2025-05-07 コメント投稿する ▼
マンション修繕優先を求める堀川議員 タワーマンション推進批判、無秩序な開発に警鐘
マンション修繕最優先に 衆院委で堀川議員がタワマン推進を批判
2025年5月7日、衆議院国土交通委員会において、日本共産党の堀川あきこ議員は、政府が進めてきたタワーマンション建設推進政策を厳しく批判し、既存マンションの修繕を最優先とする長寿命化対策の強化を求めた。
堀川議員は、2002年の「マンション関連法」改定以降の建て替え実績について質問し、国土交通省住宅局長の楠田幹人氏は「事業継続中も含めて472件」と答弁した。堀川氏は、建て替えが進んだのはごく一部にとどまり、建て替えの困難さを認識しながらも、大手デベロッパーの要望に応えて超高層ビル建設のための容積率や利用規制を大幅に緩和してきたと指摘した。
また、堀川氏は、2000年以降の規制緩和後にタワーマンション建設が急増していることを示し、中野洋昌国土交通相が「マンション戸数全体の(タワマンの)占める割合は限定的だ」と述べたことに対し、「規制緩和後にタワマンが急増しているのは否定できない」と批判した。
さらに、堀川氏は、2019年の社会資本整備審議会分科会の指摘を引用し、「マンション規模が大きくなるほどマンション管理にかかる区分所有者の合意形成の困難さが増大する」と述べ、改定案では有効な対策が講じられていないと指摘した。「中低層のマンションの管理不全や老朽化問題すら深刻さが増しているのに、この状況が改善されないままタワマンの建設を進めるのはあまりにも無責任だ」とし、無秩序な大規模開発をやめるべきだと主張した。
* 堀川議員は、既存マンションの修繕を最優先とする長寿命化対策の強化を政府に求めた。
* 2002年の「マンション関連法」改定以降の建て替え実績は472件にとどまる。
* タワーマンション建設が急増していることに対し、政府の規制緩和政策を批判。
* 大規模マンションの管理合意形成の困難さが増大していることを指摘。
* 中低層マンションの管理不全や老朽化問題が深刻化している中でのタワマン建設推進を無責任と批判。
ネットユーザーの反応
「タワマンばかり建てて、既存のマンションの修繕は後回し。これでいいのか?」
「堀川議員の指摘はもっとも。住民の安全を第一に考えるべきだ。」
「タワマンの建設ラッシュ、誰のための政策なのか疑問。」
「中低層マンションの老朽化問題、もっと取り上げてほしい。」
「無秩序な開発は将来の負担になる。今こそ見直しが必要。」
政府は、マンションの長寿命化や管理適正化に向けた対策を講じているが、現場の声や実態に即した政策の見直しが求められている。