2025-04-21 コメント投稿する ▼
れいわ新選組、参院選兵庫に米村明美氏擁立 元ユネスコ職員が教育政策で挑む
れいわ新選組、参院選兵庫選挙区に米村明美氏を擁立
れいわ新選組は4月21日、今夏の参議院選挙兵庫選挙区(改選数3)に、元ユネスコ職員で元大学教授の米村明美氏(65)を公認候補として擁立すると発表した。同党が兵庫選挙区に候補者を立てるのは初めてとなる。米村氏は神戸市内で記者会見を行い、「教育を通して社会的不平等を是正し、戦争のない持続可能な社会をつないでいきたい」と述べた。
米村明美氏の経歴と政策
米村氏は広島県出身。関西外国語大学を卒業後、神戸市内で外資系企業に勤務し、30代で渡米。米州開発銀行などを経て、2002年から約19年間、ユネスコ職員としてフランスやインド、エチオピアなどで教育政策の提案に携わった。帰国後は関西外国語大学で教授を務め、今年3月に定年退職した。
会見で米村氏は、自身が母子家庭で育ち、留学資金を得るために苦労した経験を踏まえ、教育無償化や教員の待遇改善を公約に掲げると説明した。また、「非核神戸方式」を掲げる神戸から、軍事費ではなく教育にお金をかける社会を訴えたいと述べた。
兵庫選挙区の情勢
兵庫選挙区では、自民党が現職の加田裕之氏(54)、公明党が現職の高橋光男氏(48)を擁立する方針。また、参政党の藤原誠也氏(36)、前明石市長の泉房穂氏(61)、共産党の金田峰生氏(59)、国民民主党の多田ひとみ氏(44)も立候補を表明しており、激戦が予想される。
れいわ新選組の戦略
れいわ新選組は、改選数3以上の選挙区すべてに候補者を擁立する方針で、兵庫選挙区への候補者擁立はその一環となる。同党は、教育や社会保障の充実を訴え、既存の政治に対する不満を抱える有権者の支持を狙う。
米村氏は、「教育を受けたい人がいつでもどこでも受けられるような社会を目指したい」と述べ、教育費の拡充に取り組む姿勢を示した。
今後、各候補者の政策や実績が問われる中、米村氏がどのような訴えを展開し、有権者の支持を得るかが注目される。