「立花氏の“犬笛”発言は不法行為に該当」──たつみ議員が国会で追及、大津あやか氏が謝意

衆議院総務委員会において、日本共産党のたつみコータロー議員が、特定の政治家による「犬笛」的言動が人権侵害や暴力を助長する可能性について質問を行いました。

この質疑に対し、政治活動家の大津あやか氏は、自身のX（旧Twitter）アカウントで以下のように投稿しました。

「衆議院総務委員会において、日本共産党のたつみコータロー議員が『誹謗中傷や犬笛による人権侵害と暴力』について質問してくださいました。判例を交えて、立花孝志氏が繰り返し行ってきた『犬笛』に不法行為責任が成立し得ることを明確に確認していただきました。たつみ議員に心より感謝申し上げます。」

ここで言及されている「犬笛」とは、特定の集団や個人に対して、表面上は中立的な言葉を用いながらも、実際には差別的・攻撃的なメッセージを含む発言を指す比喩表現です。このような発言は、支持者や特定の層に対して暗黙のメッセージを送り、結果として差別や暴力を助長する可能性があります。大津氏は、立花孝志氏が過去に行ってきた発言がこの「犬笛」に該当し、不法行為責任が成立し得ると指摘しています。

たつみ議員の質疑では、過去の判例を引用しながら、政治家の発言がどのような場合に不法行為責任を問われるかについて明確にされました。これにより、政治家や公人が発言する際の責任の重さが再認識されることとなりました。

大津氏は、過去にも立花氏からの誹謗中傷や名誉毀損に対して法的措置を取っており、今回のたつみ議員の質疑を「大きな一歩」と評価しています。彼女は、政治家の発言が社会に与える影響の大きさを訴え、責任ある言動を求めています。

この問題は、政治家の発言が社会に与える影響や、言論の自由と責任のバランスについての議論を呼び起こしています。今後、政治家や公人の発言に対する社会的な監視や、法的な枠組みの整備が求められることとなるでしょう。