千葉市の下水道料金が288円値上げへ 固形燃料化で支出削減も限界、慎重な対応求められる

2025-05-27 コメント投稿する

千葉市の下水道料金が288円値上げへ 固形燃料化で支出削減も限界、慎重な対応求められる

千葉市の下水道使用料、令和8年度から平均288円引き上げへ 節約努力も限界


千葉市の下水道料金が近く値上げされる見通しとなった。市が設置した有識者による「下水道事業等経営委員会」での試算によれば、令和8年度から使用料を13.6%引き上げる必要があるとされた。これにより、一般家庭では月々約288円の増額が見込まれている。

当初、市は15%程度の値上げを見込んでいたが、職員の人件費抑制や、汚泥処理の効率化などによって、負担額を一定程度抑えることが可能になったとしている。

財政難の下水道事業、削減努力で不足額圧縮


千葉市の下水道事業は近年、慢性的な赤字傾向に直面している。昨年末の試算では、今後5年間で約43億円の資金不足が生じるとされていたが、今回の見直しではこの金額が約37億円に縮小された。

この改善の一因は、従来焼却処理していた下水汚泥の一部を固形燃料として再資源化する施設の導入にある。これにより処理コストの削減が見込まれ、事業全体の支出抑制につながっている。

市民の生活直撃、慎重な説明と透明性が求められる


委員会の席では「値上げを段階的に進めれば市民の不満が強まる恐れがある」「数年後を見据えた安定的な経営計画が必要だ」といった声も出た。確かに、生活コストが上昇する中での公共料金引き上げは、市民生活に直撃するだけに、単なる数字だけでなく丁寧な説明が欠かせない。

市は今年度中にも、料金改定に向けた条例改正案を市議会に提出する方針だが、議論の行方次第では、さらなる制度設計の見直しを迫られる可能性もある。

ネット上の反応から見える市民の温度感


「毎月300円近く上がるのは地味にキツい…水道代も上がったらどうなるの?」
「インフラの維持は大事だけど、もっと他に削れる部分があるんじゃない?」
「千葉市、頑張ってるのは分かるけど、説明が足りてないと思う」
「下水道使わなくても一律で取られるんだから不公平感あるよな」
「料金改定より、経営改革の成果をもっと見せてほしい」


市民の声には、理解を示しながらも慎重な姿勢を求める意見が多く見られる。こうした反応を受け、市は今後、負担の妥当性や今後の設備投資計画について、より丁寧に情報発信していく必要がある。

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2025-05-28 10:34:40(植村)

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