2025-05-22 コメント投稿する ▼
消費税5%への引き下げへ1万筆の署名 共産党が財源示し訴え強化
南関東で1万筆超の署名提出 消費税5%と保険証存続を訴える
日本共産党の南関東ブロックは5月22日、消費税を5%に引き下げることや、現行の紙の健康保険証の継続を求める約1万筆の署名を国会に提出した。神奈川・千葉・山梨の各地から集まった地方議員や参院選予定候補など約30人が参加し、署名は小池晃書記局長ら党幹部に手渡された。
今回の取り組みは、物価高騰が続く中で暮らしの負担を軽減する政策を訴えるもので、特に高齢者や中小事業者にとって切実な要求となっている。参加者たちは「現場の声を国政に反映させたい」と話し、参院選を前に地域の声を広く届ける意義を強調した。
「財源を示す責任果たす」共産党の主張
署名を受け取った小池氏は、「消費税の引き下げを望む声は非常に多い。しかも国民の多くが、それに必要な財源をしっかり示してほしいと思っている」と語った。そのうえで、「大企業や資産家に適正な負担を求めることこそ、持続可能な減税の鍵だ」と強調し、共産党の財源論に自信を見せた。
また、小池氏は現在の税制が大企業に偏っていることを問題視。「政治がゆがめられている今こそ、その是正に取り組む必要がある。共産党はその旗をしっかり掲げていく」と述べ、南関東全域でこの問題を訴えていく姿勢を示した。
各地の予定候補も声を届ける
神奈川から立候補予定のあさか由香氏は、街頭での対話の中で「アメリカに従いすぎる政治への不満が多く聞かれる」と述べ、小学生の「アメリカの言いなりはやめてほしい」という率直な声も紹介した。「今、日本が変わるときだと実感している」と話し、支持を呼びかけた。
千葉選挙区の白石ちよ氏は、「赤字国債での減税は難しい」という懸念に対し、共産党の提案を丁寧に伝えることで理解を得たという。「対話を通じて人の意識は変わる。これからも一人ひとりに訴えていきたい」と力を込めた。
山梨から出馬予定のそうだ記史氏は、農業関係者との懇談で、共産党が掲げる価格と所得の補償政策に期待の声が集まったと報告。「農家の安心を守るには政治の力が不可欠。参院選で必ず結果を出したい」と意気込んだ。
ネット上では共感と期待の声
「消費税減税、うちの家計にも直結する話。署名してよかった」
「紙の保険証、なくさないでほしい。高齢者の家族も困る」
「大企業優遇ばかりの税制は見直すべき。共産党の主張に一理ある」
「財源論もきちんと出してるのは共産党くらいでは?」
「小学生の言葉が心に響く。国の未来を考えるきっかけになる」
消費税や医療制度の見直しは、多くの市民にとって切実な問題だ。今後の選挙戦では、こうした生活密着型の政策が支持拡大の鍵となりそうだ。