2026-02-16 コメント投稿する ▼
中道改革連合、幹事長に階猛氏
中道改革連合の小川淳也代表が2026年2月16日、幹事長兼選挙対策委員長に代表選で争った階猛氏を、国会対策委員長に重徳和彦氏を充てる方向で調整に入りました。階氏は代表選で小川氏に5票差(27票対22票)で敗れた相手であり、党内融和を図る狙いがあります。衆院選で167議席から49議席に大幅減となった中道の立て直しに向け、小川新代表は挙党体制の構築を急いでいます。
代表選で敗れた階氏を幹事長に起用
階猛氏は1966年10月7日生まれの59歳で、衆議院岩手1区選出の8期目です。岩手県盛岡市出身で、東京大学法学部を卒業後、日本長期信用銀行(現・新生銀行)に入行しました。銀行勤務を続けながら司法試験に合格し、弁護士資格を取得しました。
2007年の衆議院補欠選挙で初当選し、民主党政権下で総務大臣政務官を務めました。その後、民進党政調会長、衆議院法務委員長などを歴任しました。財政・金融分野に強みを持つ政策通として知られています。
2026年2月13日に実施された中道改革連合の代表選では、小川淳也氏と一騎打ちとなり、27票対22票で敗れました。しかし、小川氏は代表就任の記者会見で「出身母体に関わらず、それぞれのポジションで仕事をしていただく」と述べ、階氏の要職起用を示唆していました。
階氏は代表選の出馬会見で「私の強みは決して諦めないこと。党はまさに逆境の最中にあるが、日本の民主主義のため、前に進まなければならない」と訴えていました。東京大学野球部で公式戦70連敗を経験し、司法試験にも10回目でようやく合格するなど、「逆境でもあきらめない」ことを自らの信条としています。
「階さん、幹事長か。小川さん、上手くやるな」
「代表選の敵を幹事長にするって、度胸あるな」
「融和人事だけど、本当にまとまるのか」
「階さんなら財政わかるから、政策面で頼りになりそう」
「衆院選49議席じゃ、融和どころじゃないだろ」
重徳氏は政調会長、税調会長の経験
国会対策委員長に起用される重徳和彦氏は1970年12月21日生まれの55歳で、衆議院愛知12区選出(比例東海ブロック)の6期目です。愛知県豊田市出身で、東京大学法学部を卒業後、旧自治省(現・総務省)に入省しました。
総務省では消防庁災害対策官などを務め、2004年の新潟県中越地震ではハイパーレスキュー隊の連絡調整を担当しました。その後、広島県庁への出向や内閣府行政刷新会議事務局などを経験しました。
2012年の衆議院選挙で日本維新の会から初当選し、維新の党、無所属を経て、2020年に立憲民主党に入党しました。2024年9月には野田佳彦代表(当時)から党政務調査会長に起用されました。また、立憲民主党税制調査会長も務めており、政調会長と税調会長の両方を経験しています。
重徳氏は議員グループ「直諫(ちょっかん)の会」の会長を務めており、党内では中堅・若手議員の取りまとめ役として知られています。政策面では消費税減税や自動車関係諸税の廃止などを主張してきました。
公明側からの起用も検討
小川氏は、政調会長など他の役職についても人事を進めており、近く新執行部を発足させる方針です。党内融和を図るため、公明党出身者からの起用も検討しています。
中道改革連合は2026年2月8日投開票の衆院選で、公示前勢力の167議席から49議席に大幅減となり惨敗しました。立憲民主党出身者が大量落選した一方、比例代表で優遇した公明党出身者は28人全員が当選しました。
この結果、党所属の衆議院議員49人のうち、立憲出身は21人、公明出身は28人となり、公明出身者が党内最大勢力となっています。小川氏は挙党態勢を構築するため、公明側からも役員を起用する必要に迫られています。
立て直しは急務
中道改革連合は立憲民主党と公明党の衆議院議員を中心に、2026年1月19日に結成された新党です。立憲民主党と公明党が衆院選での協力体制を築くべく急接近し、比例区での統一名簿を目指して新党結成に至りました。
しかし、衆院選では自民党が316議席を獲得して圧勝する一方、中道は公示前の167議席から49議席へと大幅に議席を減らしました。野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表は引責辞任し、2月13日の代表選で小川淳也氏が新代表に選出されました。
小川氏は記者会見で「野党第1党として将来あるべき社会像を示す」と主張し、高市早苗政権に対する政権監視を重視する姿勢を強調しました。また、「出身母体に関わらず、それぞれのポジションで仕事をしていただく」と述べ、党内融和を図る考えを示しました。
しかし、立憲出身者の間には「立公合流は正しかったのか」との不満がくすぶっています。比例代表名簿で公明出身者が優遇された結果、立憲出身のベテラン議員が大量落選したためです。小沢一郎氏(83歳)は56年の政治家人生で初めて小選挙区で落選し、岡田克也氏、枝野幸男氏、安住淳氏ら党の要職を務めた議員も議席を失いました。
一方、公明側は政策の踏襲を求めており、小川氏は立憲と公明の双方に配慮しながら党運営を進める必要があります。党の存続が危ぶまれる中、小川新代表の手腕が問われています。
2月18日召集の特別国会が焦点
2月18日には特別国会が召集され、高市早苗首相の首相指名選挙が行われる予定です。中道改革連合は野党第1党として、高市政権にどう対峙するかが焦点となります。
小川氏は新執行部を週明けに発足させる方針を明らかにしており、幹事長、国対委員長、政調会長などの人事を急いでいます。党内融和と政策立案能力を両立させた布陣を敷けるかが、党再建の鍵を握ります。
階氏、重徳氏ともに政策通として知られており、小川氏との連携がうまくいけば、政策面で一定の存在感を示すことができる可能性があります。しかし、わずか49議席という小所帯で、316議席を持つ自民党にどこまで対抗できるかは未知数です。