2025-06-30 コメント投稿する ▼
小池晃氏が自民党に痛烈反論 「減税はポピュリズムではない」発言の本質とは
「消費税減税はポピュリズム」発言に即応 小池氏が強く批判
6月30日の記者会見で、日本共産党の小池晃書記局長が自民党の森山裕幹事長の発言に強く反論した。森山氏は、消費税減税を求める声について「ポピュリズムだ」と断じ、「何としても消費税を守り抜く」と発言していたが、小池氏はこれに対して「異様な発言だ。自民党が世論や野党の動きに追い詰められている証拠だ」と述べた。
この発言には、多くの国民が抱える怒りや疑問が代弁されている。物価上昇や社会保障費の負担増が国民生活を直撃するなかで、与党幹部の“消費税死守”宣言は、まるで国民の暮らしを顧みない姿勢を象徴しているようにも映る。
「小池さんの言う通り。減税は庶民の声そのもの」
「“消費税を守る”って誰のため?財務省のためでしょ」
「今守るべきは、生活と営業じゃないの?」
「ポピュリズムとかいう前に、現実見てほしい」
「増税派こそ人気取りのバラマキしてるくせに」
給付金より減税が本質的な政策と強調
小池氏は会見で、「人気をとるためだけにやる政策がポピュリズムというなら、自民党の給付金政策の方がよほどポピュリズムだ」と指摘。さらに、「日本共産党は、日本の税制の根本的なゆがみが消費税にあると考えており、減税や廃止、インボイス制度の撤廃まで、財源を示しながら主張している」と説明した。
共産党は、所得税や法人税とのバランスを是正する形での税制見直しを訴えており、単なる人気取りではなく、長期的な税構造の公平性を求めている。この点が、選挙前だけの一時的な給付金と本質的に異なることを、小池氏は明確に打ち出している。
「消費税を守り抜く」の正体は“政策の行き詰まり”
森山幹事長の「消費税を守り抜く」という発言についても、小池氏は「国民の暮らしはどうなってもいいのか。自民党の政策が行き詰まっているからこそ、ここまで強硬な姿勢になるのだろう」と指摘した。
政権与党が消費税の減税議論すらタブーにするような状況は、もはや民主主義的な政策議論の枠外にあると言っても過言ではない。政策の柔軟性を欠いた硬直した対応が、国民の不信感を一層深めている。
減税とインボイス廃止の訴えを強める小池氏
小池氏は、今後も消費税減税とインボイス制度の廃止をセットで訴えていく姿勢を明言しており、「減税を求めるのはポピュリズムではなく、現実の声に応える責任だ」と強調した。
中小零細事業者やフリーランスに対して重くのしかかるインボイス制度は、すでに多くの人々の営業と生活に影響を及ぼしている。こうした問題に具体的な解決策を提示する政治家はまだ少ない中で、小池氏のように声を上げ続ける存在の重要性が増している。
野党の中でも、現実的かつ構造的な提案をしている点で、小池氏の存在感は際立っている。政治が「国民の生活を守る」ためにあるという原点を忘れない姿勢が、逆に際立って見える現在の政治状況は、皮肉にも与党の失政によってつくられている。