2025-05-22 コメント投稿する ▼
維新・前原氏「首は取れる時に取るべき」 内閣不信任案に含み、立憲に決断促す
前原氏、内閣不信任案に含み 「首は取れるときに取らねば取れない」
日本維新の会の前原誠司共同代表が、石破政権に対する内閣不信任案の提出に関し、政治的タイミングの重要性を語った。21日の会見で、野党が連携すれば政権の一角を崩すことが可能であるという認識を示し、「首を取るなら機を逃すべきでない」と自らの政治経験に基づく考えを述べた。
政権批判の追い風に江藤大臣辞任
前原氏の発言の背景には、江藤拓前農水相の辞任がある。米価格を巡る不用意な発言が批判を浴びた結果だが、前原氏は「野党が共闘すれば不適切な大臣を辞任に追い込める」と指摘し、野党の結束が国民にも成果として伝わったと強調した。この事例が政権への揺さぶりの成功例として、内閣不信任案の検討に現実味を与えている。
「政治は戦」前原氏の本能と決意
「政治は戦いだ」と語った前原氏は、安易な忖度を排し、野党が攻勢に出るべきときにはためらうべきでないとの考えを明言した。30年以上にわたる政治家人生から得た教訓として「首は取れる時に取る」が前原流の戦略だと述べ、「手を緩めた方が負け」と強調。選挙も政局も「勝ちに行く姿勢」が最も大切だと繰り返した。
決断は立憲に委ねるも、行動を促す
内閣不信任案の提出については、主導権を持つ立憲民主党の判断に委ねるとしつつ、「出すなら出す、出さないならその理由を」と暗に迫る形となった。自身は「出すべき」との立場をにじませつつも、あくまで共闘関係を尊重したかたちで言葉を選んだ。内閣への批判が高まる今、野党が足並みを揃えるかどうかが焦点となる。
SNSで賛否両論、前原氏の「戦う姿勢」に共感も
ネット上では、前原氏の発言に共感を示す声がある一方で、野党の動きに懐疑的な意見も見られる。
「確かに、政治家は覚悟を持って行動しないと、国民に伝わらない」
「江藤辞任は大きかった。今こそ野党が動くべき時では?」
「口だけじゃなく、しっかり不信任案を出してほしい」
「どうせ立憲はまた様子見でしょ。維新の方が動きが速い」
「前原さんのように、自分の言葉で語れる政治家が増えてほしい」
今後、立憲民主党がどう決断するのかに注目が集まる。石破内閣の政策運営能力に対する評価と、野党がどう対峙するのかが、夏の政局の行方を大きく左右しそうだ。