2025-02-13 コメント投稿する ▼
沖縄県議会の議論不足に批判 オド良太郎県議が与党の素通り議決を非難

オド氏は、前期の沖縄県議会で起きたさまざまな問題に対して十分な議論が行われなかったことを指摘した。 特に、PFAS流出問題や新型コロナウイルスのクラスター隠蔽、水道料金値上げに関する重要な案件が、与党の賛成多数で議決され、ほとんど質疑なしで通過したと述べている。
沖縄県議会の「議論をしない議会」に対する批判
沖縄県議会における「議論をしない議会」について、オド良太郎県議が強く批判している。オド氏は、前期の沖縄県議会で起きたさまざまな問題に対して十分な議論が行われなかったことを指摘した。特に、PFAS流出問題や新型コロナウイルスのクラスター隠蔽、水道料金値上げに関する重要な案件が、与党の賛成多数で議決され、ほとんど質疑なしで通過したと述べている。
オド氏はX(旧Twitter)において次のように投稿した:
「議論をしない議会」、ありました。前期の沖縄県議会がまさしくそれ。PFAS流出、クラスター隠蔽、様々なミスや不手際、水道料金値上げなど、我々野党が何を言おうと訴えようと、知事の為すこと全てほぼ質疑なし賛成多数の素通り議会。議論なき数の力はもう懲り懲りです。
■主な指摘事項:
PFAS流出:
2023年6月、沖縄県庁の地下駐車場から発がん性が懸念される有機フッ素化合物(PFAS)を含む泡消火剤が流出する問題が発生した。その後の調査で県内の水道水からもPFASが検出され、対策が急務となっている。しかし、この重要な問題に対して議論は不十分なまま、与党の賛成多数で次々と議決が進められた。県民の健康への影響が懸念される中での議論不足が指摘されている。
クラスター隠蔽:
新型コロナウイルスの感染拡大に関して、県は感染者数や感染経路に関する情報を適切に公表しなかったとの指摘があり、県民の不安を招いた。これも議会で十分な議論が行われることなく進められ、疑問を抱いた野党の訴えも無視された。
水道料金値上げ:
PFAS対策などの費用増加を理由に、沖縄県企業局が水道料金の値上げを検討している。この議案についても、与党による賛成多数であっさりと議決されたが、市民団体は汚染の原因者に費用負担を求めるよう県に要請している。これに関する議論も十分に行われなかった。
オド氏は、議論不足で物事が進められる現状に対し、「議論なき数の力はもう懲り懲りです」と述べ、今後の沖縄県議会において十分な議論と透明性を確保するよう強く訴えている。