2025-03-04 コメント投稿する ▼
「逆にいじめだ」市議、ハラスメントで処分に反論
■ハラスメント行為の内容と処分
筑紫野市議会は、田中允市議(77)が同僚議員に対し、「子供を産めない女は欠陥人間」との発言や身体的接触を含む12件のハラスメント行為を行ったとして、2024年11月に文書による注意処分を決定した。
■議会での反論と意見交換
2025年3月4日、議会は全員協議会を開催し、田中市議も出席。田中市議は、問題とされた発言について「雑談や冗談の中で出たものであり、逆にいじめだと思っている」と主張し、処分に対する反論を行った。
■処分内容と背景
筑紫野市議会のハラスメント防止条例では、最も重い処分として「氏名公表」が定められているが、今回の処分は「注意」にとどまった。議長は、その理由について「多くのハラスメント行為が条例施行前に発生しており、議会の自浄作用を信じたため」と説明している。
■今後の対応と議会の方針
議会は、再発防止に向けた取り組みや、議員間の意識改革を検討する方針を示している。また、ハラスメント防止に関する研修や啓発活動の強化も検討されている。
■要点まとめ
- 田中允市議が同僚議員に対し、ハラスメント行為を実施。
- 議会は2024年11月に文書による注意処分を決定。
- 2025年3月4日の全員協議会で、田中市議が反論。
- 処分は「注意」にとどまり、その背景には条例施行前の行為と議会の自浄作用への信頼がある。
- 議会は再発防止策や意識改革を検討中。