2025-04-30 コメント投稿する ▼
サンパウロ市長が訪日、英利政務官と会談 日ブラジル外交130周年で経済・文化交流を強化
日本とブラジル、外交関係樹立130周年を機に関係強化
2025年4月30日午前10時より約40分間、英利アルフィヤ外務大臣政務官は、訪日中のリカルド・ヌネス・サンパウロ市長の表敬訪問を受けた。この会談は、日本とブラジルの外交関係樹立130周年を記念する「日本ブラジル友好交流年」の一環として行われ、両国間の経済、文化、人的交流のさらなる深化が期待されている。
経済・文化交流の深化に向けた意見交換
英利政務官は、ブラジルが世界最大の日系社会を有し、価値や原則を共有する戦略的グローバル・パートナーであることを強調。特に、ブラジル経済の中心であり日系社会の拠点でもあるサンパウロ市からの市長訪問を歓迎した。また、今年3月にはルーラ大統領の国賓訪日が実現し、両国で様々なイベントが開催されていることに触れ、友好交流年と2025年の関西・大阪万博を契機に、様々なレベルでの交流が深まることへの期待を表明した。
これに対し、ヌネス市長は、多くの日本企業が活動するサンパウロ市として、日本とブラジルとの経済交流の強化に貢献するとともに、現地日系社会との連携による文化交流等も深めていきたい旨を述べた。
サンパウロ市の国際的な取り組みと日本との連携
サンパウロ市は、南米最大の産業都市として、国際的なイベントの開催や文化交流に積極的に取り組んでいる。2025年には、NFLのレギュラーシーズンゲームが再びサンパウロで開催される予定であり、昨年の試合では約90億円の経済効果があったと報告されている。
また、大阪市とは1969年に姉妹都市提携を結び、2024年には55周年を迎えた。両市は、大学間交流やスポーツ交流、文化イベントの開催など、多岐にわたる分野で協力を続けており、今後の関西・大阪万博に向けた連携強化も期待されている。
今後の展望と協力の深化
今回の表敬訪問を通じて、両者は経済、日系社会、文化交流等について意見交換を行い、今後も協力していくことを確認した。日本とブラジルは、外交関係樹立130周年を迎える今年を契機に、さらなる関係強化を図っており、経済、文化、人的交流の分野での連携が一層進展することが期待されている。
- 2025年4月30日、英利アルフィヤ外務大臣政務官がリカルド・ヌネス・サンパウロ市長の表敬訪問を受けた。
- 日本とブラジルの外交関係樹立130周年を記念する「日本ブラジル友好交流年」の一環として行われた。
- 両者は、経済、日系社会、文化交流等について意見交換を行い、今後も協力していくことを確認した。
- サンパウロ市は、国際的なイベントの開催や文化交流に積極的に取り組んでおり、大阪市との姉妹都市提携55周年を迎えた。
このような高官レベルの交流を通じて、日本とブラジルの戦略的パートナーシップは、より強固なものとなり、両国民の相互理解と友好関係の深化が期待される。