2025-05-31 コメント投稿する ▼
「ジェンダー平等は社会を変える力」伊藤孝江議員、討論会で訴えた新たな価値観とは
伊藤議員が語る「誰もが自分らしく生きる社会」
東京都渋谷区の津田塾大学で5月31日に開催された討論会では、アイスランドのハトラ・トーマスドッティル大統領と日本の政党代表者が一堂に会し、女性の政治参加をテーマに活発な意見交換が行われた。主催は津田塾大学、アイスランド大使館、そして朝日新聞社。女性のリーダーシップや社会における平等な役割を巡り、各国の視点が交錯した。
この討論会で発言した公明党の伊藤孝江参院議員は、政治の場にもっと多くの女性が必要だと強調。政党として女性議員の割合が3割を超える現状を紹介しながら、「ジェンダー平等の実現は社会の価値観を一新させる力を持っている」と熱く語った。伊藤氏は、誰もが自分らしさを尊重される社会こそが健全な民主主義の基盤であると力説した。
アイスランドの先進事例が示すヒント
世界でも屈指の男女平等を実現しているアイスランド。その姿勢は、ジェンダーギャップ指数で15年連続1位という結果にも表れている。トーマスドッティル大統領は、自国の取り組みを丁寧に紹介しながら、日本の現状にも理解を示しつつ、「政治参加はすべての人に開かれているべきだ」と訴えた。
日本では、政治における女性の比率はまだ低く、超党派によるクオータ制導入への議論が続いているものの、実現には至っていない。伊藤議員のような存在が、変化への一歩を後押ししていることは確かだ。
学生と大統領が交わした率直な対話
討論会の後半では、津田塾大学の学生や若者団体の代表者が登壇し、ジェンダー平等への意識や日常での実感について語った。学生たちは「社会に根強く残る無意識の偏見」に直面している現実を共有し、未来への希望として「私たちが声を上げ続ければ、きっと変えられる」と前向きな姿勢を見せた。
大統領との対話では、日本の若者の意識の高さが際立ち、参加者の間には共感と刺激が広がった。こうした国際的な場が、政治への無関心を乗り越える契機にもなり得ると評価されている。
SNSでの反響も多彩
「伊藤議員の言葉に力を感じた。やっぱり政治は多様な視点が必要」
「アイスランドの話を聞くたび、日本との差に驚かされる」
「若者がこうして議論に参加してるのがいいね。希望を感じた」
「クオータ制、今こそ真剣に議論すべきじゃない?」
「“新たな価値観の構築”というフレーズが印象的だった」
今回の討論会は、単なる理念の話にとどまらず、実際に制度や文化をどう変えていくかという視点を共有する場となった。政治、教育、社会のすべての領域において、ジェンダー平等が一過性のブームではなく、新しい当たり前として定着する日が近づいている。今後も、政策と現場の両輪で進む変革に注目が集まる。