2025-04-10 コメント投稿する ▼
【SNSに民主主義は根づくか】立憲・米山隆一氏が語る「左様なら。」に込めた議論への覚悟
SNS上の議論と民主主義
米山氏は、SNS上でも議論は成立すると考えている。「話せばわかるだろうと思う」のが民主主義の根幹であり、SNSも同様だと述べた。「すごいアンチの人達とも正論を言えば通じると思っている」との考えを示し、SNS上での対話の可能性を信じている。
一方で、SNS上の議論が難しくなっている現状にも言及。この1年でファクトチェックの廃止が進み、違法行為を投稿したアカウントへの発信者情報開示請求の対応も進んでいないと指摘。誹謗中傷のような発信も増加し、今のSNSは「好き放題、無法状態だ」とコメントした。
「左様なら。」の理由
米山氏は、SNSでの議論において、相手をブロックしたり、「左様なら。」という決め台詞で議論を打ち切ることがある。その意図について、「正論を通じさせたいと思ってるからこそ、話にならない人はブロックしなきゃいけない。そうしないとは、話が溢れちゃう」と説明。「全く議論する気がない人に付き合っていたら、自分のSNSの発信が発信にならないから、さっさと切る」と述べた。
SNSの変遷と規制の必要性
SNSが出始めた時は実名が必須であり、顔が見える状態だった。その時代を「結構上品な議論がなされていた」と振り返る。しかし現在は匿名性が高まり、誹謗中傷が増加している。米山氏は、「技術に合わせたふさわしい規制を作ることができても、技術をなくすことはできない」と述べ、時代に合わせたSNSの規制が必要だと強調した。
試行錯誤の中で
米山氏は、エイプリルフールの投稿で炎上した経験について、「あれはちょっと行き過ぎた」と反省しつつ、「失敗して、少しは成功もしつつ、試行錯誤する」と今後のSNSとの向き合い方について語った。SNSの使い方にベストな方法はなく、正解は人それぞれであるとし、「今後も微調整しながら、状況の変化に応じて、いろいろやり方を変えながら使っていきたい」と述べた。
- 米山氏はSNS上での議論を民主主義の一環と捉え、対話の可能性を信じている。
- SNS上の誹謗中傷や無法状態に懸念を示し、規制の必要性を訴えている。
- 議論が成立しない相手には「左様なら。」と切り、発信の質を保っている。
- SNSの変遷を踏まえ、時代に合わせた規制と使い方の工夫が求められている。
- 試行錯誤を重ねながら、SNSとの向き合い方を模索している。