2025-06-26 コメント投稿する ▼
2025参院選へ 吉良よし子氏が3選目指し集会 共産党は比例5議席・東京で100万票目標
2025参院選へ「痛みに寄り添う政治」訴え
吉良よし子氏が3選目指し集会 共産党は比例5議席と100万票を目標に
東京比例で100万票、吉良氏は3選を目指す
日本共産党東京都委員会は6月26日、2025年7月の参院選に向けてキックオフ集会を党本部で開催した。比例代表では「100万票で5議席」の獲得を掲げ、東京選挙区(定数6)からは現職の吉良よし子氏が3選を目指す。
集会では、党関係者や支援者が多数詰めかけ、満席となった会場には熱気が溢れた。吉良氏はこれまでの12年の国会活動を振り返り、「ブラック企業の企業名公表、就活セクハラ対策、文化支援、学費値上げ反対など、痛みに寄り添い、現場の声を国会へ届けてきた」と述べたうえで、「暮らしを切り捨てる政治から、声を上げる政治へ転換を」と訴えた。
「就活セクハラに本気で向き合ってくれる議員がいることが救い」
「ブラック企業対策って、あの頃ほんとに助かった」
「政治に“寄り添う”って軽く言うけど、12年やってきた実績は重い」
「吉良さんみたいな議員が増えてほしい」
「推しポイント聞いたら応援したくなった」
「楽しい選挙で勝利を」小池晃氏が呼びかけ
集会には、小池晃書記局長(参院比例予定候補)も登壇し、「都議選でも激しい戦いだった。『比例は共産党』の波をもっと広げたい」と訴えた。小池氏は、「楽しい選挙を一緒に作ろう」と呼びかけ、比例での支持拡大が吉良氏の3選にも直結すると強調した。
また、参院比例予定候補の伊藤和子氏は、「障害者権利条約を形だけでなく現実の社会に生かしたい。もうけ優先ではない、人間を大切にする社会をつくりたい」と述べ、障害者とともに歩んできた経験をもとに政策への意欲を示した。
都議選の経験をバネに、参院選で巻き返しへ
6月22日の東京都議選で当選した大山とも子氏、里吉ゆみ氏、米倉春奈氏、福手ゆう子氏、さらに新たに当選した田中とも子氏も会場に姿を見せた。
大山氏は「子ども運賃18歳まで無料化に賛成と言ってくれた中学生が握手を求めてきた。都議選には多くのドラマがあった」と語り、「都議団は14議席になったが、落選した10人分も背負って参院選に臨む」と力強く宣言した。
会場では、吉良氏のこれまでの活動を紹介する実績映像も上映され、「就職氷河期世代」などの有権者7人が吉良氏の“推しポイント”を語る場面も。若者からの支持を意識した演出に、笑いや拍手が湧いた。
“寄り添う政治”を前面に打ち出す構え
吉良氏のこれまでの12年は、雇用、ジェンダー、教育、文化など、若者や弱い立場に置かれた人々への支援を軸にしてきた。今回の選挙でも「痛みに寄り添う政治」という言葉が繰り返され、「政治が私たちに寄り添うものであるべきだ」というメッセージが会場全体に共有された。
日本共産党は、都議選での議席確保を追い風に、7月3日公示、20日投開票の参院選で勢力の維持・拡大を目指す。吉良氏の3選と比例5議席の同時達成を目指す今回の戦いは、党にとっても試金石となる。