2025-08-12 コメント投稿する ▼
松川るい参院議員、大阪府連会長代行に就任 27年ぶり議席ゼロの立て直しへ フランス研修説明責任も焦点
松川るい参院議員、大阪府連会長代行に就任
自民党大阪府連は12日、青山繁晴会長の辞任を受け、松川るい参院議員を会長代行に選出したと発表した。新しい会長は11月以降に開かれる府連大会で選出される予定だ。
7月の参院選で自民党は大阪選挙区で27年ぶりに議席を失った。府内の比例代表得票数は約48万3千票と、令和4年の参院選(約73万9千票)から25万票以上減少。選挙区でもさらに10万票を逃し、党の存在感低下が鮮明になった。こうした結果を受け、青山氏は責任を取る形で辞任していた。
「27年ぶりの議席ゼロは重い結果だ」
「立て直しには組織改革が必要」
「松川氏がどう舵を取るのか注目」
「次の府連会長は慎重に選ぶべき」
「有権者の信頼回復が急務だ」
選挙結果の背景と課題
大阪では日本維新の会が圧倒的な強さを維持し、自民は長年厳しい戦いを強いられている。今回の比例票減少は、維新との競合だけでなく、自民党への信頼低下や組織動員力の衰えが複合的に影響したとみられる。府連としては、次回選挙に向けた戦略の練り直しと支持層の再構築が急務だ。
フランス研修の説明責任という課題
松川氏は2023年7月、自民党女性局長として率いたフランス研修をめぐり、説明責任が十分に果たされていないとの批判を受けてきた。この研修は、費用や日程、視察内容の妥当性について国民やメディアから疑問が呈され、特にSNSでは「公費の使い方が不透明」といった声が相次いだ。
今回の会長代行就任は、大阪府連再建という大きな使命とともに、この過去の疑念にどう向き合うかという課題も背負うことになる。党内外からは「組織立て直しと同時に説明責任も果たさなければ、有権者の信頼回復は難しい」との指摘が出ている。
府連は11月以降に新会長を選出する予定であり、その間、松川氏は会長代行として組織運営を担う。大阪での自民党の存在感回復は容易ではないが、説明責任と組織改革を両立できるかが、松川氏の政治生命を左右する可能性もある。