2025-05-30 コメント投稿する ▼
能登地震で福祉施設再建に遅れ 堀川あきこ議員「地域復興は人の帰還から」
堀川議員、被災地福祉再建の必要性を訴え
能登半島地震から5カ月が経過しても、被災地域の高齢者や障害者施設の復旧は進まず、地域の復興に深刻な影響を与えている。5月30日、衆議院の特別委員会で日本共産党の堀川あきこ議員は、被災者が元の地域に戻るためには福祉施設の再建が不可欠だと強調し、政府に具体的な対応を強く求めた。
再建の遅れが被災者の帰還を阻む
堀川議員は、能登地域の高齢者施設や障害者施設が再開できない現状に強い危機感を示した。具体的には、地震で被害を受けた6市町の高齢者施設のうち、再開の見通しが立っていない施設が11か所、すでに廃止となったものが1か所ある。一方、障害者施設ではわずか2か所が再開を予定している一方で、6か所が閉鎖されたままだという。
このような状況に対し堀川氏は「施設に戻れないということは、生活そのものを取り戻せないということだ」と指摘。避難先での生活が長期化するなかで、高齢者や障害を持つ人たちが地域社会と切り離されている現状を問題視した。
現場に必要なのは建物だけじゃない
また堀川氏は、施設再開のためには建物の修復だけでは不十分であり、「医療や福祉の現場に必要な資機材の調達や、人材の確保も同時に進めなければ意味がない」と語った。地域に根ざした福祉施設の存在は、被災者の“帰れる希望”であり、それが叶わない状況が続けば、地域の持続可能性そのものが危ぶまれるとも述べた。
政府側も重要性認めるが対応に乏しさ
堀川氏の指摘に対し、坂井学防災担当相も「医療や福祉のサービスが整っていなければ、帰りたくても帰れない」と応じ、施設の再開が地域復興のカギになると認めた。しかし、具体的な支援策やスケジュールは示されず、現場では「言葉だけではなく、すぐに動いてほしい」との声が根強い。
SNSでも堀川議員に共感の声
堀川氏の主張に対して、ネット上でも多くの共感が寄せられている。
「堀川さんの話、本当にその通り。帰れる環境が整ってないのに復興は無理」
「数字で見ると深刻すぎる…高齢者や障がい者を後回しにしないで」
「福祉施設がなきゃ戻りたくても戻れない。政府はもっと本腰入れるべき」
「現場の声を代弁してくれてありがとう、堀川議員」
「“戻りたい”という気持ちに応える支援をしてほしい」
* 被災地の福祉施設再建が大幅に遅れている
* 堀川議員は「生活再建には福祉施設の復旧が欠かせない」と訴え
* 政府も重要性は認識するも、具体策には踏み込めていない
* ネットでは堀川氏の姿勢に支持の声が相次ぐ
被災地の真の復興には「人が戻れる環境づくり」が何より重要だ。堀川あきこ議員のように現場の声に寄り添う政治家の存在こそ、再建への大きな力となるだろう。