2026-08-25 コメント投稿する ▼
百田尚樹氏が超党派議員団の中国訪問を「情けない」と批判
インターネット番組に出演した百田氏は、訪問団を「情けない」「ご機嫌うかがい」と断じ、その背景には高市早苗総理大臣による国会答弁があったとの見方を示しました。 百田代表は、自民党、中道改革連合、公明党からなる超党派議員団の中国訪問について、「情けない」と一蹴しました。
百田代表が訪中議員団を痛烈に批判
百田代表は、自民党、中道改革連合、公明党からなる超党派議員団の中国訪問について、「情けない」と一蹴しました。特に、訪問団が中国側から「お叱り」を受けている状況だと指摘し、その証拠として高市総理が国会で行った台湾有事に関する答弁を挙げました。
「中国は相当、親中派の連中にねじを締めている。『お前なにしとんねん』『高市にあんなこと言わせてええんか』と怒られている。仕方がないから『すみません』と謝りに行っているだけの話だ」と百田氏は述べました。
彼は、このように分析し、議員団の訪中は、本来あるべき国益の主張や、対等な立場での外交交渉ではなく、中国からの不興を買ったことに対する「謝罪行脚」に過ぎないと断じました。さらに、「どうせ謝りに、ご機嫌うかがいに行っているのだろう。親中派が日本をどれだけ悪くしたか」と、過去の親中派がもたらした弊害にも言及し、現在の親中派は当時とは異なり、純粋な国益を考えているわけではないと批判しました。
訪中議員団の思惑と現実
今回、北京を訪問したのは、中道改革連合の伊佐進一広報委員長、自民党の橋本岳元厚生労働副大臣、公明党の川村雄大参院議員の3名です。伊佐氏は北京での大使館勤務経験もあり、日中関係に深い関心を持つ議員の一人とされています。
訪中を前に、伊佐氏は自身のX(旧ツイッター)で、現在の日中関係が「1972年の国交正常化以来、最悪の状態」にあると認識を示しつつも、訪中の意義を強調していました。
「日本の国会議員として、当然ですが日本の国益と、日本の立場を主張していきます。それは、先方も同じ。時に激しい応酬もあるでしょう。日本国内での批判も当然あるでしょう。それでもやっぱり、対話することが重要だとの信念で、同僚議員とともに訪中してきます」と述べました。
この発言からは、単純な融和ではなく、困難な状況下でこそ、日本の立場を明確にし、対話を通じて関係改善の糸口を探りたいという、議員団側の真摯な姿勢がうかがえます。しかし、百田代表は、こうした議員団の意気込みをもはや「ご機嫌うかがい」としか見ていないようです。彼は、「高市さんにアドバイスできない」とも述べ、議員団が日本の国益を真に守る行動をとれていないと批判しました。
台湾有事巡る国会答弁の影響
百田代表が今回の訪中の背景として指摘した高市総理の国会答弁は、大きな注目を集めました。高市総理は、中国による台湾侵攻の可能性について問われた際、「戦争」という言葉を避けつつも、武力攻撃やその脅威に対しては、日米で断固として対応する考えを表明しました。
この答弁は、中国側から見れば、台湾問題への関与を強める日本政府の姿勢を改めて確認した形となり、強い警戒感を引き起こした可能性があります。百田代表は、この答弁を受けて、中国が日本国内の「親中派」議員に対し、高市総理の姿勢を牽制するよう圧力をかけたのではないかと推測しています。
つまり、百田代表の分析によれば、今回の訪中議員団は、中国からの「指導」を受け、高市総理の強硬姿勢を緩和するよう働きかける、あるいは少なくとも中国側の不満を鎮めるための「謝罪」の使者となっているというのです。これは、国益を巡る日本の政治状況と、国際社会における日本の立ち位置を巡る、極めて厳しい見方と言えるでしょう。
保守層からの疑問と懸念
百田代表の痛烈な批判は、一部の保守層が長年抱いてきた中国に対する根強い警戒感や、日本国内における「親中派」とされる政治家や勢力への不信感を代弁している側面があります。台湾有事への懸念が高まる中、中国との関係改善を最優先するかのような動きに対しては、「国益を損なうのではないか」という声も少なくありません。
今回の超党派議員団の訪中は、日中関係が極めてデリケートな局面にあることを改めて浮き彫りにしました。国際社会、とりわけ米国との連携を強化し、台湾海峡の平和と安定を維持することが日本の安全保障にとって不可欠となる中で、中国との対話をどう進めるべきか。その難しさと、国内政治における様々な思惑が交錯する現状を示唆しているのではないでしょうか。
今後、この超党派議員団の訪中が、日中関係の改善に具体的にどう影響していくのか、注視していく必要があります。同時に、百田代表のような厳しい視点も、日本の外交を進める上で、忘れてはならない重要な要素であると言えるでしょう。
まとめ
- 百田尚樹氏が超党派議員団の訪中を「情けない」と批判。
- 訪中議員団は高市総理の国会答弁を受けて中国に謝罪に行ったとの見方。
- 議員団の訪中は日中関係の改善を目指すも、百田氏はその意気込みを疑問視。
- 保守層の間で、中国との関係改善に対する懸念が高まっている。