2025-05-18 コメント投稿する ▼
愛媛・大洲市で総合水防演習、中野国交相ら視察 地域防災力強化と流域治水推進
出水期に備え、愛媛・大洲市で大規模水防演習を実施
愛媛県大洲市の肱川河川敷で5月18日、出水期を前にした総合水防演習が行われた。地域の防災力を高めることを目的に、消防団や自主防災組織を含む約500人が参加し、実践的な訓練が行われた。
この演習には中野洋昌国土交通相(公明党)をはじめ、山本博司参院議員や原田大二郎党青年局次長(参院選予定候補=比例区)も出席。現場で行われた訓練内容は、堤防の漏水や越水を防ぐ水防工法、被災者の救出・搬送、災害情報の迅速な伝達など多岐にわたった。
中野国交相「流域治水の推進に貴重な機会」
演習を視察した中野国交相は、現場で活動する関係者たちに感謝を述べ、「今回の演習は、流域治水を進めるうえで非常に有意義だった。出水期が近づく中、消防団や関係機関との連携を一層強化し、水害への備えを万全にしたい」と語った。
肱川流域は過去に西日本豪雨などの水害を経験しており、防災対策の強化が地域にとって重要な課題となっている。中野氏は、流域治水という考え方を強調し、河川整備だけでなく流域全体での防災対策を進める必要性を訴えた。
地域防災力の向上と流域治水の重要性
今回の総合水防演習は、地域住民と関係機関が一体となって防災意識を高める場となった。流域治水は、単に堤防を強化するだけでなく、山や川、都市部など流域全体での対策を組み合わせることで、被害を最小限に抑えることを目指している。
現場では消防団員が堤防を補強し、被災者役の参加者を担架で搬送する訓練が行われ、災害時に必要な迅速な対応が確認された。また、情報伝達の迅速化にも重点が置かれ、関係者は無線やスマートフォンを活用して状況を共有し、協力体制を確認した。
* 5月18日、愛媛県大洲市の肱川河川敷で総合水防演習を実施。
* 消防団や自主防災組織など、約500人が参加。
* 堤防の漏水・越水防止、被災者救出・搬送、情報伝達などを訓練。
* 中野洋昌国交相、山本博司参院議員、原田大二郎氏が視察。
* 中野国交相は「流域治水の推進に有意義」と評価。
* 肱川流域は過去に西日本豪雨などの水害被害を経験。
* 地域の防災力向上と流域治水の重要性を再確認。
総合水防演習は、災害時の迅速な対応を可能にし、地域の防災力を高める重要な取り組みだ。関係機関と地域住民が連携し、今後も出水期に備えた防災活動が求められる。