2025-04-23 コメント投稿する ▼
西村康稔氏が靖国神社を参拝 裏金処分明けで支部長復帰「平和への決意新たに」
西村康稔元経産相、靖国神社を参拝し平和への決意を表明
自民党の西村康稔元経済産業相は4月23日、東京・九段北の靖国神社を春季例大祭に合わせて参拝し、玉串料を奉納した。参拝後、西村氏は記者団に対し「戦後80年の節目でもあり、改めて平和への決意を新たにした」と述べた。
靖国神社は、明治以降の戦没者を祀る神社であり、春季例大祭は毎年4月に開催される重要な祭事である。政治家の靖国神社参拝は、国内外で賛否が分かれる行為であり、特に中国や韓国からは批判の声が上がることが多い。西村氏の参拝も、今後の外交関係に影響を及ぼす可能性がある。
自民党、裏金問題で処分を受けた西村氏を支部長に再任
西村氏は、自民党の派閥裏金事件に関与したとして、党員資格停止1年の処分を受けていたが、今月3日に処分期間が満了した。その後、22日に自民党兵庫県連は、西村氏を次期衆院選の兵庫9区支部長に選任した。これにより、西村氏は次期衆院選での公認候補として活動を再開することとなる。
西村氏は、処分期間中も議員連盟を立ち上げるなど、政治活動を継続していた。支部長再任に際し、「襟を正し、地道に謙虚に活動していく」と述べ、信頼回復に努める姿勢を示した。
裏金問題の背景と西村氏の関与
自民党の派閥裏金問題は、政治資金パーティーの収入を裏金化し、所属議員に還流していた疑惑である。西村氏は、安倍派の事務総長として実務を担当していた時期に、還流の再開が決定されたとされる2022年8月の幹部会議に出席していた。このため、野党からは国会での参考人招致を求める声が上がっている。
西村氏の政治活動再開は、自民党内外で注目を集めている。裏金問題に対する説明責任を果たし、有権者の信頼を取り戻すことが求められる。また、靖国神社参拝に対する国内外の反応にも留意し、外交関係への影響を最小限に抑える努力が必要である。
今後、西村氏がどのように信頼回復を図り、政治活動を展開していくのか、その動向が注目される。