2025-08-16 コメント投稿する ▼
伊東市長「今回の騒動の全容がやっと見えて」投稿に批判殺到 学歴疑惑説明責任は果たされたのか
伊東市長、学歴疑惑で「19・2秒」発言
学歴詐称疑惑で揺れる静岡県伊東市の田久保真紀市長が、再び波紋を広げている。16日早朝、Xに「今回の騒動の全容がやっと見えてきました。事実関係に基づいてその目的を明らかにしてきます」と投稿。だが曖昧な言い回しに、市民やネット上から「肝心なことを答えていない」と批判が噴出している。
市長はこれまで、議会での証言やメディア対応でも「卒業証書の提示はした」と繰り返し主張してきた。しかし「きちんと見せたのか」「一瞬見せただけなのか」をめぐって疑念が拭えず、「チラ見せ」との批判を受けている。
百条委での主張「19・2秒見せた」
13日の百条委員会で田久保市長は、卒業証書の提示をめぐり議長側とのやり取りを「録音記録で持っている」と明言。「私の記録では19・2秒提示した」と述べ、「もっときちんと見せてくださいという会話の記録はない」と強調した。
さらに「提示後、議長から『いいじゃん』とのコメントをいただいた」と説明。提示内容は了承されたと主張した。しかし議長・副議長への提示が「十分だったのか」は依然として疑問が残る。市民や議会に対し、証拠を全面公開しないまま言葉での説明に終始する姿勢が不信感を招いている。
市民の反応、冷めた視線
市長の発言やSNS投稿は、市民の心をつかむどころか、むしろ反発を呼んでいる。ネット上では辛辣な意見が相次いだ。
「今回の全容って何? 本物か偽物か、それだけだろ」
「証書を出せばすぐ終わる話なのに、なぜ出さない?」
「職員が謝っているのに市長本人は他人事みたいで腹が立つ」
「録音が19秒とか意味がわからない。見せたかどうかだ」
「市政の信頼を失わせていることを自覚してほしい」
批判の矛先は「学歴の真偽」そのものよりも、証拠を明示せず発言だけで押し通そうとする姿勢に集中している。市役所の職員にしわ寄せが及んでいる点も、住民の反発を強めている。
説明責任と市政への影響
市長は「秘書課長にはしっかり見せた」と述べるが、議会に対しては19・2秒の提示で済ませたと強調する。この姿勢に「なぜ議長には同じように見せなかったのか」という疑問が残る。百条委員会という公的な場であっても市長の説明はかみ合わず、火消しどころか騒動を長引かせている印象を与えている。
市民にとっては、市政の信頼性を大きく揺るがす問題だ。単なる学歴の真偽ではなく、「説明責任を果たさない市長を信頼できるのか」という根本的な問いが突きつけられている。今回の選挙や今後の市政運営において、田久保市長の姿勢は重大な影響を及ぼすと見られる。