2025-07-07 コメント投稿する ▼
維新・浦平候補に“メッタ打ち傷害事件”の過去 竹刀とバットで生徒を重傷に――問われる政治家の資質
参院選立候補者に突如浮上した過去の傷害事件
2025年参議院選挙に和歌山選挙区から立候補を表明している日本維新の会の浦平美博候補(53)に、重大な過去が明るみに出ている。
2003年、浦平氏が和歌山県立和歌山北高校の教員だった当時、顧問を務めていた剣道部の男子生徒を「練習メニューをサボった」として、竹刀で尻を何度も殴打。その竹刀が折れると、今度は木製バットで殴り続け、生徒に全治3カ月の重傷を負わせた。
この暴力行為により、生徒は皮膚が壊死し、筋肉が損傷。大学病院のICUに緊急搬送されるほどの事態となり、命にかかわる腎不全のリスクまで指摘されたという。事件は刑事事件に発展し、2004年には傷害罪で懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決が確定した。
「教師がやることじゃない…こんな人が国会に?」
「子どもの身体にケロイドって、もう暴行じゃなくて拷問」
「10万円の調停金で“済んだ”と言えるのか?」
「こんな過去を持つ人が“公に奉仕”って耳を疑う」
「維新は本当にこの人を公認していいのか?」
「反省」と「謝罪」を繰り返す一方、向き合わぬ姿勢も
浦平氏は、報道各社の取材に対し「竹刀で殴ったのは事実」と認めたうえで、「人一倍目にかけていた生徒に嘘をつかれ、裏切られたと感じた」ことが暴力の引き金だったと説明。
「教師として短絡的で軽率だった」と反省を口にするが、被害者側は「心から反省しているとは思えない」「今でも許せない」と強い怒りと不信感をにじませる。事件から20年以上が経過しても、息子の身体にはケロイド状の傷が残り、後遺症に苦しむ日々が続いているという。
浦平氏は記者の直撃に「謝り続けるしかない」と繰り返すものの、被害者や家族が求めるのは形式的な謝罪ではなく、根本的な償いと真摯な説明だ。
日本維新の会の“公認責任”も問われる
浦平氏の出馬を認めている日本維新の会は、「裁判の事実は承知している」とした上で、「過去の行いを反省し、公に奉仕することで罪滅ぼしをしてほしい」と公認の正当性を主張している。
だが、有権者からは「本当に反省しているなら、そもそも政治家を志すべきではない」との厳しい声も多い。教育現場での暴力、それも命を脅かすレベルの加害者が国会という場に立つことへの違和感は、和歌山県内にとどまらず全国に波紋を広げている。
「“罪滅ぼし”って、政治を私物化してるのか?」
「反省してるならまず立候補取り下げろ」
「維新はガバナンスをどう考えてるのか本気で問いたい」
「“奉仕”って言葉がこんなに空虚に聞こえたの初めて」
「加害者を候補者にするって、被害者への二次加害では」
「解決済み」では片づけられない、人としての資質
浦平氏は「裁判を通じてすべて解決済み」と主張しているが、被害者とその家族がいまだに苦しみ続けている現実がある限り、その言葉はあまりにも一方的だ。
教育者という立場でありながら、暴力によって一人の生徒の人生に深い傷を残した人物が、今度は立法府の一員として“国民のための法律”をつくるという構図に、多くの国民が納得できないのは当然である。
政治家の資質とは、過去の過ちとどう向き合うか、そして何をもって信頼を得ようとするのかに表れる。形だけの謝罪と、公認政党の形式的なコメントでは、到底その信頼を築くことはできない。