石を投じるものだ。
今後、参政党の主張がどこまで波及し、与野党の議論に影響を与えていくのか。夢洲カジノ計画を巡る国民的な関心は、なお一層高まりそうだ。