立憲・泉氏が岡田批判に反論、高市首相の存立危機事態発言は外交戦略の失策

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立憲・泉氏が岡田批判に反論、高市首相の存立危機事態発言は外交戦略の失策

質問した岡田克也元外相に対する「野党のせいだ」という批判を諫め、首相の外交戦略上の判断ミスを厳しく指摘する内容となっています。 立憲民主党の岡田克也元外相が台湾有事において「どういう場合に存立危機事態になるか」と質問したのに対し、高市首相は「中国が戦艦を使って武力の行使を伴うものであれば、存立危機事態になり得るケースだ」と具体例を示して回答しました。

立憲・泉前代表が岡田氏への批判に冷静反論、高市首相の「存立危機事態」発言は外交戦略の失策と指摘


立憲民主党の泉健太前代表は11月17日、自身のX(旧ツイッター)で、高市早苗首相の台湾有事をめぐる「存立危機事態」発言について詳細な見解を表明しました。質問した岡田克也元外相に対する「野党のせいだ」という批判を諫め、首相の外交戦略上の判断ミスを厳しく指摘する内容となっています。

高市発言の経緯と中国の激しい反発


問題となったのは11月7日の衆院予算委員会での高市首相の答弁です。立憲民主党の岡田克也元外相が台湾有事において「どういう場合に存立危機事態になるか」と質問したのに対し、高市首相は「中国が戦艦を使って武力の行使を伴うものであれば、存立危機事態になり得るケースだ」と具体例を示して回答しました。

この答弁を受けて中国側は激しく反発しました。中国外務省は金杉憲治駐中国大使を呼び出して答弁の撤回を要求し、日本への渡航を控えるよう注意喚起を開始しました。さらに薛剣駐大阪総領事がXに「汚い首を斬ってやる」などと投稿する事態に発展し、日中間の緊張が高まっています。

泉氏が岡田氏への批判を諫める


高市首相の答弁が外交問題化したことを受け、一部の支持者からは「野党のせいだ」として質問した岡田氏への批判が上がっていました。これに対し泉氏は「歴代総理が踏み込まなかった言動を、高市総理が不用意に行い、混乱を招いた。これは否めない」と冷静に分析しました。

「首相が戦略的曖昧さを保つべきだったのに、具体的に答えすぎた」
「質問されたからって何でも答えていいわけじゃない」
「外交は言葉一つで国の命運が変わるから慎重になってほしい」
「高市さんは総理の重責を理解してるのか疑問だ」
「岡田さんを責めるのは筋違いでしょう」

泉氏は「外交には常に互いに越えてはならぬよう配慮してきた一線が存在する」と指摘し、今回の発言では「やはり曖昧(戦略的曖昧さ)を貫くのが正答だった」との認識を示しました。

質問者批判は的外れと一蹴


特に注目されるのは、泉氏が岡田氏への批判を明確に否定した点です。「これは質疑者が岡田元外相であろうが誰であろうが関係なく、総理が死守する答弁ラインの話」として、「言わせた質問者側が悪いとの主張は、さすがに支持者もすべきでない」と皮肉交じりに指摘しました。

さらに「それでは野党の忖度で成り立つ政権との汚名を自ら着るようなもの」と述べ、質問者に責任を転嫁する姿勢を厳しく批判しました。泉氏は岡田氏の質問について「総裁選時の発言を問うたのだから、高市総理としてはむしろこの機会を、歴代総理と答弁ラインを揃える絶好のチャンスとすべきであった」と評価しています。

政府・与党にサポート求める


一方で泉氏は、2022年5月にバイデン前米大統領が「台湾有事に軍事介入するか」と問われて「YES」と発言し物議を醸した際、米国当局が必死に打ち消したことを引き合いに出し、「政府と党は総力を挙げて総理をサポートし、事態の収束を図る局面だ」と指摘しました。

「本人の発言なのだからと決して総理一人に任せてはならない」として、政府や自民党が全体として高市首相をサポートすべきとの認識も示しています。

外交戦略の根本的問題を指摘


泉氏の発言は、高市首相の答弁が単なる失言ではなく、外交戦略上の根本的な判断ミスであることを明確にしています。歴代政権が維持してきた戦略的曖昧さを放棄し、中国との緊張を不必要に高めた責任は首相自身にあると断言しています。

立憲民主党内でも外交・安全保障に精通する泉氏の冷静な分析は、与野党問わず外交の重要性を理解する政治家としての見識を示すものとして注目されています。

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2025-11-17 13:58:06(藤田)

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