秋葉元復興相、公募で落選 自民・宮城2区支部長に県議を内定

2025-04-13 コメント投稿する

秋葉元復興相、公募で落選 自民・宮城2区支部長に県議を内定

自民党の秋葉賢也・元復興大臣が、地元・宮城2区での国政復帰を目指し挑んだ党公認候補の選考で落選した。自民党宮城県連は13日、次期衆院選に向けて宮城2区の党支部長(公認候補予定者)に、現職の県議・渡辺勝幸氏(49)を内定したと発表。秋葉氏にとっては、政界再起を期した一手が実らなかった格好だ。

復活を目指すも…支持拡大に至らず


秋葉氏は2002年に初当選し、政界で長く存在感を示してきた。2022年には岸田内閣で初入閣を果たし、復興相として東日本大震災の復興政策に携わった。だが同年末、政治資金の不透明な支出や公職選挙法違反の疑惑が浮上し、わずか4カ月で閣僚を辞任。その後の衆院選では、立憲民主党の鎌田さゆり氏に敗れ、議席を失った。

今回の公募は、党の信頼回復と世代交代を見据えた選考とされ、秋葉氏の再登板には党内でも賛否が分かれていた。県連の選考委員会は、応募者3人の中から全会一致で渡辺氏を選出。「党が一枚岩になって支援できる候補」との理由を挙げ、政党としての結束を優先する判断を下した。

政治とカネのイメージ払拭ならず


秋葉氏を巡っては、政治資金収支報告書に記載のなかった不明朗な支出や、選挙区内の後援会に対する香典提供などが問題視された。正式な刑事責任は問われなかったが、有権者の信頼を大きく損なった。こうした過去の経緯が、選考に影を落としたことは否めない。

一方で、秋葉氏は復興相として被災地を巡り、現場主義を掲げて支援政策に奔走した実績もある。地元に根を張って活動を続けており、今なお支持層は一定数存在している。それでも、党内の空気は「イメージ回復には時期尚早」と判断したようだ。

渡辺氏に託された“刷新”の旗


県連が内定を出した渡辺勝幸氏は、仙台市出身で参院議員秘書などを経て2015年に県議初当選。現在3期目で、若手ながら政策通として知られる。選考を勝ち抜いた背景には、「過去より未来を見据えたい」という党内の意向が透ける。

今後、党本部の正式承認を経て、渡辺氏は次期衆院選に向けた活動を本格化させる見通しだ。一方の秋葉氏は、今回の落選を機に去就が注目される。支部長選考で敗れたとしても、政界引退を表明しているわけではなく、何らかの形で政治活動を続ける可能性もある。


- 秋葉賢也元復興相は宮城2区の支部長公募で落選。
- 政治資金問題と選挙法違反疑惑が影響か。
- 選考委員会は県議・渡辺勝幸氏を全会一致で内定。
- 渡辺氏は若手のホープとして党内結束を期待される。

コメント投稿する

2025-04-14 10:30:26(藤田)

コメント投稿

コメントを投稿することができます。管理者の確認後公開されます。誹謗中傷・公序良俗に反する投稿は削除されます。

※サイト運営スタッフにより内容が確認後公開されます。24時間以内に確認されます。

関連する活動報告

人気のある活動報告

今週アクセス数が多かった活動報告

オススメ書籍

思想の英雄たち

思想の英雄たち

EBPM[エビデンス(証拠・根拠)に基づく政策立案]とは何か 令和の新たな政策形成

EBPM[エビデンス(証拠・根拠)に基づく政策立案]とは何か 令和の新たな政策形成

SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

日本の政治を採点する―2007年参議院選の公約検証

日本の政治を採点する―2007年参議院選の公約検証

秋葉賢也

新着記事

検索

政治家の名前検索、公約の検索が行えます。

ランキング

政治家や公約の各種ランキングを見ることができます。

ランダム評価

公約・政策がランダム表示され評価することができます。

選挙情報

今からの選挙・過去の選挙結果などが確認できます。

アンケート

当サイトで行っているアンケート・投票にご協力ください。

「先生の通信簿」は、議員や首長など政治家の公約・政策を「みんなで」まとめるサイトです。また、公約・政策に対しては、進捗度・達成度などを含めたご意見・評価を投稿することができます。

政治家や議員の方は、公約・政策を登録し有権者にアピールすることができます。また、日頃の活動報告も登録することができます。

選挙の際に各政治家の公約達成度や実行力など参考になれば幸いです。

※この情報は当サイトのユーザーによって書き込まれた内容になります。正確で詳しい情報は各政治家・政党のサイトなどでご確認ください。

X (Twitter)

標準偏差:20.78